世界には日本人の常識を覆す驚きの村が存在する。
一見不便なところになぜこんな村が出来たのか?彼らはその謎に迫るべく世界へ。
モンゴル極寒の地で発見!4000年の歴史を誇る…。
アフリカ最大の水上村ベナンには…。
ブラジルの山あいに出現!女だけの共同生活。
パプアニューギニアの山岳地帯には謎の世界のビックリ村。
まずは女が旦那になると家族がどんどん増える水上村がある…。
大西洋に面するそのベナン最大の都市コトヌーに降り立ったのは…。
タレントのまずは村についての情報を集めるためダントッパ市場へ。
食料品から日用品まで何でも揃っているベナン最大の市場だ。
なんだこれ。
カタツムリが売ってます。
うわ生きてる!山積みされているのは食用のすごい!うわ〜うわ…。
うわ〜!ビックリした…自分の髪だ。
早速目指す水上村について聞いてみる。
わかんない?あ…知らないんだ。
こっちの人も。
更に市場を歩いていると気になるものが。
待って…。
妖怪みたいな…妖怪洋服おばけ!どうなってんの?ビックリしたよ…。
人が大勢集まる市場で物を売りたい。
でも店舗を出すのはお金がかかる。
そのためこうして女が洋服を吊るして市場内の路上に立ち売っているのだ。
しかし我々が目指す女が旦那になる湖に住んでるトフィヌ族さん。
女と男で意見が真っ二つ。
それにしても…。
その水上村があるというノクエ湖へ向け車を走らせること30分。
これ…もうあれじゃないですかここ。
へえ〜これノクエ湖なんだ。
ボート!そうなんだ。
陸と陸でつながってるわけじゃないんですね。
ノクエ湖の大きさは琵琶湖の面積のおよそ5分の1。
あ〜これですね。
ちゃんと屋根ついてる。
ボートでなければたどり着けない水上村。
穏やかな湖面を走っていると…。
ちょっと待ってください。
あれ見てくださいあれ!ちゃんとしっかりあれはでも観光用じゃないですよね?じゃああれが地元の人の象徴なんですね。
帆を立ててるのが。
徐々に地元の人々が操る帆船が増えてきた。
目の前に広がるのが…。
うわ〜!きた!ここじゃないですか!ちょっと待って…。
湖の上に浮かぶ家々。
ここが我々の目指すこれCGとかじゃないですよ映画とか。
ほんとに家が建ってる…。
4万人!4万人が湖の上に住んでるんですか?ここノクエ湖にあるアフリカでいちばん大きいといわれる水上村。
そのほとんどが村人は木製の舟で移動する。
子供といえどもみんな器用に舟を操る。
彼らにとってのスーパーマーケットはこの物をたくさん積んだ舟。
店に行くのではなく舟が家を訪れ必要な物を買う。
いわば移動販売だ。
こうした水上村は数あれど…。
あれ?ウソでしょう?なんで庭作ったの?家は湖に直接建てた高床式。
そんな水上村にもかかわらず庭付きの家が点在する。
いったい湖の上にどうやってこの庭を造ったのか?その疑問を解くべく実際にすご〜い!ああ上陸!あっ島!どうもよろしくお願いします。
すご〜い!全然大丈夫!ビクともしない頑丈な庭。
動いたりしないですね。
この庭付きの家にはゴドヌーさんとその家族が暮らしている。
こういう庭というか陸があるのを初めて知ったんですよ。
やっぱ庭を造るのって大変なんですか?15年!これ大変!15年の歳月を費やすその造り方とは?これを家まで運ぶのはもちろん舟。
大量に土がのせられた舟はかなりの重量。
これを何度となく運び少しずつ湖にその土を盛っていく。
水上村ではすべてが手作業だ。
土が流されないよう強化するための知恵。
ただしこの作業はそのため完成まで通常10年以上を要する。
そうこの村で庭を持つことはゴドヌーさんの庭付きの家は木造だがその隣には確かにちょっと木が感じですもん。
3年もたないと思いますよこれ。
ノクエ湖は汽水湖のため潮で早くガタがきてしまうという。
さて水上に建つ家の中は?あ〜家だ家家家!ほんとに建ってる!あ〜危ない危ない危ない!これケータイ落としたらアウトだよ。
造りはいたってシンプル。
庭付きの家であっても地下水を汲み上げている水汲み場へ行きそれぞれ自分の家に舟で運ぶ。
これだけでもかなりの大仕事だ。
もちろんガスもないため料理をするときは更に…。
えっトイレこっちですか?えっ?えっウソ!いやいや!全然快適じゃない。
とはいえこの水上村は施設が充実している。
この村には子どもたちの通う学校のほか陸上生活と同じように…。
村人の生活に欠かせない施設は何でも揃っている。
しかし迫害もなくなった今わざわざ庭まで造りなぜここに住み続けているのか?防犯って考えると安全ですよね。
車がないため…。
彼らにとってここはまさに実際ガンビエ村は年々人口が増えているという。
村の人口増加と女が旦那になることは関係があるのか?確かに女が旦那になると家族がどんどん増える家はあるという。
しかしそこにはどんな意味が隠されているのか?着いた着いた!よいしょよいしょ。
あっこんにちははじめまして。
あれ?おじゃまします。
あっすごい広い。
紹介していただいた…。
しかし見たところこのこのマウビさん働き者らしい。
その謎を解き明かすべくマウビさん朝妻のマウビさんが床下へもぐり込むと…。
そこには舟が!実は床下は舟に積んだたくさんのものを盗まれないようにするためだ。
彼女の仕事はこの商品を売り歩く行商。
こうしてたくさんのものを舟に積み込み各家を訪問する。
常連客を100人以上も持つマウビさんは毎日朝から大忙し。
気さくに話しかけさりげなく売り込む。
客は口をそろえて言う。
この品ぞろえの豊富さも人気の秘密なのか。
狭い舟の上にはトマトから調味料特製のソース手作りお菓子に油などさまざまな商品が所狭しと並んでいる。
他の行商人と比べても倍近くの売り上げを誇っているという。
一方夫のソケヌさんも舟で出発。
職業はこの湖で魚をとっている。
といってもこの村の漁はただ魚をとるだけではなくかなりやってきたのは家から20分ほどの場所。
すでに仲間も準備を整え待っている。
辺りには無数に顔を出しているいったいどんな漁なのか。
この地方独特の養殖の方法。
湖のあちらこちらに見られる木の枝は自生しているのではなくすべておよそ2年に一度の割合で新しい木の枝をつけていくアカジャ。
狙う魚によって木の種類を変えるという。
専門の業者から買った木の枝は自分の養殖場まで運ぶ。
とはいえ舟は後ろで方向を操作するためそこで前方にいる人が仲間同士あうんの呼吸で運ぶのだ。
こうして1時間かけてようやく自分たちのアカジャへ。
ここからがいよいよ本番。
湖に木の枝をどんどん放り込みそれを等間隔に刺していく。
こうして800束刺し終えたらあとはただ魚が来るのを待つのみ。
そんなアカジャがいちめんに広がるノクエ湖。
この湖の恩恵で暮らしている村の男たちにとってこのアカジャ漁は一生涯の仕事なのだ。
ソケヌさんのアカジャは枝を仕掛けてからおよそ2年。
魚がすみかを作り定着したため逃げられないようさてノクエ湖に伝わる驚きの魚の捕獲法とは?ノクエ湖に伝わる驚きの魚の捕獲法とは?まずは湖に刺した木の枝を網の外に投げてから…。
すると…。
すごいな簡単にとれますね。
更に…。
またもあっという間に泥だらけの湖はその様子を見ようにも視界ゼロ。
実に原始的な漁法だ。
頼りは自らの指の感触のみ。
しかしソケヌさんいとも簡単に魚をどんどん捕まえていく。
仲間たちも我も我もと競うように。
魚が来るのを待つのだ。
このアカジャのおかげでその周辺にも魚がうようよ。
お〜すげえとれてる。
この湖はまさにちょうど漁も一段落した頃ソケヌさんのもとにかいがいしく漁の後片づけを始めたと思いきや…。
いったいどうするのか?そうソケヌさんはあくまで魚をとるだけの人。
それをもとにどれだけ儲けられるかはマウビさんの腕にかかっている。
その相手は港近くで待つ仲買人。
ここから壮絶な売り買いバトルが幕を開ける!今回の交渉は仲買人の言い値から6割以上も上乗せして商談成立。
夫がとった魚を元手に儲け自らもお金を稼ぎカネを管理する。
これが女が旦那の意味なのか?だったら食事の用意は夫がするはず。
おじゃましてみると…。
すっかりくつろぎモードのソケヌさんに対し夕食の準備をしていたのは朝からずっと働きどうしのマウビさん。
この日の夕食はアカサと言われるトウモロコシの粉を練って作った主食とティラピアのトマトソース煮込み。
いいんですか?もういただいて。
いただきます。
どんな味するんだろう?ちょっと辛い。
しかし夕食はたった2人だけ。
いまだにさっぱりわからない。
マウビさんが出かけるということで我々もついていくことに。
マウビさんおはようございます。
今から何しにいくんですか?市場いってきます。
乗り込んだのは小さな手漕ぎボート。
近所かと思いきやなんと湖の上を延々と漕ぐことおよそ2時間。
見えてきたのは谷澤が情報収集で訪れたあの上陸。
大丈夫?バランス崩さないようにね。
こんなとこ入ってくの?ぶつかってるぶつかってる。
市場あるの?こっちに。
裏道だよ。
マウビさん慣れた様子で市場の奥へと入っていく。
立ち止まったのは人けのない裏路地。
マウビさん荷物置きましたけどここで何するんですか?ジュリアンヌさん誰ですか?ジュリアンヌとは彼女の友達なのか?待つことおよそついてるあっちも。
待ってていいの?ついてく?よかったよかった。
よかった。
おそろいの服着てる。
わかりやすいわかりやすい。
熱い抱擁をかわしたえっ妻?あれ?マウビさんって…。
マウビさんって女性ですよね?マウビさんソケヌさんはなんですか?え〜っ全然理解できないんですけど。
どういうこと?マウビさんが旦那で市場に現れたジュリアンヌさんが妻。
マウビさんは週末コトヌーに住む妻だというジュリアンヌさんと待ち合わせては行商用の買い出しに来るのがお決まり。
それが終わるとジュリアンヌさんと一緒に帰宅すると我々がマウビさんの家にただいま。
おじゃまします。
お〜。
こんにちは。
お友達?誰なんですか?なるほどっていうか…えどういうことですか?彼らはマウビさんの妻ジュリアンヌさんとソケヌさんとの間に産まれたもののすべてマウビさんの子どもだという。
マウビさんに説明してもらった。
マウビさんとソケヌさんはずっと子どもが欲しかったが…。
そこで1年に及ぶ話し合いの結果結婚。
マウビさんの妻となる。
その子作りのパートナーは夫のソケヌさん。
マウビさん自らが夫ソケヌさんの子作りパートナーを選び。
この地域独特の…。
え〜。
すごいいい子だね。
お家のママとしてビッグってことですね。
たくさんの子どもたちに囲まれ幸せそうなマウビさん。
しかしマウビさんによって子作りパートナーを決められた…。
まずはマウビさんとの子どもができなかったとき一方マウビさんの恋愛感情もないソケヌさんと…。
欧米のような金銭のみの代理母ではない。
子どもを産んでくれた女を家族として迎え入れ日々一緒に過ごす。
これがアシシトという制度。
その分旦那となった女は家のあるじとして甲斐性が求められる。
この女同士の結婚は成立しないのだ。
おかげでやり手のマウビさんのこの日もマウビ家に赤ちゃんを抱いた女は家に入るやいなや…。
魚をさばき始めた。
彼女は娘?それとも孫なのか?なんと彼女はナタリーさんの両親がマウビさんの誠実で仕事熱心な人柄をえらく気に入り結婚することに。
2人の間には3人の子どもができたが…。
親に勧められマウビさんの妻となった…。
ナタリーさんもジュリアンヌさん同様家族を養うために一生懸命働くマウビさんと結婚したことをとても幸せだと感じていた。
こうしてマウビさんが旦那になることで…。
マウビさん一家以外にもこの村に女同士で結婚をし家族をどんどん増やしている家があった。
あっこんにちは。
いいですか?入っても。
ありがとうございます。
とても人懐っこいそしてこちらがエリザベスさんにも2人の妻がいる。
エリザベスさんの最初の妻は現在10人目の子どもになる予定だ。
彼らがここまで家族を増やしたいわけ。
女同士が結婚し家族を増やす。
互いをでも15人家族増えたら相当働かないと。
そうなんですよ。
あのお母さん。
養うためですもんね。
うんすごいね。
だからみんな尊敬しちゃうんだね。
実はですね所さんに問題を出したいと思います。
えっ問題があるの?何?何?はい。
こちらをご覧ください。
この石あの村で妻となった女性が使うものなんですけれども何に使うのかお答えください。
石を?はい。
触っていい?どうぞ。
何だろうな…。
あっ!これあれじゃない?意外とこういうところが…。
実はこの石そうなんです。
石を食べるの?はい。
薬として使われている石でして妊婦さんがつわりを緩和するために食べる石なんです。
食べられるの?はい。
あっ食えるわ。
これ石じゃない。
土だよ砂砂。
どうですか?お味は。
ジャリジャリする。
味はない…うわっうわ〜。
すみません所さん。
(笑い声)セメントみたいな。
続いては4000年の伝統を誇るイーグルハンター!巨大イヌワシ村がある…。
広大なモンゴルの玄関口チンギスハーン国際空港に降り立った…。
何やら様子がおかしい。
ヤバイヤバイヤバイ…。
現在の気温は…。
実はここウランバートルは世界一寒い首都として知られ真冬ともなれば…。
想像を絶する極寒の地。
この国のどこかに目指す巨大イヌワシ村は実在するという。
無数の露店が軒を連ね日用品をはじめあらゆる商品が並ぶモンゴル最大の市場で聞き込み。
イーグルハンター村って知ってます?カザフ?カザ?飛ばしてで…。
フゥ〜ポン。
早速国内線に乗り1500km離れたバヤンウルギーへ向かう。
バヤンウルギーはモンゴルの西部4,000m級のアルタイ山脈が連なる山岳地帯のふもと。
ここに住むのはモンゴルのなかでも独自の文化や言語を持つここで巨大イヌワシ村の場所を知るガイドと合流。
出発して20分。
車が舗装された道を離れ雪の大平原へ。
モンゴルの凍てつく大地をひた走る。
わずかに草が茂る場所荒れた土地に出た。
何かがいる!うわっなんで?何これ?なんでラクダがいるの?不思議。
冬は仕事がないため春まで放牧されているという。
ラクダといえば暑い地域にいるイメージだが…。
やたら飛ばすんだもん。
えっあれ?しかし周りを見渡しても家はこの一軒だけ。
集落のようなものが見当たらない。
ここが村なのか?あれ?こんにちは!我々が到着した場所は中心部からおよそ10kmも離れているサグサイ村の集落のひとつ。
お隣さんの家が驚くほど遠いこの村。
目的のイーグルハンターはいるのか?そうそうあの…。
イーグルハンターの村だと聞いたんですけど。
イーグルハンター。
帰りを待たせてもらうことに。
見渡すかぎりのあれか?あれ?あれじゃない?あれ。
あれだよね。
馬が2頭。
2頭の馬がこちらに近づいてくる。
そして彼らの腕には…。
のってるのってる。
かっこいい!うわぁほんとだ!かっこいい!日本の鷹匠にも似ているが明らかに違うのは馬にのっていることと鳥の大きさ。
彼らこそがすごいなぁ!これは何の鳥ですか?はぁイヌワシ。
ていうかイヌワシをこんな間近で見たのも初めて。
なるほどなるほど。
更に目隠しにはやっぱ…怖いわ。
すごい爪だしすげえくちばしだし。
初めてイヌワシを持たせてもらった。
あれだ。
なるほど!これは便利だ。
ああ重てぇ。
ではこのイヌワシを使い…。
凍てつく大平原へ繰り出したイーグルハンター。
あとを追う西村にある疑問が。
気づけばすると…。
OK。
イーグルハンターにも動きが。
僕らこっち?更に岩山を登り持たない男は別の方向へ。
西村はイヌワシを持つ2人のあとを追う。
イーグルハンターの姿はすでに山頂。
そこは冷たい風が吹きつける標高2,000mの高地。
この過酷な土地が狩り場だ。
モンゴルの大平原を一望できる場所からイヌワシを滑空させて獲物を狙うという。
(奇声)合図とともに先ほど別れた男が奇声を上げ始めた。
これは?イーグルハンターの構える方向に獲物を駆りたてる。
獲物が姿を現すのは岩から岩へ走る一瞬。
じっとそのときを待つ。
いたいた!あそこ。
勢子が寄ってる彼が下にいる。
何か何か追いかけてる。
とそのとき目隠しが外された。
そして…。
来た来た来た来た。
(奇声)行った行った追いかけてる追いかけてる。
行った行った行った行った。
捕まえた!すげえ!もう行っちゃったよ!その瞬間は突然だった。
目隠しを外されたイヌワシは500mの崖を急降下。
獲物に襲いかかる。
捕まえた!えっ?何?これ。
えっ!?仕留めたのはモンゴルの小さな山猫という意味の名を持つマヌル。
すぐさまこれご褒美をあげてるんですか?今日これを狙ってたんですか?えっ!?イーグルハンターの目的は毛皮。
毛皮が彼らの貴重な現金収入になる。
オオカミの毛皮が1枚あれば軽く1か月分の収入を得ることになる。
次こそそして
(奇声)それはその意味は?抑えていた狩猟本能を解放。
これが4000年もの間続けられてきた。
あ〜っ!
(笑い声)イヌワシが反応するのは調教したイーグルハンターの声だけのようだ。
あ〜っ!
(笑い声)イヌワシ猟を始めて1時間。
イヌワシを飛ばすことなく岩山からおりてしまった。
このときの寒さにくわえこれでは飛ぶことさえままならないという。
よしOK。
彼らの居住地に建つのは遊牧民族の象徴ゲルと平屋の建物。
こっちなんすね?冬は。
夏場はゲルが母屋となり移動しながら暮らすが寒さが厳しくなる11月以降は遊牧生活を中断。
壁の厚い家に定住してイヌワシで狩りをしながら冬を越すのだという。
ほう。
よいしょ。
あっこんにちは。
へ〜おぉお〜!いきなりここに。
ハイお〜。
意外と寒がりのイヌワシたち。
冬場はヒナのときから育てている5歳と3歳のイヌワシは実に1年もの時間をかけて調教したという。
現在この家に住んでいるのはイーグルハンターのタラップさん一家3人と狩りをしていたタラップさんの弟2人。
冬場は狩り夏は牧畜を手伝っている。
中央に暖をとるストーブが設置されている。
ガスはないので全然。
部屋の温度は11℃とはいえ極寒の外に比べれば断然暖かい。
これならイヌワシにもひと安心だ。
そんな寒さ対策が備わった家の屋上にはなんと蓄電したエネルギーはさまざまな電化製品で使用。
すごい。
しかし驚くのは電気だけじゃない。
隣に建つゲルには極寒地ならではの知恵が詰まっていた。
うわっ何?これ。
中には部位ごとに分けられた…。
実はここ冬限定の中は常に氷点下。
生肉を吊るしておけばカチンコチンに。
ゲルは夏は住居…。
彼らは凍てつく大地でどんな一日を送っているのか?この日の気温はマイナス18℃。
向かった先に待っていたのは…。
標高が高い場所にしか生息できない牛の仲間ヤクの乳しぼりだ。
ヤクのミルクは牛乳よりも濃厚。
しぼりたてのミルクに塩と茶葉を入れてモンゴル風ミルクティースーティ・ツァイの完成。
朝食はこのスーティ・ツァイに酸味がきいた…。
とてもシンプルなメニューだ。
朝食後男たちの仕事が始まる。
遊牧民族である彼らの生活の糧になっている牧畜。
およそ300頭の羊や山羊を大平原に放つ。
家畜たちは家から見渡せる場所に放牧。
これが済めば家を出る準備。
イーグルハンターとなって狩りに出る。
この日は風も弱く絶好の狩り日和。
イーグルハンターたちも気合いが入る。
イーグルハンターが高台に到着。
すぐさま下にいる勢子が声を上げ動物たちの追い込みを始めた。
西村も遅れてイーグルハンターのもとへ。
(奇声)勢子の声が近づいてきた。
(奇声)とその時。
来た来た来た…。
獲物を発見ノウサギだ。
行った。
行った。
2羽のイヌワシが飛び立った。
ウサギすごいな。
ノウサギは岩カゲへ見失ってしまった。
イヌワシとノウサギのあまりにも速い動きに目が追いつかない。
いったい何が起きたのか。
行った行った。
イーグルハンターから飛び立った2羽のイヌワシ。
1羽目がノウサギを目がけて急降下したがイヌワシを察知したノウサギが急ブレーキをかけて逆方向へ。
更に2羽目のイヌワシが飛びかかるも…。
ジャンプでかわされてしまった。
イヌワシがこれ以上追撃することはなくノウサギは逃げていった。
そのため平地での狩りは一度となる。
しかし4000年の歴史を持つ誇り高きイーグルハンター。
一度狙ったいいね行きましょうじゃあ。
そしてイーグルハンターは移動を開始。
雪に残された足跡を頼りにノウサギを追う。
目隠しを外されイーグルハンターからイヌワシが急降下。
どうやら勢子が先ほどのノウサギを追い込んだらしい。
今度こそ仕留めることはできるのか。
見事にノウサギを仕留めた。
それにしてもイヌワシはどのようにして大平原に走る豆粒のようなノウサギを目でとらえたのか。
イヌワシにつけたカメラ映像を確認してみると。
眼下に広がる大平原。
まだカメラ映像からノウサギは確認できない。
キョロキョロ見渡している。
実はイヌワシの視力は人の10倍。
ここで急降下。
おわかりだろうか。
画面中央に小さくノウサギが確認できる。
イヌワシはこのノウサギにロックオンした瞬間。
飛行距離500m獲物を見つけてから捕らえるまでわずか10秒の出来事だった。
こうして狩りを終え家に帰ってきた男たち。
極寒の村ならではの重要な仕事があるという。
金だらいに薪をくべ火を焚き始めると。
なんとそのまま車の下へ。
真冬に車を使う際はあまりの寒さにエンジンが動かないためこのように直接火であぶり温めているという。
(エンジン音)男たちは車に乗り込み家を出発。
すると。
おっすげえすげえすげえ。
川が凍ってる。
完璧に川だよねこれね。
カッチンカッチンだよ。
凍った川の上に行くと男たちはおもむろに斧で氷を割り始めた。
氷の下に魚でもいるのか?村には水道がないため生活に欠かせない水は自然から調達するのだが大平原の乾燥地帯は雨が少ない。
雪も降るが強風で吹き飛ばされて積もることは少ない。
そのため川の氷を溶かして使っているのだ。
これはほんとに寒いとこの知恵ですよね。
一度に取る氷の量はおよそ200kg。
これで2週間分。
これだけの量を運ぶには車は必要不可欠だ。
氷をのせた車はそのまま自宅へと思いきや向かったのは何か用事でも?おすそ分け?2km離れたご近所に40kgの氷をおすそ分け。
お隣さんとはいいません。
そんな日本だと何kmが近所なの?自宅に戻り氷は保管庫へ。
これで生活水は確保できた。
大平原で生きるための大切な仕事だ。
タラップさん街に用事があるという。
目的地に到着したようだ。
ここは学校。
すると…。
4人の子供たちが近づいてきた。
こんにちは。
実はこの子たちはタラップさんの子供。
休みを村で一緒に過ごすべく迎えに来たのだ。
遊牧生活をするイーグルハンターの家族も例外ではなく子供を学校に通わせなければならない。
家から学校までは車で2時間。
現在4人は親もとから離れて街に住む親戚の家から学校に通っているという。
校内を歩いていると…。
こっちにもほら。
彼らは昔から地域の長として尊敬を集め伝統を受け継いできた。
しかし近年現在モンゴルでは都会生活を求め遊牧民族の数も20年で半分以下に。
辺境の地でも過疎化は進みイーグルハンターは10年で3分の1に激減。
今はわずかそんな貴重な存在となったイーグルハンターの家庭で育つタラップさんの子供たち。
街から住み慣れた村へ。
家に子供たちが帰ってくるのは1か月ぶりだ。
長女のザマンボルちゃん。
お母さんとの挨拶もそこそこにナイフで肉を切り始めた。
ゲルの中で凍っていた肉を細かく刻む。
これはイヌワシのエサ。
大きなワシに怖がることもない。
実はザマンボルちゃんは満腹にさせないことが狩りを成功させる秘訣なんだという。
こうしてイーグルハンター自身も幼い頃からイヌワシとの距離感を学ぶ。
女イーグルハンターイヌワシ狩りの特訓へ。
これから始めるのは狩りの疑似体験。
ポイントは急降下させること。
教えてくれるのはザマンボルちゃん果たしてうまくいくのか?わって!はっ!見事キャッチ。
その頃家では夕食の準備が始まっていた。
久々に帰ってきた子供たちのためにお母さんが腕を振るう。
月に一度の家族団らん。
喜びもひとしお。
今夜の料理は羊のさまざまな部位を3時間かけて豪快に塩茹でした小麦粉を水でこねのばしてから蒸した蒸しパンとうどんの中間のような食べ物を皿にのせその上に煮込んだ羊の肉を盛りつけて完成。
なんとも豪快だ。
料理をナイフで細かく切り分けるのは男の役目。
その味は?西村がこんな疑問をぶつけた。
厳しい生活環境のなかで遊牧生活を送りイヌワシ狩りも天候や獲物の数に左右され家族を守るには不安材料が多い。
なぜ…。
巨大イヌワシ村では4000年の伝統と村人の誇りが脈々と受け継がれていた。
西村和彦さんにお越しいただきました。
ご苦労さまでございます。
貴重な経験ができました。
なかなか経験できなもんね。
彼らかっこいいんですよ。
伝統を継承してる方たちなので…。
プライドみたいのもあるしね。
はいすごく。
ああそう。
特に狩りのときはあんな簡単じゃないですから。
そうだよねあそこおりてかなきゃいけないしのぼっていかなきゃいけないんだもんね。
彼ら馬ですけど僕ら足なんで。
そうだよね。
しかも寒いんでしょ?寒いです。
マイナス20℃ですから。
そうなんだ。
他の人たちは罠を仕掛けて穴の上に肉を置いといて…。
イーグルハンターと一緒に生活してへぇ〜。
もう1回戻って。
もう1回戻って。
子孫を増やしてくださいと。
はい。
特に女の子のザマンボル。
「女の子で偉いね」って言ったら…。
へぇ〜。
え〜!ここ長い間女性のイーグルハンターはあまりいないそうなので彼女が元祖というかそんな形で継承していくんじゃないでしょうか。
大変なことだろうしいろんなものが足りてないんだけど…。
西村さんどうもありがとうございました。
それでは次のビックリ村にまいりましょう。
こちらです。
美女だらけの村って。
山あいに潜む美女だらけの村があるのは南米…。
日本から飛行機を乗り継ぎおよそ30時間。
サンパウロの空港に降り立ったのは女優…。
ここで現地ガイドと合流。
人口およそ1,200万人。
南半球最大の都市とも言われるサンパウロ。
ここはメガシティーだ。
美女だらけの村はいったいどんな所なのか?村の情報を集めることにする。
美女だらけの村はサンパウロの北東およそ500kmに位置するノイヴァ・ド・コルデイロという村らしい。
国内線で最寄りの町へ。
そこからは車に乗り換え美女だらけの村へと向かう。
出発から2時間。
車は未舗装の山道へと入った。
美女の姿はおろか民家すら1軒もない山の中。
果たしてそんな村は存在するのか?山あいにひっそりとたたずむ家々。
どうやらここがだがこんなへんぴな場所に美しき女性たちが集まる?ボア・タルジ。
ボア・タルジ。
出迎えてくれたのは…。
更に。
笑顔のまぶしい女たちがずらり。
確かに美女だらけだ。
翌朝。
今日は何をしているかな?村を歩いていると。
ちょっと賑やかな。
ボン・ジーア。
ここは食堂のようだ。
美女たちがそろって朝食をとっていた。
食卓に女が好むものばかり。
これらはすべてこの村で作ったものだという。
食堂脇の建物をのぞいてみると。
数人の女たちが作業の真っ最中。
聞けばここは村の台所のようだ。
薪を燃やす昔ながらの巨大なオーブン。
ここでパンやケーキを次から次へと焼き上げている。
料理をすることが彼女たちの仕事だという。
そんな村の台所へとやってきた一人の女。
彼女が手にしたものは…。
すると…。
いともたやすく木を切り倒した彼女の仕事は薪を作ることだという。
薪は昔から村の台所には欠かせないものなのだ。
しかし薪割りは男にもきつい力仕事。
なんと村には牧場もあった。
牛小屋へと入っていく女が一人。
と始めたのは乳しぼり。
そして村の中を歩いていると。
洗濯場には大小合わせて洗濯機が4台。
洗濯だけは専任担当者がいるわけではなく当番制。
村の中心にあるメインハウスと呼ばれる建物には日本のアパートのような個室が全部で43部屋。
その隣には大人数が同時に食事をとれる食堂。
更には台所が2か所。
メインハウスの周囲にはおよそ60軒の家があり…。
その一人のフラビアさんが自分の部屋を見せてくれた。
ここコスメね。
化粧品棚や洋服ダンスなど最小限のものはあるがテレビなど余暇を楽しむためのものはない。
建物の一角にバスルームが2つ。
地味で質素に見える女たちだけの共同生活。
そんな共同生活には彼女たちが暮らす部屋の料理担当が作る3食のそして水道生活するうえで一切…。
更に。
ここは…オフィス?なんとこの村では個人的に必要と認められれば小遣いまでもらえてしまうのだ。
もっとも不公平にならないよう…。
とはいえこれだけの大所帯。
小遣いといっても総額は大変なものになるはずだ。
そこで気になるのがお金の出どころ。
どこ行くんだろう?皆様…。
麦わら帽子と長靴を履いています。
女たちはどこに向かうのか。
野村も同行させてもらう。
マニュアルギアのワゴンをさっそうと運転するのも…美女。
車内はなにやら楽しげな雰囲気だ。
走ること30分。
車が停まった。
ここで顔に塗っているのは…。
すると何組かに分かれて足早に歩き始めた。
彼女たちの仕事場はこの畑だという。
うわ〜これ大きい!この時期収穫の最盛期だというナス。
あ〜そうか。
集中して取らないと落としますもんね。
そしてどちらも日本のものに比べてかなり大きい。
更に赤唐辛子も食べ頃を迎えているという。
温暖な気候のブラジルとあって…。
そう。
この村の大きな収入源は…。
そしてこの野菜が売れに売れているという。
その理由が…。
ねぇねぇこれ見てこれ。
ねぇこれこれ。
なんと出荷した作物が女だけで作ったことをアピールするため顔写真入りのカードを入れたところ美女が作っていると人気を呼ぶようになったという。
この日は唐辛子ピーマンナストウモロコシなど…。
更にまだ行っていない建物に案内してもらうと…。
こちらは村の工房。
フシークと呼ばれる手縫いの美しいベッド飾り。
触っていい?皮のスカート。
上下の!見てください。
ほらすてき!村の収入源のひとつとなっている。
この村では強制的に決められた仕事も与えられる仕事もない。
女だけによるなんともユニークな暮らしぶり。
しかし農地の開墾や整備など男手が必要なこともあるはずだ。
彼女たちはとある部屋をのぞいてみると…。
ボア・タルジ。
ハローボア・タルジ。
なんと小さな男の子の姿が。
2歳!加えて村の女たちのなかには薬指に指輪をしている人もいる。
結婚指輪をした女そして子ども…。
男がいないはずの村でいったいどういうことなのか。
この村には何かフフフ。
男イヤだもう。
って。
見るのもイヤだって。
じゃあ結婚してるハハハハ…。
ハハハハハハハ!そういうことじゃないの?さぁいったいどんな事情があるのでしょうか?美女だらけの村の秘密が明らかに!そこで野村が目にしたのは?山あいに潜む美女だらけの村の金曜日。
このあとそれは昼食後ティータイムを楽しんでいたときだった。
そこで野村が目にしたのは?ちょっと!ちょっとちょっと!
(歓声)なんで?突然あれ〜?そう彼らは村に住む女たちの夫や恋人息子たち。
更に父親も。
つきあって7年のそう。
フラビアさんのボーイフレンドアンデルソンさんの職場は村から2時間以上離れた街にある平日はここで夜明け前から汗を流している。
そして平日街で暮らすアンデルソンさんの家を訪ねると。
なんと彼らもまたいったいどういうわけなのか?しかも食料品として村同様ここでも…。
更に。
だが本来家族は一緒に暮らすもの。
普通に同居してもよいはずなのに実際女たちは村に閉じこもったきり。
その夜。
あ〜はいはいはい!野村が泊まる部屋に村の運命の出会いを夢見る美女たち。
実は村には村の一角に男女がたむろしている。
ここだ。
ああはいはい…美しい。
週に一度のパーティーが始まった。
村の男女がそれぞれ自慢の歌や踊りを披露する。
以来毎週欠かさず続けられている。
(歓声)そして今では
(歌声)団らんを楽しむ家族。
しかしそれもつかの間男たちは翌日からの仕事のため町へ戻らなければならない。
そうか…。
チャオ。
次の週末までの別れ。
再び女だけの村へと戻る。
それにしても…。
そこにはその理由はそこでここでビッグママと呼ばれているデリーナさん。
いわば村長のような存在。
19世紀後半デリーナさんの祖母は世間から虐げられた女たちのためにこの村を作った。
いつしかそこはつらい境遇に追いやられた女たちの駆け込み寺となり以来150年近い時の流れのなかで必要に応じてしだいに男を受け入れるようになり家族を作ってきた。
だがという信念は今も揺るがないという。
美女だらけの村そこはもともと虐げられた女たちが築き上げた自分たちのとりで。
そして新たなライフスタイルと家族の形を編み出した彼女たちのスタジオには野村真美さんにお越しいただきました。
ご苦労さまです。
いいえブラジル行ってまいりました。
今まで公私含めていろんなとこ行ってるんですが。
ここ?はい。
ここで暮らしたいと思いました。
暮らせると思いました。
ああそう。
正直週末だけしかね会わないんですからいとしい思いでその2日間過ごす…。
あ〜なるほどね。
もしかしたら。
そうかもしれませんね。
えっ?そうですね。
えっ?でどうでしたか?はい。
意外と参加者多いかも。
ちょっと入ってみたいですね。
あっそうですか。
あと今なかなか出会いの場所もないんだからもう女子の村男子の村みたいなの作って1週間に1回出会いがあってみたいな。
ねこれやると楽しいですよね。
楽しいです。
所さん幸せになるんですから。
おもしろいおもしろい。
そうですね。
はい貴重なお話をね。
勉強になりました。
野村さんどうもありがとうございました。
はいありがとうございます。
それでは次のビックリ村にまいりましょうこちらです。
世界一カツラを愛する村?ここは普段かぶってるんでしょ?驚きのカツラが続々と出てきます。
続々と。
見ましょうよ。
はい!はい。
世界一カツラを愛する村があるのは…。
800もの少数民族が存在するというこの国で紹介したのは頭が禿げ上がりヒゲを生やした民族が暮らす更に海底を走る男がいたのは…。
直径200mほどの島になんと2,000人が住んでいた。
そして今回は世界一カツラを愛する村。
まずは首都ポートモレスビーから空路村にいちばん近い町を目指す。
ニューギニア島中部に位置するヘラ州タリ。
標高1,600mを越える山岳地帯だ。
カツラ村とはどんな場所なのか?そしていったいどんな人々が暮らしているのか?カツラ村。
カツラ村の住人はやがて舗装は途絶え周囲にはそしてここで村人と待ち合わせ。
みんなすごいなんか結構カラフルなねえ。
あっここにいた。
こんにちはこんにちは。
ハローこんにちは。
この若者2人が案内してくれるという。
それにしてもユニークな髪型だが見てみると確かに地毛だ。
お〜。
橋の手前まで来ると…。
曲がってんじゃんこっちに。
橋を吊るワイヤーの片方が切れて傾いてしまっているが…。
選択の余地はない。
うぅ…。
揺れて危険なため1人ずつ渡る。
ハァハァハァ…。
ハハハお〜。
(拍手)何とか渡り終えたが目指す村はまだ先。
OK。
いくつもの危険地帯を踏み越えようやくすると。
大声を上げるのは敵ではないことを伝え村人の警戒心を解くためだという。
着いたここだ。
おぉ。
パパ?アイアム義丹。
父親がかぶっている違った。
カツラを見せてくれないかとお願いすると。
パプアニューギニアの山岳地帯にあるカツラ村。
そのカツラとは。
持ってきたのは彼の頭の毛とよく似たもの。
父親は頭の飾りを外し代わりにそれをのせた。
これこそがフリ族のカツラだという。
髪の毛がほどけないようにするためか父親が手にしているもの。
一見帽子のように見えるがこれもカツラだという。
黒いものもある。
自分の毛で作ったこれは祭事用のカツラだという。
そんな父親を息子たちは。
じゃあお父さんがこれそのためポールさんはある毎朝およそ1時間かけて通うそこはどんなところなのか。
突然立ち止まった。
彼らが必ず立ち寄る場所だという。
何やら水のようなものを頭に振りかけている。
何のために濡らしているのか。
岩この間から出てるね冷たい。
それはそして向かった先が…。
通っているのはカツラ学校。
カツラ学校は独身の男だけが入ることを許されるいわば道場。
例えば身だしなみ。
なるほど女性を見たり女性と触れると髪の毛の力が弱くなったり男の力が弱くなるっていうんで女性を禁じてるんですよね。
水と薪を担いで近所やお年寄りの家を訪ねる。
奉仕の心を育むためだ。
学校では農業も学ぶ。
口にしていいのはこの畑で穫れた野菜のみ。
入学から半年は親元を離れて寄宿舎で暮らさなければならない。
共同生活で様々なしきたりを体に叩き込むためだという。
厳しい修行に耐え更にフリ族の存在が明らかになったのはつい最近。
その歴史や文化はいまだ謎のままだという。
しかしいにしえの時代から…。
カツラ学校から帰宅すると…。
ポールさんは父のカツラを手入れするのが日課となっている。
手入れが終わると出かけるときいつでもすぐ被れるようにと軒下にかけておく。
日常のカツラ2個分の髪を使った大切な祭事用のカツラは家の中へとしまい込む。
更にしかし家の中に女がいない。
カツラ村のポールさんの父親に聞くと妻がすぐ近くに住んでいるので会わせてくれるという。
家を出て柵沿いに行くと…。
あ〜。
そして…。
あっこんにちは。
あぁ奥様こんにちは。
イビリー。
リリー?リリーさん?イビリー。
イビリー?イビリー?旦那様なんですけど旦那様家には入らないんですか?彼らが男女別々の暮らしは男が戦闘態勢を保持し女と財産を守るためでもあったのだ。
母親にとって…。
村の女たちにもカツラについて聞いてみた。
その夜大鶴はポールさんの家に泊まらせてもらうことに。
夕食はサツマイモ。
そういうところまで気を遣ってるってことなんだ。
甘い。
焼きイモ。
まったく焼きイモ。
焼けたというのにあったかいうちに。
熱い食べ物は髪の毛に悪いと信じられている。
夕食を終えるとすぐに床に就く。
そういえばこれやってるじゃない。
これ。
なるほどね。
これ昔の日本の…あれと一緒だお侍さんのちょんまげの。
これもすべてよりよいカツラを作るため。
ポールさんに本音を聞いてみた。
カツラを被って踊るシンシンは他の民族との戦いに勝った祝いに踊られたのが始まりだという。
カツラをつけてそれを踊るのが夢なのだ。
カツラをこよなく愛すフリ族の男たち。
その朝もカツラとともに始まる。
息子のカツラのために父親も協力を惜しまない。
毛繕いが終わるとカツラ学校へ。
この日カツラ学校では断髪する断髪式が始まる。
このようにきれいに紐で髪を結わえると…。
これを繰り返して行うのだ。
髪の毛を何度も引っ張るのでかなり痛いという。
これに耐えてこそカツラができるのだ。
断髪する仲間の姿を真剣なまなざしで見つめるポールさん。
そして…。
最後に糸と糸を結んで形を整えたらこれで完成。
およそ1年間におよぶ学校の卒業。
残る生徒を代表してポールさんから。
できあがったカツラを鳥の羽根で飾りハピアルさんは念願だった場所へ。
そう長老たちが踊るシンシンに加えてもらう。
カツラはもちろん派手なペイントはパプアニューギニアに生息するある鳥にちなんでいるという。
オスはメスよりも体が大きく立派な羽を持ち求愛のダンスを踊る。
着飾って踊るフリ族の戦士は美しいフウチョウによく似せているという。
それは誇り高い一人前の男となった証し。
自慢のカツラをつけて独特な風習を今も守り続けるフリ族の男たち。
彼らにとってカツラは何にも代えがたい男の象徴だった。
今回もビックリ村たくさんありました。
ありましたね。
すごいですね数が。
よく見つけてきます。
そうなんです。
すごいと思います。
いよいよ次は第10回となります。
もうないですね。
いえいえ所さん。
もうないです。
さあ次回もまた楽しみですね。
どうもありがとうございます。
はいではまたお会いしましょう。
すごいわ。
2015/12/26(土) 18:00〜20:54
テレビ大阪1
所さんの世界のビックリ村!〜驚きの秘境で大発見!こんなトコロになぜ?〜[字]
極寒の大平原で4000年!巨大ワシと暮らす…イーグルハンターの村▽ブラジルで話題!美女だらけの村に潜入▽豪華庭付き!?アフリカ最大の水上村▽世界一カツラを愛する村ほか
詳細情報
番組内容1
▽生活も庭も商売も全て水の上!さらに…女性が“旦那”になると家族がどんどん増えるビックリ村とは?
▽モンゴルの雪山に4000年続くイーグルハンターが!獲物を見つけたその瞬間…!緊迫の巨大イヌワシ猟に密着!
番組内容2
▽ブラジルの山奥に美女だらけのビックリ村が!女だけで自給自足!家賃・食費・光熱費ゼロの生活、一体なぜ!?
▽すべては立派なカツラを作るため!パプアニューギニアの山間部には村の男たちが通う“カツラ学校”が存在した!なぜここまでカツラを愛するのか…!?
出演者
【司会】所ジョージ
【ゲスト】西村和彦、野村真美
【進行】大橋未歩
【リポーター】
谷澤恵里香、西村和彦、野村真美、大鶴義丹
番組概要
世界には、日本の概念・価値観では考えられない所に住む人々がいる。一体、なぜそんなところに住むのか?そして人々はなぜ、それぞれ自分たちの居住区をそこに定めるのか?世界各国の「ビックリ村」に住む人々の生活やその歴史を取材して深く掘り下げていく、家族みんなで楽しめる情報ドキュメンタリー!
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