え〜っ!?えっ!?ちょっとちょっと!ぼくはカレーが食べたいんだよ!みんなココロ部へようこそ!部員のワタベです。
人は生きてるといろんなピンチにあいます。
ココロ部ではそんな時どうすればいいかじっくり話し合います。
じっくりと話し合います。
自分の生き方について考えていくんです!何してるのねぇ!オレの大事な見せ場じゃないここは!たまにはいいじゃないの!とにかくさ今日もトレーニングがんばろうね!部長部長!ワタベ君コジマ君おっはよ〜!じゃあ早速トレーニングを始めよう。
今日もなやましいピンチを用意してるぞ。
ほいっ!おお…。
おお〜!コジマ君は高校3年生だ。
野球部のピッチャーになってもらうぞ。
えっ高校野球?いいな〜!ピッチャーか…。
その時どうするか?理由もいっしょに考えてほしい。
分かりました。
行ってきます!コジマせんしゅ!がんばって!さあテレビの前のみんなも自分がコジマ君の立場だったらどうするかいっしょに考えてみよう!コジマ君のしょぞくする野球部は県内でも有名なきょうごうチーム。
高校生活さいごとなる夏の甲子園への出場も決まりコジマ君ははり切っていた。
おう!おつかれ!いや〜今日もいい練習できたな。
コジマ人一倍気合い入ってるよな。
うん。
そりゃそうだよ。
地道にどりょくしつづけてようやくエースの座をつかんだんだもん。
甲子園で投げられるなんてほんとゆめみたいだよ!いや〜お前ほんとがんばってきたもんな!うん。
オレ甲子園に出られなかったら高校で野球やめるかくごでやってたからな。
このまま甲子園でかつやくすればプロ野球せんしゅへの道もひらけるかもしれないぞ!そうなればさいこうなんだけどな。
コジマは昔からプロになりたいって言ってたもんな。
うん。
でもまずは甲子園でしっかり投げる事だけを考えるよ。
うん。
じゃあ先に部室行ってるな。
おつかれ。
おうシンジ。
チームメートのシンジ。
コジマ君と同じピッチャーだ。
予せんのとちゅうまではシンジ君がチームのエースをつとめていたが調子をくずしたためコジマ君にエースの座をゆずる事になった。
どうした?まいったなぁ。
何が?さいきんどうも調子が悪いんだよなぁ。
かんとくやコーチにも相談してるんだけどどうしても前みたいに投げられないんだ。
そっか…。
シンジ君はボールの投げ方に問題があり調子をくずしてしまった。
心の声あれ?前よりひじが下がってるような…。
心の声うんやっぱりひじのいちだ。
オレ自分の事で頭がいっぱいでシンジのふちょうのげんいんなんか考えもしなかったよ。
今見てた?どう?うん…。
まあ分かんないよな。
もし何か気づいた事あったら言ってよ。
心の声ひじの事言った方がいいのかな。
でもシンジが調子を取りもどしたらオレが甲子園で投げられなくなっちゃうかもしれない。
あ〜どうしよう?う〜ん…。
さあ君がコジマ君の立場ならどうする?う〜ん…。
ひじの事をつたえてあげるならこっちのとびら。
だまってるならこっちのとびら。
う〜ん…。
ねぇなやんでるって事は教えてあげないつもり?いや〜本音の本音を言えば教えたくないよ。
だってぼくずっとひかえピッチャーでそれでもあきらめずにがんばってさやっとエースになれたんだもん。
その気持ちはもちろん分かる。
でもシンジ君とは下っぱのボール拾いのころからいっしょにがんばってきたなかまでしょ?それはそうだけどさ甲子園のマウンドに立てる大チャンスシンジにうばい返されたくないんだよな。
コジマ君〜!君にとってシンジ君ってどんなそんざいなのかな?う〜ん…。
よきライバルって感じかなぁ。
心がおれそうになった時は何回もあったけどいつかシンジよりうまくなりたいって気持ちでがんばってこれたんだ。
つまりコジマ君はライバルがいたからこそせいちょうできたんだよね。
そのシンジ君がこまってアドバイスをもとめてる時にだまってるっていうのはねぇ。
そうか…。
うん!やっぱりシンジには教えてあげる!うん!あいつもひっしなんだな。
…よし!おいコジマ!たいへんだ!おぉ…どうした?甲子園うちのチームのしあい見に来るって!だれが?プロ野球のスカウトの人!しかもピッチャーに注目してるんだってさ!ほんと?めちゃくちゃうれしい!スカウトだよ。
心の声スカウトの人の目にとまればプロ野球チームににゅうだんできるかのうせいが出てくるぞ。
これはいよいよゆめがげんじつになるかも…!オレ甲子園でぜったいいいところ見せてやる!おぅ!心の声やっぱりシンジにエースの座をゆずるわけにはいかない。
でも本当にそれでいいのかなぁ…。
心の声ひじの事シンジに言わなくてもいいのかなぁ…。
さあ君ならどうする?う〜ん…。
ちょっとちょっとコジマ君!注目せんしゅじゃない。
やっぱりスカウトの人に自分のピッチングを見てもらいたい。
だからシンジにアドバイスはしない。
せっかくめぐってきた大チャンス。
のがしたくはないよね。
でしょ?勝負の世界に生きるスポーツマンだからこそそう考える事もあると思うよ。
ただ人としてはどうなんだろうね。
もし何か気づいた事あったら言ってよ。
コジマ君!もしこのままシンジ君にだまっていてそのけっかプロ野球せんしゅになるというゆめがかなったとしよう。
その時コジマ君はどんな気持ちになるだろう?そりゃもう「やった〜!」って感じですよ。
でもさあとからこうかいしない?こうかい?「あの時シンジにアドバイスすればよかった」って。
こうかい…するかも。
いやしそうだな〜ぼく。
でも待って。
ぼくがシンジにアドバイスする事によってシンジが調子を取りもどしてエースの座をうばい返されちゃったとしたら?あ…。
でぼくは甲子園でひかえせんしゅで出番なしなんて事になったらそれはそれでこうかいしそうだな〜。
そりゃそうだ。
自分のゆめをゆうせんさせちゃダメなのかなぁ?いやいやぼくもゆめは大事だと思ってるよ。
だからこうして考えてるんじゃない。
う〜ん…。
ゆめやもくひょうをじつげんさせるために大切な事って何だろう?君はどう考える?
(木づちの音)それでは開廷します。
2015/12/28(月) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
ココロ部!「白球のライバル」[解][字]
子どもたちに考える力とコミュニケーション力、そして“道徳力”を楽しく身につけてもらう新感覚の教育番組「ココロ部!」。出演:アンジャッシュ渡部建・児嶋一哉ほか
詳細情報
番組内容
子どもたちに考える力とコミュニケーション力、そして“道徳力”を楽しく身につけてもらう教育番組。お笑いコンビ・アンジャッシュが、架空の部活動「ココロ部」の部員にふんし、ピンチに遭遇!どうすればいいか、理由も含めて考える。第8話は「白球のライバル」。コジマは甲子園出場を控えた野球部のエース。自分がレギュラーから下ろされる可能性があっても、ライバルにアドバイスするかどうかで葛藤する。出演:アンジャッシュ
出演者
【出演】アンジャッシュ,五十嵐健人,佐藤王宝,【声】玄田哲章
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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