ワシントン=佐藤武嗣
2015年12月30日20時20分
日韓両政府が慰安婦問題で合意したことを受け、米国務省のトナー副報道官は29日、米カリフォルニア州の韓国系団体が「合意を非難する」と反発していることを念頭に、米国内においても合意を尊重することが望ましいとの考えを示した。韓国系団体に慰安婦をめぐる行動の自制を求める発言だ。
トナー氏は同日の記者会見で、「米国内を含め、誰もが今回の合意とその完全履行を支持するよう望む。癒やしと和解を促進することが重要だ」と強調した。
28日の合意では、日韓両政府が国際社会での慰安婦問題での批判・非難を自制するとしたほか、在韓日本大使館そばの少女像についても「韓国政府が関係団体と話し合いを行い、適切に解決されるよう努力する」としている。米政府として、米国内の韓国系団体にもこうした合意内容を尊重するよう促したものだ。
米国内では、慰安婦に関する像を建てた「カリフォルニア州コリア系米国人フォーラム」が「合意を非難する」との声明を発表。慰安婦に関する碑や像は2010年にニュージャージー州で建設されて以来、少なくとも5州の8カ所で設置され、カリフォルニア州のサンフランシスコ市議会も今年9月、碑の建設を推進する決議を採択している。(ワシントン=佐藤武嗣)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
PR比べてお得!