(ゆい)私は本気です。
小百合のことがカワイイし。
大事だし。
失いたくないって思ってます。
(小百合)ゆいが…出ていっちゃった。
(小百合)ゆいはいつも私のこと見つけてくれるのに私はゆいを見つけられなかった。
(圭吾)小百合にクリスマスプレゼント何あげたら喜ぶかな?ティファニーのダブルハート。
(圭吾)ゆいちゃんは何が欲しい?おじさんサンタからのプレゼント。
(葵)ねえねえクリスマスってどうしてんの?
(直)そんなもん祝う余裕なんかないよ。
(未来)小百合はどうすんの?クリスマス。
(小百合)う〜ん…。
私はパパと2人かな。
えっ?お母さんは?うん。
お母さんも出てっちゃった。
(未来)お姉ちゃんとは連絡取り合ってるの?ううん。
まあでも元に戻っただけだから。
(直)そういう顔すんなおまんじゅう。
あんこ出てんぞ。
フフッヤベえ。
痛っ。
(未来)あ〜あ。
私もクリスマスまでに隣の家にカッコイイ人引っ越してきてくれないかな。
ハァー。
(まどか)こんなところで会うとは思わなかったな。
お花ありがとうございます。
(まどか)ううん。
ママあのお花好きだったから喜んでると思います。
(まどか)受験で大変なときに私たちが来て引っかき回してごめんなさい。
まどかさんが謝ることじゃないと思います。
ゆいが謝ることでもなくて。
私は2人が来てくれて楽しかったです。
ありがとう。
あの…何で出てったんですか?えっ?ゆいはパパとまどかさんに一緒にいてほしくって出てったんだと思うんです。
なのにまどかさんまで出てったら。
小百合ちゃんはゆいのことよく分かってるんだね。
ゆいはね余計なことはあんまり言わない子でだからあの子が何が好きとか嫌いとか実は全然知らなかったりして。
でも私が小百合ちゃんとのこと聞いたときゆいは本気だったの。
(まどか)あんなふうにあの子が自分の気持ち出すの初めてでね私正直言うと少しうれしくて。
(まどか)いけないことかもしれないけどゆいがそれでいいならまっいっかって心のどこかで思ってたんだと思う。
それで止めきれなくて。
これ。
実は今日小百合ちゃんのお母さんに謝りに来たの。
それでこんなことするの矛盾してるって自分でも分かってるんだけどきっと小百合ちゃんのお母さんでもこうするんじゃないのかなって。
・
(佐伯)おっ!
(佐伯)ゆいのニューシスター。
(佐伯)今日ゆい休みだけど。
あっ別に大した用じゃないんで全然大丈夫です。
じゃあ。
(佐伯)あっよかったらコーヒーくらい飲んでってよ。
(佐伯)砂糖いる?はい。
あっいや…やっぱブラックで。
(佐伯)はい。
いただきます。
(佐伯)どうぞ。
ゆいたちとの生活うまくいかなかった?えっ?いや最近ゆい一人暮らし始めたって聞いたからさ。
前に君のこと聞いたときカワイイって言ってたから仲良くやってるもんだと思ってたけどね珍しく。
ゆいに何かメッセージあれば伝えるけど。
あっいえいいんです。
クリスマスの予定は?いや私は。
佐伯さんはゆいと一緒ですか?俺はことしもまた振られたんだ。
あいつ付き合ってたころもクリスマスは一緒に過ごしてくれなくてさ。
えっ?何だか分かんないんだけどクリスマスは1人で過ごすって昔から決めてんだって。
小百合ちゃんとゆいのこと…。
今の2人の気持ちはもしかしたら今だけの衝動かもしれない。
でもその衝動大事にした方がいいと思って。
(まどか)一瞬の気の迷いかもしれない。
でも迷い含めて私は包んであげたいかなって。
甘くってごめんなさい。
小百合にはさ誰かを傷つけたりすることだけは駄目だって教えてきたんだ。
それ以外のことは応援するって言ってきた。
今あの2人は自分たちは傷ついたりもしてるけど誰かを傷つけたり誰かに迷惑を掛けてるわけじゃない。
だとしたら…。
応援してあげるの?うん。
(圭吾)あともう一つ。
戻ってきてもらえませんか?うん。
過去問8割取れるようになってきた。
おっやるじゃん。
うん。
結局文学部にすんの?う〜ん一応願書は出すことにしたけど何だかんだやりたいこととか全然見つかってない。
でも直とかゆいみたいに夢もないし私は何も持ってないから…。
今できることを頑張るしかないって思うようにした。
おう。
よし。
あとは英語やっつけよう。
フッ。
何だよ?何もしねえよ。
お前さ…ゆいさんのこと。
このままでいいのかよ?私ゆいのことすっごく傷つけたんだ。
ゆいのお父さんクリスマスに出てったんだって。
うん。
だからクリスマスは苦手だって。
うん。
ことしは一緒にいるって約束したんだ。
うん。
でも私さ…。
ゆいが握った手を離したんだ。
ゆいは私のこと胸を張って好きって言ってくれたのに私は胸を張れなかったんだそのとき。
ダサいよね?ダサい。
うん。
小百合はどうしたいんだよ?えっ?このままめそめそしてんのもダサい。
やめてってば。
俺は…。
お前が粒あんでもこしあんでもずっと好きだ。
何?それ。
ゆいさんとこ行けよ。
で振られたらまたいっぱい泣いてぐーぐーいびきかいて寝ればいいじゃん。
そのときは隣にいてやるよ。
・
(ドアの開く音)ただいま。
えっ!?どうしたの?こんな時間に。
お店は?メリークリスマス。
えっ!?ありがとう。
受験も頑張れよ。
うん。
開けていい?ああ。
えっ!えっ!何でパパこれ知ってんの?ゆいちゃんから聞いた。
ゆい?実はさ俺この間ゆいちゃんと会ったんだ。
あっ。
でも私ゆいにこれが欲しいって言ったことないけど。
そうなの?この間来てくれたときにそう聞いたんだけどな。
お店の休憩時間に来てくれてさ。
「この間はごめんなさい」ってわざわざ。
いい子だな真っすぐで。
そうだね。
真っすぐだね。
で俺さゆいちゃんにも聞いてみたんだ。
クリスマスプレゼント何が欲しいって。
そしたら?小百合に…。
「メリークリスマスって伝えてほしい」って。
(圭吾)出掛けるのか?うん。
ゆいちゃん連れて帰っておいで。
ありがとう。
ゆい!痛いよ小百合。
いいの。
いっぱい傷つけた。
ごめんなさい。
ううん。
会いたかった。
うん。
もう一回チューしたかった。
うん。
手つないでもいい?うん。
あっネックレスねもう見つかってたんだよ。
だからおんなじのが2つ。
そうだったんだ。
フフフ。
じゃあお揃いで着けようかな。
うん。
2015/12/26(土) 23:40〜00:05
関西テレビ1
[終]トランジットガールズ #08[字]
ゆいもまどかも出て行った家で小百合と圭吾は2人きりの日々に戻る。ある日、小百合は偶然まどかと会い、ゆいの連絡先を渡されるが…。姉妹の恋の結末は?
詳細情報
番組内容
娘・ゆい(佐久間由衣)が姿を消した翌日。葉山家のリビングに飾られているクリスマスツリーをじっと眺めていた母・まどか(霧島れいか)は、「今までありがとう」と書いたメモ用紙をテーブルの上に置き、部屋を出て行く。しばらくして、帰宅した小百合(伊藤沙莉)が、そのメモの存在に気付いて・・・。
2日後。小百合が死んだ母親の墓参りに出かけると、先に墓の前で手を合わせている人影が。
クリスマスイブの夜。
番組内容2
小百合が、エプロンを付けて料理をしようと台所に向かうと、父・圭吾(Mummy−D)が帰ってくる。そして、圭吾は「メリークリスマス」と言い、クリスマスプレゼントを渡す。そこには小百合が欲しかったプレゼントが入っていて・・・。
出演者
葉山小百合(18): 伊藤沙莉
志田ゆい(21): 佐久間由衣
深澤直(18): 健太郎
門脇未來(17): 吉田里琴
倉田葵(18): 渡辺恵伶奈
・
佐伯柳太朗: 尚玄
志田まどか: 霧島れいか
葉山圭吾: Mummy−D(マミー・ディー)
スタッフ
【編成企画】
太田大(フジテレビ)
【プロデューサー】
松本彩夏(イースト・エンタテインメント)
関友彦(コギトワークス)
【脚本】
加藤綾子
【演出】
前田真人(イースト・エンタテインメント)
【音楽】
降谷建志(Victor Entertainment/MOB SQUAD)
【制作】
フジテレビ
【制作・著作】
イースト・エンタテインメント
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz
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