NHKスペシャル 生命大躍進 第2集「こうして“母の愛”が生まれた」 2015.12.28


赤ちゃんって不思議。
こうしてだっこしてると守ってあげなきゃって感じます。
この気持ちどこから湧いてくるんだろう?背中から帆を生やした大きなトカゲのような生き物。
3億年も昔の私たちの遠い親戚です。
こんな姿をした生き物が意外にも人間の親子愛の出発点だった。
今最新研究からそんな驚きの事実が浮かび上がってきています。
それを教えてくれたのは私たちがはるか祖先から受け継いできたこの二重らせんの物質。
今最新テクノロジーによりさまざまな生物のDNAが猛烈なスピードで読み解かれています。
その結果私たち人間の愛情深い子育てが意外なきっかけで始まった事が分かってきました。
もともとは卵を産んだらそれきりだった私たちの祖先。
それがある時DNAが劇的に変化し献身的に子育てをするよう運命づけられたのです。
長い進化の歴史の中で人が人になるための決定的な鍵となった出来事を3回のシリーズで描きます。
第2回は「我が子を思う母の愛の秘密」に迫ります。
(息む声)おなかを痛めて子どもを産み身を削って母乳を与える人間の母親たち。
なぜ私たちはこれほど愛情深い子育てをするよう進化したのでしょうか?2億5,000万年前。
私たちの祖先を襲った想像を絶する天変地異。
そして突如広まったウイルスによる絶滅の危機。
その時祖先の体内で子育てを激変させる大躍進が起きたのです。
DNAに記されていた驚きのドラマとは!?さあ私たち人間の深い母の愛に至るいのちの物語を始めましょう。
へえ〜キョウコ無事赤ちゃん生まれたんだって。
彼女もついにお母さんか〜。
夜中おっぱいあげたりしてきっと今頃大変だね。
ねえお姉ちゃん。
大変なんてもんじゃないはずよ。
地球上で人間の母親ほど献身的に子育てをするように進化した生き物はいないのよ。
でも鳥だって卵温めたりヒナに餌あげたり結構頑張ってるよ。
そんなの自分の身を削って子育てしてる人間の母親とは次元が違うわ。
身を削る?知ってる?母乳ってもとはお母さんの血液なのよ。
まさに自分の体の一部を削って赤ちゃんにあげてるようなもんだわ。
そうだったの?10か月もかけて自分のおなか痛めてやっと生まれたと思ったら一人前に育つまで何年かかる事やら…。
鳥にそこまでの覚悟があるかしら?そう言われちゃうとね〜。
でも確かに人間の子育てって本当に献身的ね。
何でそんなふうになったんだろ?このいのちの樹を見て。
40億年前にはたった一個の細胞だった生命が親から子へ子から孫へと命をつなぎながらさまざまな生物に進化していった。
何?この生き物。
4億年くらい前の私たちの祖先よ。
このころはまだ卵を産んでた。
孵化した子どもはきっと自力で餌を探してたはずよ。
子育ていらずのお気楽な時代ね。
なのにこのころ突然母性愛に目覚める祖先が現れて献身的な子育てを始めたのよ。
何でいきなりそんな事を…。
一体どんな祖先だったの?この一帯から私たちほ乳類の祖先の化石が大量に発見されています。
辺りに広がるのはまだ恐竜が現れるよりも前2億5,000万年も昔の地層です。
岩の表面に転々とつけられたくぼみ。
実は太古の祖先たちが残した足跡です。
こんなふうにはい回っていたというその生き物とは?これが私たちほ乳類の祖先です。
当時はまだ大きなトカゲのような姿をしていました。
こんなこわもての祖先たちになぜか突然母の愛が芽生えた事を示す貴重な化石が見つかりました。
化石から子育ての進化を研究する…一人娘を育てるお母さんでもあります。
本当にいとおしいです。
ジェニファーさんたちが発掘したのは2億4,500万年前の化石。
そこに私たちの祖先の最も古い親子愛が現れているといいます。
よく見て下さい。
大小2つの頭蓋骨が向かい合っています。
左の大きい方が親。
右側はその子どもだといいます。
一つの巣穴の中でぴったり寄り添うような姿のまま化石となっていました。
もちろん私たち人間の母親ほど強い愛情ではなかったかもしれませんがこのころ既に親子愛のようなものが芽生えていたに違いありません。
母が子を愛する思いが伝わってくるような2億年以上昔の親子の姿。
この時母親は一体どんな子育てをしていたのでしょうか。
実は化石では分からないキノドンの子育てを現代に伝える生きた化石がいます。
オーストラリア・タスマニア島の森の中。
その生き物とは!?いました!トゲトゲの毛で身を守る不思議な動物…今この地球上に生きている動物の中でもキノドンに極めて近いと考えられる原始的なほ乳類です。
その驚くべき子育てを捉えた貴重な映像です。
メスのおなかの部分に白くて丸いものが…。
卵です。
なんとハリモグラ…注目してほしいのはここから!卵からかえった体長僅か1.5センチほどの赤ちゃん。
何やらお母さんのおなかに一生懸命顔を押しつけています。
よく見ると…皮膚から汗のように白い液体がしみ出しています。
実はこれ…乳首はなく皮膚の表面から湧き出しています。
卵がかえったその日からおよそ200日間。
母親は子どもと密着して母乳を与え続けます。
あの親子化石のキノドンも似たような子育てを行っていたと考えられるのです。
(鳴き声)こうした母乳による子育ての始まりこそ母親の愛を芽生えさせる大事件だったと考える科学者がいます。
30年以上にわたって母乳の進化を研究するオラフ・オフテダルさんです。
なぜ今のように母親が手間や愛情を注いで子を育てるようになったのでしょうか。
私は進化の過程で母乳が生み出された事こそがきっかけだったと考えています。
母乳による母と子の密着が愛情につながったというのです。
では母乳はどうやって生まれたのか?その手がかりも生きた化石のハリモグラが教えてくれるとオフテダルさんは言います。
汗のように噴き出すハリモグラの不思議な液体。
なぜかまだ卵がかえる前から湧き出して卵をぬらしています。
どうやら赤ちゃんの栄養とは別に何か役割があるようです。
ハリモグラの母乳を分析すると興味深い2つの物質が見つかりました。
1つ目は…母乳ならではの甘い栄養分を作るタンパク質。
いわば母乳の素です。
そして2つ目がリゾチーム。
殺菌力を持つタンパク質です。
ハリモグラはこれを含む液体で卵をぬらし雑菌の繁殖を防いでいると考えられます。
驚くのは全く働きの異なる2つのタンパク質の形です。
詳しく調べると…こんな複雑な形をしています。
重ねてみると…。
このとおりほとんど同じです。
これほどの一致は何を意味するのか。
オフテダルさんはある大胆な説を打ち出しました。
汗が母乳になるという進化の大ジャンプ。
さあはるかな時間を遡りオフテダルさんが考える母乳誕生の瞬間へタイムトラベルしてみましょう!恐竜が登場するよりはるか昔です。
トカゲのようなこの生き物。
私たちほ乳類の遠い親戚です。
大きな背中の帆で太陽の熱を吸収したと考えられています。
体温を高め活発に動き回るためです。
そして…。
この時代私たちほ乳類の祖先こそ生物界の王者でした。
ところが!王者といえども子育ては容易ではありません。
当時の祖先たちは薄く軟らかい膜に覆われた卵を産んでいたといいます。
卵に雑菌が入り込むと中の赤ちゃんが死んでしまいます。
そこで母親たちは殺菌物質リゾチームを含む汗のような液体で卵をぬらし雑菌の繁殖を防いでいました。
私たちの祖先の子を守ろうとする営みの第一歩です。
そんな祖先たちの体内で思いがけない変化が起こり始めます。
細胞の奥深く…。
見えてきたのはDNA。
その中に殺菌物質リゾチームを作る遺伝子があります。
DNAでは長い長い時間の中で時折変化が起こっています。
ある時偶然その変化がリゾチームを作る遺伝子の一部に起こりました。
その結果遺伝子から作られるタンパク質の形も僅かに変わりました。
こうして生まれたのがあのαラクトアルブミン。
そう母乳の素となるタンパク質です。
偶然起きたこの出来事で卵の殺菌が目的だった母親の汗に甘い栄養分が含まれるようになりました。
これを卵からかえった赤ちゃんがなめた時子育てに革命が起きました。
子どもはこの甘い汗を頼りに育つようになります。
母乳の誕生という大躍進が起きたのです。
それを受け継いだ私たちほ乳類。
母乳さえあれば子どもたちは飢える事なくすくすく成長できるようになりました。
母乳によって母と子はより分かちがたく結び付きそれが母の愛情へとつながっていったのです。
(鳴き声)お母さんが赤ちゃんに一生懸命あげてる母乳がもとは卵を守る汗だったなんて…。
でもさ遺伝子が偶然少し変わったら汗が母乳になっちゃった〜なんてちょっと都合よすぎじゃない?遺伝子って長い時間の間にちょこちょこ変わるものなのよ。
でもそんな遺伝子のほとんどは役に立たない。
ガラクタ遺伝子って事か。
けどごくまれに母乳みたいにすごく便利なものが「偶然」生まれる。
DNAって行き当たりばったり。
やっぱりチャランポランなのね。
柔軟と言いなさいってば!でも偶然生まれた遺伝子を受け入れる柔軟さがあったからこそこのあとの生き物全てに受け継がれ私たちもお母さんの母乳で育つ事ができたのよ。
こうして子どもを思う母の愛情が生まれたのね。
遺伝子って偉大だわ…。
めでたしめでたしだわ。
違う!何よ。
進化の話になるとすぐこうなっちゃうんだから。
母乳で育て始めたっていってもこのころの祖先は卵を産んでたのよ。
まだ人間の子育てで忘れちゃいけない重要な事があるでしょ?そっか!これがまだだ!そう。
我が子を身ごもるという第二の大躍進よ。
ここを見て。
このころ母乳で子育てをしていた私たちの祖先にとてつもない試練が訪れるのよ。
うわっ…。
ちょっと何が始まるの?およそ2億5,000万年前の地球。
母乳による子育てへと踏み出した祖先たち。
大繁栄しさまざまな姿形のものへと種類を増やしていました。
中でも最も子孫を増やしていたのが…家族が巣穴に寄り集まって暮らしていました。
しかしそんな平和な日々は突如として終わりを迎えます。
地球内部から膨大な量の溶岩が噴き出したのです。
その高さは時に2,000メートルに及んだといいます。
噴火活動は100万年も続き地球上の生物種の実に96パーセントが絶滅したと考えられています。
私たちほ乳類の祖先はどうなったのでしょうか?辺りには巨大噴火からおよそ1億年後の地層が広がっています。
2011年。
大絶滅を生き延びた私たちの祖先の貴重な化石が発見されました。
中国地質科学院の季強さんが発見したその化石とは…。
こちら。
ジュラマイアと名付けられました。
体長は僅か10センチ。
巨大噴火のあと私たちの祖先はこれほど小さな姿になっていました。
しかし化石を詳しく調べた季強さんはこの小さな体にその後の子育てを激変させる大躍進が起きていた事を突き止めました。
卵を産むのではなくおなかの中で赤ちゃんを育てる体のつくりになっていたのです。
化石の特徴を詳しく分析した結果赤ちゃんをおなかで育てるための臓器胎盤を持つ動物である事が分かりました。
私たち人間をはじめ胎盤を持つほ乳類は皆このジュラマイアの子孫なのです。
それは赤ちゃんのへその緒の先にある特別な臓器です。
これによって赤ちゃんは母親の子宮に密着。
栄養や酸素を母親から受け取っています。
もともと私たちの祖先は受精卵を殻で覆い外へ産み落としていました。
それが卵です。
ところがある時不思議な変化が起き始めます。
受精卵の中にある赤ちゃんの尿をためる袋が発達し母親の体の一部に密着したのです。
これが胎盤となり子どもは母親の体内にとどまって育つようになります。
卵で産み落としていた我が子をおなかに身ごもるという新しい子育ての始まりでした。
この大躍進は体の小さな私たちの祖先が生き延びる上で重要な意味を持っていたといいます。
さあはるかな時間を遡りジュラマイアが生きた時代へとタイムトラベルしてみましょう。
そこにいたのは…。
そう巨大な恐竜たちです。
(鳴き声)
(鳴き声)
(鳴き声)大噴火による大量絶滅のあと地球は恐竜たちが支配する世界へと変貌を遂げていました。
(鳴き声)恐竜時代の初めにはまだ卵を産んでいた私たちの祖先。
敵に襲われると…。
親は逃げられても大切な卵は置き去りにしなければならない事もあったでしょう。
そこへ現れたのがジュラマイア。
胎盤を持つ私たちの祖先です。
昆虫などを餌に森で暮らしていました。
あっ!翼を持つ恐竜アンキオルニスです。
逃げてジュラマイア!こんな時大活躍したのが胎盤です。
おなかの中の赤ちゃんはいつもお母さんと一緒。
恐竜が襲ってきても…。
卵のように置き去りにする事はありません。
胎盤の登場によって子どもが無事に育つ確率は卵の時代と比べて飛躍的に高まったといいます。
ジュラマイアが生きていた1億6,000万年前の世界は巨大な恐竜たちの王国でした。
それに比べてはるかにかよわい存在だったジュラマイアは激しい生存競争にさらされた事でしょう。
そんな環境だったからこそ子どもが無事生き延びるために胎盤が大いに役立ったのです。
えっ!ちょっと待ってよ!何かめでたしめでたしみたいな事言ってるけどこんな祖先が急に卵産むのやめておなかで赤ちゃん育て始めたなんて随分また都合のいい話よね。
気が早いわねえ。
ここからがいいところなんだから。
なぜ私たちの祖先は突如胎盤を手に入れる事ができたのか。
実は最近ある遺伝子が重要な役割を果たしていた事が分かってきました。
発見したのは石野史敏さん知子さん夫妻の研究チームです。
胎盤っていう新しい臓器を作るにあたっては何か新しい力という事で新しい遺伝子の獲得っていうものが絶対不可欠だったんじゃないかなというのはあります。
石野さんたちは胎盤を作り出すのに欠かせないある遺伝子を突き止めました。
その名はPEG10遺伝子。
マウスの実験でその驚くべき働きを見てみます。
これは普通のマウスの胎児。
左側に見えるのが胎盤です。
一方PEG10遺伝子を働かなくしたマウスの胎児は…。
胎盤が非常に小さく胎児の成長は途中で止まってしまいました。
PEG10はこの遺伝子がなくなると胎盤の一番大事な部分の細胞が増えてこないんですね。
だから外側の形だけなんですけど中が全然出来てこない。
ですから胎盤を作るために本当に必須になった遺伝子だったっていう事になります。
詳しい分析によってPEG10遺伝子は1億6,000万年以上前に突如現れその後のほ乳類に受け継がれた事が分かりました。
この遺伝子はどうやって生まれたのでしょうか。
解析を行った石野さんたちは奇妙な事実を見つけました。
PEG10遺伝子はある意外なものが持つ遺伝子とよく似ていたのです。
それはさまざまな病気を引き起こすレトロウイルスです。
このウイルスを特徴づける2種類の遺伝子がPEG10遺伝子の中にも存在していました。
石野さんたちはこの事から驚くべき結論を導き出しました。
レトロウイルスが祖先のDNAに入り込み胎盤を生み出すPEG10遺伝子になったというのです。
レトロウイルスの感染から遺伝子を獲得する。
長い進化の歴史で考えると万が一という事が結構起こっている。
それがきっかけになって生物が大きく変わる。
そういった事が起きてるんじゃないかというふうに思います。
実は胎盤にはウイルスからもらったとも考えられる不思議な能力が備わっています。
それは…。
母親の免疫を抑えるという能力です。
親子であっても時に血液型すら違う別人です。
そんな赤ちゃんが体内にいれば母親の免疫によって異物と見なされ攻撃されるはずです。
それを胎盤が母親の免疫を抑える事で防いでいるのです。
レトロウイルスも相手に感染するために免疫からの攻撃を抑える能力を持っています。
この力がレトロウイルスをDNAに取り込んだ祖先にも伝わり我が子を身ごもるという大躍進を可能にしたと石野さんたちは考えています。
さあはるかな時間を遡り石野さんたちが描く胎盤誕生の瞬間へタイムトラベルしてみましょう。
今から1億6,000万年以上前。
地球を支配していたのは巨大な恐竜たちでした。
その足元で暮らしていた小さなほ乳類。
まだ胎盤はなく卵を産んでいた私たちの祖先です。
(恐竜の足音)ある日の事かよわい祖先たちに過酷な試練が襲いかかります。
恐ろしいレトロウイルスに感染してしまったのです。
仲間たちの間で感染は急速に拡大。
発病した祖先たちは次々と命を落とし絶滅の危機に追いやられます。
ところがこの時奇跡が起こります。
辛うじて生き残った祖先。
その体内である事件が起きようとしていたのです。
体の中を巡るレトロウイルス。
その行き着いた先は…。
子孫を残すための細胞…ウイルスは細胞の中に自らの遺伝子を送り込みます。
目指すは細胞の中心部。
中には祖先のDNAが詰まっています。
それをはさみのようなもので切断。
ウイルス遺伝子が組み込まれました。
これこそが後に胎盤を生み出す遺伝子PEG10です。
この事件以後子孫にはウイルスが持ち込んだ遺伝子が代々受け継がれる事になりました。
そしてある時PEG10遺伝子が活動を開始。
急速に胎盤を発達させていきます。
そして母親の免疫を抑え込み異物である我が子をおなかの中にとどめられるようになりました。
子どもを生み母乳で育てるという私たちにつながる子育てが始まったのです。
この子育て術を活用して私たちの祖先は過酷な恐竜時代を生き抜きました。
そしてここから1億6,000万年をかけて母と子の結び付きはますます強まっていく事になります。
その後の進化で胎盤の能力は強化され子を身ごもる期間は長くなっていきました。
赤ちゃんは安全な母親の体内でより大きく成長してから生まれてくるようになります。
その一方で母親たちは我が子に栄養を奪われながら長い期間身重の体で生きる苦労を背負わされます。
胎盤を手に入れてからのほ乳類の進化はまさに子育てに我が身をささげる母親たちに支えられたものでした。
その苦闘の果てに生まれた私たち人間。
母親は10か月もの間我が子を身ごもり出産できるギリギリの大きさまで守り育てます。
これほど長くなった妊娠期間が母親に与えたもの。
それは決して苦労だけではありません。
大きくなっていくおなかを見守る日々は生まれてくる我が子への愛を育む掛けがえのない時間となっています。
そして…。
(産声)出産の時胎盤からのサインを受けて母親の心に大きな変化が起こる事が分かっています。
脳内で特別なホルモンが放出され我が子への愛情が一段と強まっていくのです。
もうすごいいとおしいです。
ずっとこうやっていたいです。
一緒に…。
DNAに起きた思わぬ事件がもとで始まった子を守る母親たちの格闘。
それが今親と子を結ぶ深い愛情という大切な宝物を私たち人間にもたらしているのです。
ふ〜ん…母が子を守り抜いてきた何億年ものドラマか…。
母の愛って強いはずだわ。
私たちのお母さんもそうだったね。
はあっ!やっぱりDNAってすごい!しなやかで柔軟だわ!え…?感動するのそこ〜?外から侵入してきたウイルスの遺伝子でさえ取り込んで進化の原動力に変えてしまう!そうだわ。
私のこの作品に足りなかったのは外の世界からも大躍進の種を吸収するDNAの奥深さだったのよ!わあ…きれい。
それはそうとお姉ちゃん。
誰かに見られてる気がするんだけど。
うん?えっ!?え〜?あなた誰?2015/12/28(月) 01:30〜02:20
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル 生命大躍進 第2集「こうして“母の愛”が生まれた」[字][再]

なぜ人間は、かくも強い親子愛で結ばれるようになったのか? 実は太古に起きたDNAの大事件で、母の愛が芽生えたことが明らかに。新垣結衣と恐竜世界へタイムトラベル!

詳細情報
番組内容
人が人となるための決定的な鍵を3回シリーズで描く『生命大躍進』。第2集は、なぜ人間の親と子はこれほど強い愛情で結ばれるようになったのか、その謎に迫る。最新研究から「母子愛」の意外な起源が明らかになってきた。太古、私たちの祖先は、壮絶な天変地異やウイルス感染による絶滅の危機に直面する中で、「母の愛」誕生につながる“思いがけないDNAの大事件”に遭遇する。新垣結衣さんと一緒に恐竜世界へタイムトラベル!
出演者
【出演】新垣結衣,【語り】伊藤雄彦,久保田祐佳,【声】七緒はるひ,宗矢樹頼

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ニュース/報道 – 報道特番

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