和風総本家「日本の職人24時」 2015.12.26


旬の小鉢が大好きな豆助
豆助。
今日は今が旬のあれを使った小鉢よ。
その小鉢とは?
それは日本のお正月。
おせち料理には欠かせない素材
そう昆布を使った小鉢。
その昆布を堪能できるのが旨みの詰まったニシンをくるんだ…
日本人でよかった。
心からそう思わせてくれるこれぞ旬の小鉢
あなた出来たわよ。
日本っていいな
寒風吹きすさぶ日本の冬。
身を切るその寒さに過酷な温度にじっと耐えながら昼夜を問わず1日24時間日本のどこかで働き続ける職人さんがいます。
慌ただしさを増す
冬の長い夜が明け闇と寒気に包まれていた日本一の山をいつくしむように朝日が照らし出す午前6時30分。
今日も日本が動き始めます
降り積もる雪でいちめんが真っ白に染まった富山県きっての豪雪地域南砺市。
この朝の気温は
厳しい冷え込みのなか人通りのない雪道を抜けて
その先に大量に並べられていたのは職人さんが使う材料
こごえる寒さのなかで雪がさぞ恨めしいかと思いきや
ありがたい?はい。
雪がありがたく感じるのはこの材料楮の木の皮によい影響があるため
底冷えする工房の中かじかんだ
その楮の皮から和紙を作る…
1週間ほど雪の中にさらすことで…
その色の変化は明らか
雪にも負けず動き始めた職人さんがいる一方で…
ここ京都の名刹でも動き出す職人さんが…
境内に響く仕事の音
音がするその場所へ行ってみると
手際よく
すると割った竹を立てかけ次々に固定していきます
透き間なくいっぱいに
その昔建仁寺の周りに生い茂った竹林の竹を惜しげもなく使ったことからその名がついた竹垣。
お正月を迎える前に傷みの激しかった垣根は一新。
更に中の様子がうかがえる
…など境内が新年の装いに衣替え。
庭師さんの手によって参拝客を迎える準備が整いました
そんな京都のとある工場
中におじゃましてみると…。
その正体は何やらドロドロとしたこの物体
しばらくすると巨大なキャラメル状の塊になりました
よいしょ!
ここであなたに質問。
こちらの職人さん
このデンプンの塊の他にヒントは2つ
ローラーの間でのばします
この3つを使って…
視聴者の皆さまあけましておめでとうございます。
今年も和風総本家ひとつごひいきによろしくお願いいたします。
いつもは東さん木曜日の放送ですけれども。
今夜は日曜日と…。
初めての方もいらっしゃるかと思いますけども最初の問題を見てまずびっくりしてると思いますよ。
なんてぶっきらぼうな問題なんだろうって…。
この3つから出てくるものはあの塊をのばしてコリコリっとやって棒状にするしか出てこない。
でもさっきVTR中で春っていう話をしてたじゃないですか。
このクイズの答えになるものは春までにどうしても必要…。
必要です。
間接的にという表現を許されるならば井上さんもそうですしもちろん萬田さん女性陣もたいへん深く関わっているものです。
(西村)間接的に?
(井上)なんだろう?女性のほうがお世話になってるってこと?全然わかんないんだよね…。
まったく…。
ただ春の食材を使うんじゃないかなと…。
「あぁそうですか」って何だよ。
ほんと今カチン…年明けから腹立つなぁ!ヒントを見てとにかく思い浮かぶものを書いたらよろしいんじゃないでしょうか?いやいや頭が痛いですね。
年の初めにいいスタートを切りたいんだよこっちはね。
答えをお出しいただきましょう。
どうぞ。
気が楽ねこういう変な質問。
草野さんのお答えを見ていきますが…。
女性がどちらかというと使うということで…。
イメージできるのは台所のほうが女性のほうがやや多いと。
何かその用品の型枠。
具体的には浮かばなかったですか?浮かばなかったですね。
となると正解では…。
…ないでしょうね。
何を導きたいの?え?いや…。
そういうとこだけ導くっておかしいでしょ。
西村さんいきましょう。
3月ひな祭り用のひしもちの型。
具体的に…。
女性のほうが基本的にお世話になるってことで。
ひな祭りか。
ひな祭りだから…。
そうするとひしもちの型かなって。
さぁ続いて井上和香さんいきましょう。
バッグのランドセルだったり学校の学生カバンの接ちゃく剤。
だから春に必要だけど一年中使うとか…。
萬田さんいきましょうか。
頭の加圧。
頭の加圧?ああいうちょっとやわらかいものなんですけどそれを頭に被せられて圧を加えるんですね。
そうすると頭よくなるんですね。
これほんとにスッキリするから。
なかなかお勧めです。
では正解の映像ですどうぞ。
お待たせしました。
職人さん早速巨大なキャラメルのようなものをカットしていきます。
更に違った色のものも用意
これが…。
これらを必要な分量だけ切り分けて…
まずは染料の入っていないデンプンを薄くのばしていきます
続いて色付きのデンプンも。
これを合わせて一緒に圧延機に入れると…
すっかりまだら模様になってしまいました。
しかしこれを何度も繰り返すことでしだいにきれいな青色へと変わっていくのです
実は今回使う色付きのデンプンは計12色。
いったい何を作ろうというのでしょう?
こちらの工場だけなんですか?そうです。
日本で?
日本はおろか世界でも今やここでしか作っていないというその商品
まずは11色の色付きデンプンがのばされると今度は別の機械の中へ。
すると…
一気に切断され2cm弱の大きさに
職人さんよく混ぜ合わせまたも別の機械にセット。
フタをかぶせてしまいました
実はこれはプレスをする機械
5分もすると中のデンプンは…
モザイクの板になってしまいました。
まったく見当がつかないままカラフルなデンプンは職人さんの奥さんも手伝って…
するとモザイクが絵画のような美しい模様に。
これをお正月で活躍するもち切り包丁のような両手包丁でカットしていきます。
更に重ね合わせまた圧延機へ
最後に
こうして最終的に129層にもなったカラフルでやわらかなデンプンの板
見えてくるのが…
柄ですか?こういう柄になるんです。
デンプンの断面に現れたこのきれいな模様
さまざまな方法でプレスしこの複雑な曲線を作っていたのです。
これを並べ再び一枚の板に。
とはいえこの形ではあちこちに隙間が…。
そこで一つひとつ形に合わせてパーツを作り…
まさに根気のいる作業。
しかしここまで見ても何を作っているのかさっぱりわかりません。
豆助はわかる?
作りだした模様を並べていく職人さん
いったい何を作っているのでしょう?
そこに登場したのが巨大な
ピーコック柄のデンプンを丁寧に巻きつけていきます
つなぎ目がまったくない一枚の模様が出来上がりました
大きな機械にセットされ白いシルクが覆いかぶさると…
デンプンの板からは想像できない鮮やかな柄が転写されていくではありませんか。
ここまでくれば皆さんもうおわかりですね
正解はこちらの工場で行っている染色方法
染料を混ぜたデンプンを使いスカーフなどの生地に模様をプリントします
この手法を確立したのは実はドイツ。
その技術を修得したいと47年前に奥さんの父がドイツで修業。
その技術を夫婦で受け継ぎました。
30年ほど前には全国でも他に数社あったマーブルプリントの工場も…。
スクリーン印刷の波に押され現在手がけるのは世界でただ2人野瀬さん夫婦のみになりました
ひとつの柄を作るために2週間以上費やすこともある手間のかかる作業。
それでも染料特有のあたたかな風合いに魅了され職人さんはオリジナルの柄を次々と考案してきました。
デジタルプリントとはひと味違うなんともやわらかなこの色合い。
これらの生地は後にスカーフとして販売されるものも。
春に向けての受注で多忙になるこの時期。
お正月休みもそこそこに今日も職人さんは仕事に没頭します
いやいや。
きれい。
すばらしいすばらしい。
すごいですね。
正解はマーブルプリントでした。
だよね。
なんて答えればよかったのこれ。
マーブルプリントがよかったと思います。
マーブルプリントを知ってる人でないとできない問題ですこれは。
製品はすごいですよ。
だけど年明け一発目に持ってくるクイズかなこれ。
新年一発目めでたい放送でギクシャクするのやめましょう。
そっちの責任でしょだって…。
違うのほんとにこれタイムリーっていうか…。
私イギリスに住んでる友達がクリスマスプレゼントでおくってきてくださったんです。
これを作ってる職人さんが京都にいると。
これ作ってる人日本で1人しかいないのでディレクターとかに紹介してくださいって今日持ってきたの。
うわ〜。
ほんとだ京都マーブルって書いてある。
イギリスから届いたんだもん。
クリスマスに。
これデンプンから出来てるとは思わないよね。
このきれいな柄。
見事な…。
知らなかったのよ。
恥ずかしい…ねえ。
日本の職人24時
京都から東へ460キロ離れた…
皆さん沖のほうを見ていますが…。
漁を終えた船が港へ帰ってきました。
そう女性たちは
船が接岸するなり魚を運びます。
力仕事もへっちゃら。
この港では昔から…
働き者の奥様方のおかげでこの日も無事に競りがスタート
奥様方は一段落と思いきやまだまだ仕事は続くようで…
獲れたての魚をお店に届けると
お揃いのエプロンと三角巾いったいここは?
そこは漁港の目と鼻の先にあるお食事処。
行列必至のこちらは漁師の奥様方で切り盛りすることからその名もかあちゃんの店
はいいらっしゃいませ。
開店と同時にお客さんでいっぱい。
もちろんお目当ては…
はいおいしいですよ。
どうぞ。
水揚げ間もない魚を豪快に使ったボリュームたっぷりの魚料理。
毎朝港での仕事が終わるとこの店の厨房に立つ漁師の母ちゃんたち。
父ちゃんが獲ってくる新鮮な魚の味を知ってるからこそぴったりの味付けで1日500食の定食を作ります。
その味はお客さんの顔を見れば一目瞭然
美味しいです。
はい。
同じ茨城県内に年末年始誰もが目にする物を作る職人さんがいました。
混ぜているものは?
実はここ
かねてより地元でとれるこの良質な粘土を使ってきました
それを乾燥させたあと粒の細かい真土という砂と混ぜ合わせ水を足しながら固めていきます
平たく成形した後何やら板のようなものを力強く押し当てると…
きれいな模様が。
作られたのは溶かした金属で型を取る…
それは800年前から変わらず続けてきた仕事。
このあと…
姿を現します。
豆助すごい迫力よ
作り出した装飾用の鋳型
こうして
大きな型が出来ました
実はこれ
こちらは…
現在の当主小田部さんはなんと37代目
この日は
ぴたりと合った内側と外側の型のすき間に金属を流し込むのです。
すると麦わら帽子をかぶる小田部さん。
その訳は噴き出す灼熱の炎と火の粉
金属が十分にとけたところでいよいよそのとき
まばゆい光と高熱を放ち勢いよく流れ出す金属は1200℃でとかした銅と錫を合わせた青銅
ここでは一瞬も気を抜くことが許されません。
流れ出た金属の上に浮かぶのは藁。
保温して作業効率を上げるため
そしていよいよ
およそ4か月を費やして型作りを行ってきましたがここで流し入れる際の
緊迫した空気のなかすぐ目の前では完成した梵鐘を吊るすお寺の住職が檀家さんとともに鐘に魂を込めます
息をのむ
危険な作業は無事に終了したかと思いきや…
上手く鐘として鳴るか型を外すまではわからない不安を抱えたまま慎重に型を外していきます
型どおりの見事な形に仕上がったよう。
しかし職人さんが気になるのは鐘として美しい音が鳴るかどうか
(鐘の音)
職人さんの魂が込められ完成する梵鐘
(鐘の音)
じんわりと響く音が作り手の苦労を労います
日本の職人24時
猛吹雪。
スキーヤーたちが積もったばかりの新雪にシュプールを描くこの時間。
同じ青森県にある田子町の工房から…
中におじゃましてみると炭をくべている様子。
実はこちら夫婦で切り盛りする鍛冶屋さん。
すると奥さんご主人と一緒に大きなハンマーで鉄を叩き始めました。
しかも見事なあうんの呼吸
ほんとですか?ずっと30年お二人で?はい。
夫婦の絶妙な間そして正確な命中で確実に鉄を打ち続けます。
夫婦で叩いた材料はずいぶんと薄くなりその厚さはわずか2mm程度。
職人さん板状になった鉄に切り込みを入れ再び叩き始めました。
それにしてもあまり見ない形ですが
今では作れる職人がほとんどいないこの刃物。
中畑さんは
ここであなたに質問。
職人さんがここから仕上げていくのは日本のある伝統的な刃物。
それはいったいな〜に?
伝統的な刃物?これ今もう雪じゃないですか今の季節。
やっぱり雪がとけてから使うんですか?そうかもしれませんね。
これ名前があるんですね?もちろんです。
田子町の名産品と関係ある?名産品というふうに考えなくてもいいのではないでしょうか。
どこで使う?畑?海?海ではないです。
山。
山にしましょうか。
とにかく日本人の我々が長くお世話になってきた物には欠かせない刃物です。
私は使ったことありますか?恐らくないと思います。
今これ使ってる人少ないよね?多くはないでしょうね。
これ1つで実用になるんですか?なります。
1つで実用になる。
(萬田)えっとどうしようかな刃物。
職人さんが作る
鍛造が終わると万力に固定して
更に職人さんカーブの内側を機械で研磨。
刃を入れ始めました
その形はまるで小さな鎌のよう。
よく見ると刃は2か所。
カーブした場所と飛び出た部分にも。
丁寧に形を整えたところでカーブのついた部分をなんとグニャリと曲げてしまいました。
これで大丈夫なのでしょうか?そんな心配もよそに職人さん着々と完成に近づけていきます
あら豆助寝てたの?
その使い手である別の職人さんについていくと…
曲がった刃物で木の皮を剥き始めたではありませんか。
最後に切り込みを入れると樹液がじわりと染み出てきました。
そうこれは
正解は木漆をとるための刃物でした
中畑さん夫妻は鍛冶屋さんの2代目。
夫婦二人三脚の鍛造は先代から引き継いだスタイルです。
しかし嫁いできた当初奥さんは…
以来ともに歩んで35年。
今や奥さんは欠かせない職人さんの右腕です
どっちがあれだっていうわけじゃなくて…。
どうしてもやっておきたいことがありました
今や自分だけと言われるその技術を後世に残したい。
そんな思いからどこの鍛冶屋さんでも作れるようマニュアルを一つひとつ形にして残しているのです。
夫婦の元気の証し鍛造の音が雪国に響き渡ります
すごいすばらしい。
というわけでクイズの正解は漆掻きカンナでございました。
知らないよ。
出てくるわけないじゃん答えとしてこれ。
ある意味草野さんがいちばん近かったかなと思いますけれどもクイズはクイズですから不正解ということにさせていただきました。
日本の職人24時。
全国の職人さんが空腹を満たし英気を養う正午
昼下がりの日差しにきらめく有明海
寒風吹きすさぶなか佐賀名産の養殖海苔も温かなお日様の光をいっぱいに浴びるこの時間。
市内のとある工房では伝統の仕事を支える若き職人さんがようやくお昼ご飯にありついていました。
ひと際豪快な食べっぷりの藤井さん
(スタッフ)宝ですか。
はい。
じゃあ頑張りましょう。
大先輩に宝とまで言われる若き職人さん。
食事を終えると午後の仕事が始まります
手にしたビンの中身は…
なんともカラフルな材料
すると真っ赤に熱せられたガラスを転がしながら表面に貼り付けます。
そうここは吹きガラスの技術を用いて佐賀伝統の容器を製造する工房
(スタッフ)きれいですね。
表面につけたカラフルな材料がみごとに溶け合い優しくそれでいて鮮やかな彩りのグラスに。
これはさまざまな技法を用いて美しい色を容器に添える佐賀県の名産
ここ副島硝子工業は創業から111年の老舗の工房。
最盛期には30人以上の職人さんがその腕を競い合っていました。
しかしそれも今や昔のこと。
その製造量の減少とともに一人また一人と職人さんは減り続け…
師匠の前工場長がある日病に倒れ突然の引退を強いられたのがちょうど10年前のこと。
藤井さんが師匠が言ってたのが
その中には
それは熱した青いガラスを細く長く伸ばすことから始まります
豆助すごい技よ
熱した青いガラスを細く長く伸ばした職人さん
この地で独自に生まれた吹きガラスがその名も
2本の吹き竿を同時に使うその技法は高く掲げての作業のため一般的な鉄製のものではなく軽いガラス製の竿を使います
窯の中へ戻して熱し直すと竿まで溶けてしまうため何より作業スピードが命。
一瞬でも気を抜けば垂れ落ちる材料のガラスを素早く回転させる手の動きで成型。
そしてここからが
もとのガラスに熱せられた新たな材料を加えます。
すると次の瞬間
2本の竿を高く掲げました。
職人さんは微妙に息を吹き込みながら完成する容器の注ぎ口を作っていくのです。
竿の先で行われているのは息を吹き込みつつ新たな材料の熱で表面を溶かしながら穴を開けるという離れ技
高く掲げるのは重力でガラスが垂れ落ちるまさにその瞬間の形状を活かしながら仕上げるため。
ガラスが冷え固まっていく温度とタイミングを計りながら職人さんは2本の竿を巧みに操り形を作っていくのです
それは息を吹き込み膨らませることで生まれる自然な丸みと溶けたガラスが垂れ落ちるときの滑らかな線を活かした独特のフォルム。
自然の摂理に逆らわない作りこそがジャッパン吹きならではの特徴。
日本酒を温めるときに使われるガラス製の燗瓶
かつて佐賀県では一家に1つ必ずあったという生活用品でした
今では藤井さんにしかできないといわれるジャッパン吹き。
パートナーを務める職人歴8年の副島さんも仕事の合間を見つけては日夜修業を積んでいます。
しかし…
かつての職人たちが編み出した吹きガラス究極の技法。
その美しい姿を消さぬようたゆまぬ努力を続ける2人の若き職人の姿がありました。
日本の職人24時
午後3時福岡で忙しさのピークを迎えていたのはそう名物辛子明太子。
お歳暮にお正月の贈答用に通常の10倍にもなる量を総出で仕上げます
明太子工場から南へ60キロ
ここに
午後の仕事に向け職人さんもスタンバイ
早速パートナーである職人さんが用意したのは木材。
その脇には…
よく見ると鋭い刃がついています。
これからいったい何が行われるのでしょうか。
運んできた木材を手にとると…
ものすごい音とともに木材が削られ次々と飛び出してくるではありませんか
この高速回転する円盤には刃が12枚。
そこに木材を押しあて削る仕組み。
しかし力加減を間違えば木そのものが弾け飛んでしまう危険な作業
まるで機関銃のように飛び散る木材
これから作る製品には…
こうして削られた木のチップは大きな容器の中に次々とためられていきます
すると職人さん自らも容器の中へ
すると棒のような物を使い
ここであなたに質問。
職人さんが作っているのは
それはいったいな〜に?
一応かつてはと言っておきますがどこのご家庭にもいっぱいあった。
複数たくさんあった。
いっぱい?正月とか時期にはあまり関係なく…。
関係ないものですね?そうですね。
使用時期というのは通年と考えていただいていいと思います。
樟を材料にその特徴を活かしてというようなナレーションも。
ありましたよね。
流れておりました。
樟何だこれ?これ樟からできてるのをみんな知ってたの?昔は。
ご存じだったと思いますよ。
今は樟を使った製品というのは結構あるんですか?似たような物という答えでよろしければ…。
昔はこの1種類しかなかったってことよね。
同じ効果のあるものというのは今の一般家庭にも当然皆さんのご自宅にもあると思います。
では答えをお出しください。
西村さんいきましょう。
煮出すのは間違いないだろうなと釜の形状から見て…。
そしたら液体だなと。
今はいろいろな種類が出ているし昔はこれしかなかったのではないか。
なんだよ!?今年初の言われた!初初!
職人さんが
まずは容器の中に木のチップを均等に敷き詰めるとしっかりと蓋を閉め密閉します。
しばらくすると隙間から湯気のようなものが
更に蓋を開けると大量の蒸気が一気にあたりを包みます。
そう釜の中でじっくりと木が蒸されていたのです。
こうして蒸し終えた樟のチップはベルトコンベヤーにのって1か所に集められていきますが…
そう蒸し終えた樟は製品に必要な成分が完全に抜けきった状態。
実は釜で
その蒸気はこちらの穴から外にある冷却装置へ
釜から送られてきた蒸気はパイプを通りこの冷却装置の中で樟の成分を含んだ蒸気の温度をゆっくりと下げ結晶化させていくのです
それはどんな姿となり現れるのでしょうか?水の表面にはなにやらクリーム色をしたシャーベット状のものが。
実はこれが
その製品にはこの中に含まれる
それは袋にその結晶を詰めタンスの中の衣装に添えて使うもの。
もうおわかりですね
正解は…
こちらは全国的にも珍しい天然樟脳を作る工場。
内野さんは現在その5代目
主を失った工場を見るたびに募る悲しみ。
一度は閉鎖することも考えました。
しかし樟脳作りを絶やしては夫に申し訳がない。
その思いから…
出来上がりうんぬんはそんなに違いがあるわけではないんですけども…。
頑張ってやってるよって。
どうよって…。
以来伝統の製法を受け継ぎこれまで必死に励んできた樟脳作り。
今ではそのよさを多くの人に認められ商品は予約で3か月待ち。
今日も職人さんは問いかけます。
お父さん私は5代目として合格ですか?
すばらしい。
すばらしい。
クイズの正解は樟脳でございました。
西村さん以外正解とさせていただきます。
特に草野さんおみごとでした。
おみごと。
日本の職人24時
もうもうと湯気が上る
日本一の源泉数と湧出量を誇る温泉街で夕食前の至福の時間
別府の温泉は最高や。
人々がほっこりしている頃…。
時同じくしてこちらは
これから
始まろうとしていました
かけ声を合図に
実はこれ
総勢200人を超える地元有志の方々が力を合わせて運びます。
その向かう先には巨大な岩が
あら豆助どこに行くの?
いくぞ!
200人以上が力を合わせて運ぶ巨大注連縄は
しかしその作業場は
声をかけ合いながら作業すること2時間。
みごとに注連縄がかかりました
お正月を前に行われる伝統の行事です。
一方同じ大分県。
こちらの集落にも伝統を守る職人さんたちが。
ここ皿山地区は14軒中10軒が窯元という小鹿田焼の里。
300年前この地に窯が開かれたときから変わらない昔ながらの製法が今に受け継がれています。
その製造は付近の山からとってきた土を金槌で叩き細かく砕く作業から始まります
この地区では原料の土作りから焼き物の完成まで各窯元がすべての工程を行います。
それも皆手仕事。
細かく砕いた土をのせた重い荷車を押して向かう先にはなにやら動くものが
これは川の水の力を動力に土を更に細かくする唐臼。
2週間ほどつき続けて原料の土を細かく挽いていきます。
山の土を川の力でつく。
自然の力でゆっくりとつき続けることで固まった土がきめの細かいサラサラの粉末に。
そうして2週間かけて粉状にした土を…
なんと水に入れてしまったではありませんか。
素早くかき混ぜると…
その上澄みだけを柄杓ですくい隣の水槽へ。
底に沈む粗い土を除き水中に舞い上がる細かい土だけをすくい取るのです
自然の力と手仕事。
300年前からの伝統的な方法でじっくりと作り上げた土はまるで生クリームのようにきめが細かく滑らか。
この上質な原料があってこそ美しい陶器が出来上がるのです
およそ1か月をかけて作られる原料の土
理論上そうですよね。
原料となる土動力となる水燃料となる木々。
自然の恵みに支えられ小鹿田焼の精神は守られてきました
その方法は独特です
職人さんが取り出したのは金属のヘラのようなもの。
弾力性があるようですが
これは何ですか?
ロクロを回し表面にカンナを押し当てると…
弾力のあるカンナが一瞬にして模様を彫りました
これは飛び鉋とよばれる小鹿田焼独特の装飾技法
焼きあがった皿の表面には特徴的な模様が美しく刻まれています。
この飛び鉋の他にもいくつかの独特な装飾技法がある小鹿田焼
味わい深く実用的。
その高い技術は
個性ある小鹿田焼の最終工程窯焚きの作業
伝統的な登り窯を使います
この窯は
ここ2か月ほどで成形したたくさんの器を窯に入れたのがつい昨日のこと。
今日は大量の陶器を焼きあげる
大量の薪が燃え盛り
しかしまだ温めてるだけですか?温めてるだけ。
なんとここまでは
ようやく立ち上がった熱を利用していよいよ本焚きに入ります。
このあと真冬の夜の窯焚き
日本の職人24時
温かな提灯が灯る青森の屋台村
(一同)乾杯!
通りを歩けば聞こえる楽しげな笑い声
地元のお客さんが北の味覚を贅沢に堪能するこの時間
一方こちら奈良公園では昼間観光客を笑顔にさせていたシカたちが森の中で休みます
そんな奈良市内のとあるお宅に
なにやら板を切り始めましたがそれは…
5つの木片で何を作るのでしょう?
これを作ってる方っていうのは全国にたくさんいるんですか?
なんと
更に加工していきます
これをこうやったら割れます。
それは誰もが知っている
ここであなたに質問
ヒントは2つ
100種類以上あります
こちらも材料ではなく道具。
これらを使って職人さんが作るものとはいったいな〜に?
お正月に欠かせないあるものを作る大事な大事な道具をお作りになっている中村雅峯さんです。
お正月に欠かせないってことは僕らもお正月毎年使ってるんですか?まぁ使っていても不思議ではないでしょうね。
不思議じゃないかどうか聞いてんじゃないんですよ。
使っていてもおかしくないですよね。
変わってないじゃん。
粘土がわかんないんだよ。
ああそうだ。
それから彫刻刀が100種類ある。
そうなんですよね。
わかんないよね。
彫刻刀があるってことは材質も木材だってことじゃない。
やっぱりあれだけの種類の彫刻刀というのは…。
初めて見ました。
ちょっと印象がないですよね。
100種類ってのはね。
そこもヒントに…。
では答えをお出しください。
井上和香さんいきましょう。
製品がすずりなのですずりを作るための道具。
東さんいきましょう。
はい。
僕は墨ですね。
墨ってするじゃないですか。
このする墨の型を作ってんのかなと…。
西村さんです。
う〜ん独楽。
あの木のあれがねやっぱり何か回転させてで彫刻刀は削る彫刻刀だけじゃなくてどうも旋盤のような引っかくような彫刻刀だった…。
わかる…言いたいことは何となくわかってきたよ。
うわぁ今日2つもらっちゃった。
いいな。
記念すべきですよ。
いったい何を作る職人さんなのでしょう?
四角い枠が組めるように加工。
その一部に細い竹の棒を差し込みます。
これは木と木がずれないようにする目釘。
でこれで組み立てればこの組み立ては完成です。
できあがったのは木の枠
豆助お正月に使うものよ
職人さんが作り出したのは木の枠。
更に一番小さな木片を加工します。
これは先ほどの
何やら組み立てられる枠が出来たところで今度はこちらの加工
実はここからが職人さんの真骨頂。
加工する板に文字が書いてある和紙を貼り付けると彫刻刀を手にとり和紙に書かれた文字の輪郭に沿って切り込みを入れていきます
均一にできるか否かが仕上がりを左右するといいます
今度は板の側面に目印となる線を書き入れます
その幅はわずか
するとその分だけ板の表面を削り始めました。
切り込みを入れた
削るポイントに合わせてノミを持ち替え力の入れ具合を均一に保ちながらの繊細な作業
文字を削り取ってしまうことのないよう欠かせないのは集中力
細かいところで力を発揮するのが刃先の細い彫刻刀
刃先の形はさまざま。
もはや針のような彫刻刀まで
100種類以上の彫刻刀を駆使して丁寧に彫り進めます
ようやく彫り終えると取り出したのは粘土。
それを板に押しつけゆっくりはがすと文字が反転して写し取られました
こうして文字の仕上がりをチェック。
彫った板の表面は確かに文字だけを残して0.3mm分だけ均等に削られていました
作業はまだ続きます。
もう一つの同じ大きさの板には何やら図案が彫られていきます
82歳とは思えない繊細な手仕事です
職人さんが目の痛みに耐え集中して彫り上げた見事な枝ぶりの松。
文字を彫った板と松を彫った板。
それぞれの表面が内を向くように枠にはめれば完成
職人さんが作った道具と同じものを使っている奈良市内の工場で見てみましょう。
真っ黒のやわらかな塊を何度もこねてあの木枠の中に入れ蓋をします
何を作っていたか皆さんもうおわかりですね
正解は墨を作る
中村さんは墨型彫刻師の7代目
家業を継いでもうすぐ60年。
ひたすらに墨型を彫り続けてきました。
墨に写したときにしっかりと模様が出るよう精度が必要とされる繊細な墨型づくり。
多くの賞に輝いてきた職人さんですがいまだ越えられない壁があるそう
ということはまだ先代を越えてないんですか?
日々精進すべく直径3.5mmの升目に漢字を彫る千字文の彫刻を自らに課している中村さん。
己に厳しい本物の職人さんです
クイズの正解は墨型ということでございまして東さん正解です。
見事なお仕事ですね。
あれでまだ越えてないという先代をね。
萬田さんなかなかこういう作業だというのは知らなかったわけですけど。
なんかね何にも考えないでキュキュキュってすってましたね。
墨として残らないんですよね。
それが使ったものが文字として残るっていう。
ほんと不思議ね。
日本の職人24時
東京の繁華街は年末の忘年会シーズン真っ盛り
若者たちが解放的な年末のひとときを過ごす頃…
豆助また寝てるの?
大分の小鹿田焼の里にはこの時間も共同窯で働く職人さんの姿が。
焼き物のよしあしを決める本焚きが続いています。
使う薪は2m以上の長いものばかり。
職人さんは炎の勢いを確かめながら…
もういいかな。
投げ込むようにして次々と薪をくべていきます。
こうして数時間かけ窯の温度を上げていくことで品物が焼き上がるのです
すると…
向かった先は…
はいは〜い!
焼き上がり直前になると次の窯を担当する職人さんに伝えるのが共同窯のルール。
ここまで18時間
そのため薪を放り込めば…
窯の温度を上げるための薪を節約する先人の知恵。
こうして深夜の窯焚きは続きます
東京の下町。
人けのない路地裏で猫たちが思い切り羽を伸ばす午前1時
ここ西東京市のとある工房にはまだ明かりが灯っていました
部屋の中では
大量の竹を選別してるようですが…
掛かっちゃうから?時間が…。
全国から入る注文に一日でも早く応えようとこうして夜中まで作業するという職人さん
その材料となる煤で燻した竹を…
すると今度は削りだした別の竹をその先端に取り付けました。
作っているのは
ここであなたに質問。
この方いったい
次の鍵をヒントにお答えください
これらを使って職人さんが作る物。
いったいなあに?
はぁ…。
この冬場に使うものとかじゃない?ではないですね。
皆さん使ったことありますか?ここにいらっしゃる方。
皆さんが…全員がと聞かれたらそれはノーです。
ただ皆さんよくご存じです。
え〜?西村さんでも使ってない?まぁ可能性はね…。
あのね俺使ったことは…。
ある。
ありますか?それは失礼いたしました。
たぶん。
はい日本の物です。
これを使って仕事をしてるっていうかそれがプロフェッショナルな職業の人っていうのはいますか?います。
います。
そっかいるのか。
いるか。
家でも外でも使うの?中でも外でも使います。
え〜中でも使う?それは困ったな。
それはダメだな。
思いついたのはね…。
1000年以上前から使われてきたある物を作る職人さん
ところで豆助こんな日本の数え方知ってる?願い事を書いて奉納する絵馬。
その数え方は…
1体2体と数えます。
もしよかったら覚えておいてください
1000年以上前から使われてきたある物を作る職人さん。
天然の竹から作ったパーツの先端を目指す形に加工していきます
それはとても小さく同時に細かな作業
こうしてできたのは何やら奇妙な形
ここで職人さんがおもむろに取り出したのは細長く
更に1枚ずつ
微妙に厚みを変えることで何が変わるのでしょう?
音が関係あるんですか?
ここからが最も繊細な作業。
切りだした
その中心部分は特に深く。
すると職人さん耳もとで金属を弾き始めました
職人さんが耳もとで音を確認しているのはリードと呼ばれる大切なパーツ
どんな音か
かすかに響く音が
より深みのある音が出るよう
いにしえの職人さんの知恵
更に
より使いやすいものに
こうして出来上がったリードを竹の先端へ
1000年以上前から日本で使われている音の出るもの。
この形…皆さんもうおわかりですね?
これはですね
正解は雅楽で使われる
17本の竹がそれぞれの音色を奏で美しい和音を生み出す伝統の楽器です
(笙)
ここは数少ない和楽器専門の工房。
実は職人さんもともとは…
しかし
あれから42年。
現在では…
丁寧な仕事が多くの人に支持され…
使う人にいいものを届けたい。
今夜もまだまだ工房の明かりは消えそうにありません
正解は笙ということで西村さんお見事でした。
ありがとうございます。
よくわかりましたね。
たぶんちっちゃい頃…うち神社じゃないですか実家が。
だからたぶんね雅楽の演奏を観てるんですよ小さい頃から。
日本の職人24時
広島県尾道の商店街に一軒だけ明かりの灯るお店が。
中には
(一同)おはようございます。
一斉に動き始めた職人さんたち。
すると新鮮な魚が次々と
それにしてもかなりの量。
年の瀬の真夜中に大忙しの職人さんたち
豆助お正月の食べ物よ
そう職人さんが作っているのは…
昔から縁起がよいと正月のめでたい席を彩ってきた赤。
そして白。
紅白2色のあれ。
成形されて出てきたすり身はおなじみの大きさにカット
作っていたのは…
ここ桂馬蒲鉾商店では年末になると毎日板かまぼこを2000本も製造
機械から出てきたかまぼこを一つひとつ手作業で丁寧に仕上げていきます。
すり身にしたときに残った
表面をきれいに整えます
美しいその姿は丁寧な仕事があってこそ
年の瀬の真夜中。
人知れず働いている職人さんたちが日本のお正月を支えています
日本の職人24時
大分の焼き物職人さんはこの時間になっても窯焚きの作業を続けていました。
薪をくべているのはこの集落でいちばんの若手…
高校卒業してすぐ家の仕事を手伝ってるんですか?
若くして家業の仕事に就いた7代目。
その想いをいちばんわかっているのは自分も同じ道を歩んできた父親であり師匠でもある6代目
小鹿田焼の窯元では
そんななか拓磨さんも先人にならい高校を卒業すると同時に父の背中を追って焼き物の道へ。
伝統の窯を受け継ぎ守っていく。
そこには
伝統とは日々の積み重ね。
肩肘張って守るものではないのかもしれません。
若き焼き物職人が夜を徹して迎えた午前7時。
父浩二さんのサポートを受けて大量の薪を焚ききった窯。
レンガと土で口を塞ぎようやく窯焚き作業が終わりました
そしていよいよ
レンガを外した奥には窯に入れたときは姿を変えた待望の焼き物が
300年前から続いてきた小鹿田焼の共同窯。
そこには自然とともに伝統を守る職人さんたちの姿がありました。
そして迎えた…
東京のとある路地裏になにやら人だかりが。
寒いなかひたすら待ち続けるおよそ300人の大行列。
4時間待ってでもお客さんが目指すそのお店は日本そばの老舗…
番組では足かけ
戦いの日々に密着しました。
豆助見てなさいね
10月の営業再開。
ひいては2年ぶりの大晦日へ向けかんだやぶそばの新店舗造りが急ピッチで進んでいました。
都会のビルの狭間に造られる和風建築。
新たな建物でありながら求められるのは
それぞれの職人さんにこの仕事にかける思いがありました
店の再開を待つ人々の期待を裏切らない
現場に運び込まれてきたのは
こちらは
この美しい板の木目に
実はこれ
同じ檜の板をみごとにスライスしたこの材料
それを天井板の表に貼り付けることで天然無垢の吉野檜が持つ美しい木目を活かしつつ天井板に統一感が生まれ上品な仕上がりに
秋の気配が漂い始めた頃新店舗造りが進む敷地に新たな象徴となるけやきが搬入されました
その作業を笑顔で見つめるのは…
こうして神田の地に200人の職人さんの手によりよみがえる老舗
昔から掲げられてきた釣り行灯がもう一度同じ場所におさまり新店舗が完成
通りと敷地を隔てていた板塀は取り払い街並みにとけ込んだ趣ある佇まい。
かつて竹やぶの中に店があったことからついた店名やぶそば。
その昔の姿を彷彿とさせる新たな店構え
店内に入ると開放感溢れる大広間がお客さんを迎えます
この空間で新たな老舗の歴史が刻まれていくのです
そしてオープン直前
今回は塀を取り払って街と緑を共有するという考え方。
すみません和風総本家です。
そういう受け入れてくれた店主の方たちやおそば屋さんにはどういう気持で今おりますか?
復活の裏には同業者の支えが。
そしてカメラが見守る中
皆が待ち望んだかんだやぶそばの再出発
厨房の職人さんは大忙し
豆助それはあなたのじゃないわよ
2年ぶりに復活したかんだやぶそばの大晦日の営業。
きっとまたあの味で迎えてくれる。
そう信じて行列に加わり待ち続けたお客さんたち
せいろう2枚の…てんぷらに卵とじ…。
待ってくれていたお客さんたちの気持に応えるように営業を休んでいた間も他店で働きその腕を磨き続けていた職人さんたちが手早くそばを仕上げていきます
この店のそばで年を越してきた舌の肥えたお客さんの評価は…
年が明けるまであと30分。
しかし行列はまだまだ続きます
手を休める暇もなく働き続ける職人さん。
そして満席のまま年が明けます
年明けました。
慌しく明けちゃいましたね。
ようやく最後のお客さんが食べ終わり閉店
今日一日頑張って働いた職人さんたちには何より嬉しい仕舞い蕎麦の時間です
こうして復活したかんだやぶそばの職人さんたちが仕事を終えた3時間後
2015年の初日の出が富士山の裾野から昇り日本の職人さんたちの新たな1年が始まります
凍てつくような冬の寒さのなかでも黙々と仕事を続ける職人さん。
来た道を天職と信じひたすら前へ歩み続ける生き生きとした顔に出会えました。
日本の職人さんっていいな
2015/12/26(土) 14:50〜17:15
テレビ大阪1
和風総本家[再]「日本の職人24時」[字]

日本列島…真冬の戦い▽炎と格闘!登り窯…一子相伝技▽復活!神田老舗そば…年越し密着▽命がけの正月準備…断崖絶壁!巨大しめ縄▽大行列!港町食堂▽伝統和紙…雪さらし

詳細情報
番組内容
800年の伝統を今に受け継ぐ鋳物師さんが重さ1トンの巨大梵鐘を製造する現場や、早朝4時半から始まるお正月のおせち料理に欠かせない食材づくり、新年を迎えるために働く庭師さんなど、忙しい師走から新年に向けて働く全国の職人さんたちに密着、お正月に日本っていいな。と感じる2時間半。
出演者
萬田久子
東貴博
草野仁
西村和彦
井上和香

【進行】
増田和也(テレビ東京アナウンサー)

音楽
【音楽】「和風総本家」テーマ曲 縁の詩(えにしのうた)
【作曲・演奏】上妻 宏光

ホームページ
http://www.tv-osaka.co.jp

ジャンル :
趣味/教育 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – クイズ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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