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受動喫煙、ペットに悪影響 英研究

AFP=時事 12月30日(水)13時13分配信

【AFP=時事】喫煙はペットにも悪い──犬や猫に対する受動喫煙の影響を研究している英グラスゴー大学(University of Glasgow)の研究者らが29日、明らかにした。たばこの煙にさらされているペットは、動物のがんや細胞損傷、体重増加など、健康に問題が生じるリスクが高いという。

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 同大学のクレア・ノッテンベルト(Clare Knottenbelt)小動物獣医学・腫瘍学教授は、「ペットの飼い主らは、喫煙が自分のペットに与える影響について、あまり考えていない」と指摘し、「家庭での受動喫煙は、ペットに直接的な影響を与えているとわかった」と述べた。

 研究によると、飼い主の喫煙本数が1日10本以下の場合、猫のニコチンのレベルは大幅に減少するが、非喫煙家庭の猫に比べると、明らかに高かった。

 また、去勢された犬の睾丸を検査したところ、細胞損傷の指標となる遺伝子が喫煙家庭で生活する犬のほうが高く、去勢後の体重増加も多かったという。

 研究の最終報告書は、2016年に出版される予定。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:12月30日(水)15時43分

AFP=時事

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