ウェークアップ!ぷらす 2015.12.26


2015年、ことし最後のウェークアップ!ぷらすは、スタジオを飛び出して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにやって参りました。
そして私の横にいらっしゃるのが、石破茂地方創生担当大臣です。
おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いいたします。
どうですか?大臣、初めてですか?ここは。
初めてですけどね。
10分いただけでもう感激。
感激ですか。
いらしたことがある方は、もう見てすぐお分かりだと思いますが、ここは魔法で作られた街、村、ホグズミート村という所なんですが、本当に何回来ても、よく出来てるなという感じが、大臣、しますよね?
そうですね、私もどうせね、魔法の話だから、子ども向けかなと思ってたんですよ。
今まで一度も来なかったんだけど、5分、10分いただけで、何度でも来たいなって、そんな気分になってくるって話だけどね。
で、なんで石破大臣とこのユニバーサル・スタジオ・ジャパンなんだっていぶかってる方も多いと思いますけれども、地方創生大臣としては、日本を豊かにすることを考えなきゃいけない。
その意味では、この大阪がことし、大阪も地方と考えると、すごく世界中からたくさんのお客さんを呼んだという、特にここがまさしく核の施設であります。
インバウンドというのが一つ、流行語になりましたよね。
要するにバウンドを超えてというか、よそから内側に入ってくるということで、外国人観光客のことをインバウンドといいますが、インバウンドの集客の、ここが核になったということで、大臣、実はこのユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、10月の入場者数が175万人で、どうもあの東京ディズニーランドを抜いたんじゃないかと、月間の記録でということで、観光立国、日本を目指すにおいて、ここできょうは大臣と共に、きょうのウェークアップ!ぷらす、インバウンドスペシャルということで、お届けしてまいります。
大臣、おつきあいよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
全国津々浦々に観光客を呼び込むため、全力で取り組んでまいります。
観光立国、日本実現へ、本格的に動きだした2015年。
爆買い!
中国人観光客の豪快なショッピングもすっかりおなじみ、日常の風景。
日本経済に恩恵をもたらしたことしは、まさにインバウンド元年だ。
今週、国土交通省が発表した最新の訪日外国人旅行者の数は、1901万人。
政府が2020年までに達成すると目標に掲げた2000万人を、早くもうかがう勢いだ。
右肩上がりのインバウンドに沸く日本。
その中でひときわ存在感を見せているのが、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンだ。
去年7月にオープンしたハリー・ポッターエリアに加え、期間限定のイベント、ユニバーサル・クールジャパンや、世界一のクリスマスツリーなどが次々と大ヒット。
日本人のみならず、外国人旅行客の心をがっちりつかみ、入園者数を大きく伸ばしている。
だが一方で、課題も山積みだ。
深刻さを増すホテル不足。
規制緩和の動きも出てきてはいるが、本当にホテル不足解消の切り札になりうるのか。
パリ同時テロをきっかけに、世界を覆う不穏な空気。
観光への影響は?そして島国日本の水際対策はどうなっているのか。
この春、夢の新幹線開業に沸く、今人気のあの街で、新たな問題が。
地方で見えた光と影とは。
中国の景気減速への懸念が広がる中、爆買い特需の先には何が待ち受け、何が求められるのか。
そのヒントを求めて取材班が飛んだのは、親日で知られるあの国。
日本を巡る意外なまでの実情から浮かび上がる、ネクストチャイナ獲得への課題とは。
2020年東京オリンピックまであと4年余り。
多くの外国人を受け入れ、経済発展、地方創生につなげるために今、必要なこととは。
USJをV字回復させたカリスママーケッター、地方創生を推し進める大臣。
日本の観光マイスター。
豪華3人のキーマンとともに、USJから生中継。
おはようございます。
12月26日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
きょうは冒頭お伝えしたようにですね、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、それもご覧のように魔法で出来たじゃないですか、これは魔法魔術学校ですね。
ホグワーツ城を見通すことができるテラスにやって来ております。
ゲストの皆さん、ご紹介しましょう。
まずはこのユー・エス・ジェイ執行役員の森岡毅さんです。
よろしくお願いします。
おはようございます。
ここのお城は別に、魔法で作ったわけじゃないですね。
こちらの村のほうが、魔法で作ってあるんですね。
魔力の塊でございます。
魔力の塊、それにしても魔法で作ったと言われても不思議でないぐらいの出来栄えですね。
後ろは何回見ても。
そして、そのお隣です。
星野リゾート代表の星野佳路さん、おはようございます。
おはようございます。
星野さん、こちらには何回かお越しですか?
いえ、実は初めてなんです。
え?そうですか。
すみません。
どうですか?初めて来た印象は。
まだ着いたばかりで楽しんでないんですけれども、このあと少し楽しんで帰りたいと思います。
よろしくお願いします。
そして、優木まおみさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
は、当然のことながら、何回か?
私、きょうで3回目ですね。
どうです?3回目として。
前は、大人が楽しめるっていうイメージだったんですけど、前回、私は子どもと一緒に来たんですけど、子どもも楽しめるものがたくさん増えてるんですよ。
そうなんです、赤ちゃん連れ。
そこのあたりがUSJきっかけの鍵だったわけですが、きょうは日本全国の経営者の皆さんに、どうやったら、いっぺんだめになりかけたところが、立ち直るのかという、この森岡マジックを、後ほどじっくり聞かせていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、それにしてもきょうは、インバウンドスペシャルということで、外国から日本にいらっしゃる方々というのに注目しようと思うんですが、ご覧のように、訪日外国人数の推移ですが、ほんの10年ほど前は600万人ぐらいだったものが、今、ことしもうすでに12月19日までで1900万人を突破。
石破大臣、これ、数年前に東京オリンピックのときまでに2000万人という目標でしたから、それはもう軽く達成という感じになってきましたね?
予想より早いですよね。
それはまあ、円が安くなったっていうのが大きいですよね。
あとはビザを緩和した、あとアジアの景気がよくなったっていう、いい要素が全部重なったんですがね。
だから本当にこれを、実力でもっと伸ばしていくというのは、政府としても、いろんな努力をしたいなと思います。
これからどうなるかというところなんですが、その海外からの集客の起爆剤となっているのが、このUSJであります。
けさからもうこの時間から、どのくらい外国人の方、にぎわってるのか、伝えてもらいます。
増井さん。
年の瀬が迫る中、朝早くからたくさんの方がここ、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れています。
おはようございます。
おはようございます。
私が今いますのは、パークの入り口の近くにあります、メインストリートに来ています。
キャラクターのみんなも来てくれてますよ。
みんなもう冬の装いですね。
そして私も、ことしパークで大人気だった、ミニオンズの仮装でお届けします。
クリスマスバージョンです。
さあ、ことしインバウンド効果で絶好調のユニバーサル・スタジオ・ジャパンですが、けさも外国人の方と見られる姿をたくさん見ました。
そんな皆さんが楽しみにしているものの一つが、あちらです。
あちらにありますクリスマスツリーなんですね。
世界一の光のツリーといいまして、ことし電球の数でギネス記録にも登録されたんです。
夜になると、まぶしいくらいに光り輝きます。
さあ、どんどん盛り上がってきていますパーク内です。
そして先ほど、お話がありましたが、辛坊さんからもお話がありましたが、日本を訪れる外国人の方の数というのは、ことし1901万人と去年よりも40%も増えているんですね。
さらに驚くべき数字があります。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れた外国人の方の数というのは、去年よりも80%も増えているんです。
すごいよね、みんな。
すごいよね、うれしいよね。
さあ、まさに、ことしのインバウンドの象徴ともいえる場所といえるんじゃないでしょうか。
いかがでしょうか、辛坊さん。
セサミストリートの仲間たちも参加して中継をまず伝えてくれたわけですが、ちょっとこちらをご覧ください。
そのユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場者数なんですが、私は開園以来、ほぼ毎年来ていますけどね。
低迷している時期は本当に寂しかったんですけど、森岡さん、こちらのパークに来たのはいつでしたっけ?
この2010年ですね。
2010年なんですよ。
2010年以降のお客さんの伸び、ご覧のように、これはまあ。
右肩上がり。
これがね、森岡マジックといわれるところなんですが、一番最初ね、優木さんもおっしゃいましたけど、まずはとにかく子どもさんがそっぽ向いてたんじゃないかっていうのが、発想があったというふうに聞いていますが。
そうですね、これはもちろん、これは私一人で成し遂げたことは何一つない、みんなで頑張ったんですけど、一番大事なのは、頑張る努力の焦点を、正しいところに持っていかないと、結果が出ないので、そういう意味では、最初に着眼したのが、うちのこのパークのターゲットの消費者の幅がですね、小さな子どもさん、そしてそのお母さんという、いわゆるファミリーが非常に少なかったというところに着眼しまして、新しい新エリアをここで作ったんですけど、それまでの間にこのユニバーサル・ワンダーランドというやつですね、ここに12年に建てたんですけど、そこから伸びたんですが、ここが結構、厳しかったところが、さまざまな工夫で、爪に火をともしながら頑張りました。
爪に火をともすっていうと、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドで、ジェットコースターを逆向きに動かすだけで、ほとんどお金かからないだろうって思ったら、これ、許可取るだけで、大変だったらしいですね。
一度、前向きで走らせる企画でですね、許認可を頂いたそのジェットコースターを、後ろ向きでもう1回再認可を取るっていうのは、あまり前例がなかったんですね。
ジェットコースターを後ろ向きに走らすだけでも、大臣、日本の許認可、大変なことになってるそうですよ。
そう考えると、だめだよねって話だけどね。
だめだよねですか?
じゃあ、なんでだめなんだと。
だって、前に走ってだめなら、よければ、なんで後ろに走ってだめなのって、言われてみれば、そうだよねって話になるんですね。
実際に非常に高い技術で作られてるんで、とにかく安全第一、事故起こしたら終わりですから、そこはきちんきちんとやって、当局も、ああ、それならってことになったんですけど、そもそも、そういう発想が出ないって。
まあ、そうですよね。
そんなこと考えないですよね。
まあまあ、許認可大変だったみたいですが、コストは余りかからなかったところが。
どこからの宝くじの大当たりぐらいで作れたんです。
そうですか?
まあまあかかってますね。
宝くじの大当たりっていうと、10億?
いや、そんなにかかってないです。
そんなにかかってないですか?
その半分ぐらいです。
そのあとの、まさしくわれわれの後ろにあります、このハリー・ポッターのエリアなんですが、ここの投資額が、450億円、450億円というのは、それが立案されたときの、USJの年間収入の何割ぐらい?
当時700億円ぐらいの売り上げだったので、そう考えたら圧倒的に6割強の。
思い切ってる。
どうなんですか、その700億ぐらいの売り上げのところが、400億円を超える投資。
これ、失敗したら終わりっていう危機感はなかったですか?
もちろん、それはあったんですけど、放っておくと、関西の市場っていうのは、少しずつ少しずつ現役人口が少なくなるにしたがって、減っていくので、そう考えたら、今、まだ体力が、バットを振れるうちに振らないとですね、のちのちもっと難しい魂を否が応でも振らざるをえなくなるという、そういう危機感があったんですね。
そこで決断してくださった社長と株主が非常にやっぱり偉かったんじゃないかと思います。
開業して大評判になりましたが、そのお客さんの波を見て、やっぱり涙出るんじゃないですか?
いやぁ、人の見てない所でいっぱい泣きましたよ。
それはどういう涙ですか?
やっぱり、一つの区切りではあったんですけど、またこれが出発点ではあるんですけれども、やはりここに来るまでの、さまざまな本当に爪に火をともしながら、塩をなめながら、450億円ためてためていったので、そこのやっぱり、歴史がみんな背負ってますので、それは非常に思いは深かったですね。
同じ経営者として星野さん、どう見てらっしゃいますか?
森岡さん、僕ちょっと質問があるんですけどね、2270万人のうち、日本人の比率ってどのぐらいなんですか?
9割です。
9割なんですよね、そこをやっぱり注目する必要があると思うんですよね。
確かに外国人は伸びたんだけど一番やっぱり、いらしていただいてるお客様は、ここでもやっぱり9割は日本人だっていうこと。
日本人も増えたということですよね?これ。
日本人が増えたっていうことですね。
それがまさに後ほど、一体、じゃあこれから日本を豊かにするために何が必要なのかっていう議論の中心になろうかと思いますが、それを言い始めると、きょうのメインテーマ、インバウンドでありますので、とりあえず、そっちのほうから攻めてみようかと、こう思うわけでありますけれども、ただね、今後を見ると、ご覧のように、アジアはテーマパークまさにラッシュで、ざっと挙げただけでも、中国にユニバーサル・スタジオですか、ディズニーリゾート、それからはローキティの観光施設が韓国ですが、香港ディズニーランド、それからシンガポールにも、ユニバーサル・スタジオなどなど、アジアとの競争が逆にこれからどんどん激しくなる中で、森岡さん、何を考えてらっしゃいますか?
やはり、これはテーマパークっていうのは、ぜいたくの塊なんですね。
これ、本当豊かな国にしか成立しようがない装置なんです。
これを成り立たせるためには、やはり一定の可処分所得を持った世帯の皆様が、ある一定の数いないと、成り立たないんですよ。
そういうパークが立ちまくるということはアジアがそれだけ豊かになったということで、非常にまず、いいことなんですね。
そういうことはこれ、国単位で見たときに、これはわれわれ、1パークの話じゃなくて、どうやって日本としての魅力でバンドルとして売っていくのか、課題になるんじゃないかと考えています。
優木さんなんか、子ども連れで、さあ、どこに行こうかといこうかと考えたときに、どういうふうにして行く場所を選択されます?
やっぱり、テーマパークはまず一番最初に浮かびますよね。
子どものゆっくりできる施設があるのかとか、おむつ替えとか、そういうまあ、そういう施設もしっかりないと、なかなか足を運びにくいですよね。
そのへんのきめ細かいところは、ここのテーマパーク来ると、よくこんな細かい所にトイレ一つにしても、ここまでやるかという工夫がありますよね。
そこの部分が、実は、努力しても、十分ということは実はなくて、お客様が増えれば増えるほど、1人当たりのサービスっていうのが、薄まる傾向にありますので、そこはやはり、そういう一番しっかりした…サービスのところに投資し続けるというのは、頑張り続けるためには、非常に重要かなと考えていますね。
きょうはこの番組、生中継でお伝えしております。
今、映っているお客様の波も、リアルタイム、この時間なんですが、8時19分、パークの開業が8時ですから、パークの開業から19分で、このエリア、この人波という状況になっています。
しかし、さらに進化していくためには、テーマパークというのは、新しいアトラクションっていうのは、当然必要になっていくわけであります。
きょうは森岡さん、なかなか、しゃべらないんですけど、きょうはちょっとしゃべっていただこうということで、何を考えてるのか、その新しいテーマパークの建設現場に、増井ですね、増井さん。
先ほどの場所から歩いて5分ほどの所、新アトラクションの建設現場の近くに来ています。
その様子をテレビで初めて公開します。
こちらです。
辛坊さん、見えますでしょうか。
この上ですよね?これって今、途中まで出来てますけど、どう見てもこれ、ジェットコースターですね。
そうなんですね。
長いレールが今、見えているんですね。
でもこれだけでは、どんなアトラクションになるのか、分かりませんよね。
このレールの向こうにあるのは、ジュラシックパークのエリアですね、これ。
レールの向こうにあるのはジュラシックパークのエリア内ですね。
完成予想図がこちらなんです。
その名も、ザ・フライング・ダイナソーといいまして、普通の座席に座って前に向かって走るジェットコースターとは違うんです。
背中を恐竜に捕まれて、振り回されながら、大空を飛ぶというような、常に宙づり状態で、ジュラシックパークの世界を下に見ながら、飛ぶというものなんですね。
こういったフライングコースターの中では、世界で最長、そして高低差も一番大きいものという、世界一のものが出来るということなんです。
1回乗ったらこれは病み付きだろうね。
何度でも乗りたいだろうね。
今から楽しみですよね。
今私、脳裏に、あそこに大臣がぶら下がってる姿が。
どのぐらいイメージ図どおりにぶら下がる感じになるんですかね。
どうなんですか、これは。
これはですね、想像していただくと、スパイダーマンとかアンパンマンが空を飛ぶポーズで、皆さんが大空を飛べるという、そういう企画なんですね。
普通のジェットコースター、座って乗る、これはこれで楽しいんですけど、やはり全身むき出しで、振り回されるときの極限のスリルというのは、もういやがおうにも人間を限界点に思いっきり追い詰めるんです。
このときに人間の脳が活性化されて、思いっきりすっきりしますので、そういう意味で、この世界最強のフライングコースターを、やはり日本にいる皆さんは世界一を日本で体験できるので、そういう意味で、日本に世界一を持ってくるっていうのが、われわれの使命なので、そういう意味でも世界一ということです。
これは開業はいつになりそうですか?
これは、この来春ですね、新春の3月の後半に向けての予定になっております。
どうですか、星野さんの目指していらっしゃる、癒やしみたいなものと、対極にありそうな気がするんですが。
そうですね。
僕はあんまりジェットコースターは、苦手なんです、実は。
そうですか、苦手で話が終わっちゃうと。
気持ちよさそう、ハンググライダーみたいな感じ?
もうそんな生やさしいもんじゃない。
もっともっとさーっと。
ものすごい、上だけであれ、五十数メーター、55メートルぐらいの所から落ちて、あと空飛ぶだけじゃなくて、地面にも潜りますんで、えげつないことになると思います。
僕は一つだけちょっと質問があるんですけど、逆にこのテーマパークっていうのは、どっちかっていうと、アメリカ文化とか、ハリウッド映画を主体にしているじゃないですか。
そこに僕はちょっと不安を感じてたんですけど、最近なんか、日本をテーマにしたものもたくさん作ってらっしゃるっていうんですけど、僕はそこは意外に大事なんじゃないかと思っていて、北京に出来たりとか、中国に出来てきたりしたときに、やはり日本らしい。
こういうところと差別化するためには、この最近やっているクールジャパンの進撃の巨人であるとか。
オリジナリティーですよね。
モンスターハンターあたり。
日本らしいコンテンツというのが大事になるんじゃないかと。
やはり日本っていうのはすばらしいクリエイティブな皆さんがいらっしゃって、すごいものを生み出す力があって、このUSJのJはジャパンですから、そこのよいものを発信していくというのが、重要な戦略になっています。
なるほど、続いては観光立国に向けて次なる課題について考えます。
よみうりてれびのすおにいる森さん。
おはようございます。
おはようございます。
読売テレビのスタジオからは、私と岩田さんと2人でお送りします。
なんだか寂しい感じがしますけど。
私ね、プレスプレビューにね、USJに行って以来、見てないんですよね。
ということは2001年。
ものすごい進化してますよね。
そうですよね。
東京で学生に教えていても、やっぱり大阪に行ってUSJ見たいっていう方が増えてますからね。
国内移動がどんどん増えるというのも、やっぱり活性化にはつながると思うので。
いいですよね。
今度大臣と一緒に新しいコースターですか、一緒に乗られてはどうですか?フライング。
それにしても、辛坊さんたち、楽しそうだなと思いますけどね。
さあ、きょうお伝えしているのは、インバウンドスペシャルです。
次なる課題を考えていきたいと思うんですけども、それはネクストチャイナです。
いわゆる爆買いツアーなどで、日本の経済に潤いをもたらしている中国人観光客の次に、日本がターゲットとすべき国は、どこなんでしょうか。
ウェークアップ!ぷらすはタイに注目しました。
こちら、ご覧いただきましょう。
タイから日本に来ている外国人の方、年々増えているんですね。
なぜタイで日本が人気なんでしょうか。
現地緊急取材で探りました。
日本と600年の友好関係が続くタイ王国。
主に仏教を信仰し、君主立憲制であるなど、日本との共通点も多い。
バンコクの中心地、セントラルワールドの前に来ています。
10年ほど前から経済発展が目まぐるしいバンコクですが、ご覧のように、街は車と人であふれ返っています。
街のあちこちで進む工事は、今の国の勢いの象徴だ。
スマートフォンの普及率も日本を追い抜き、大きく変貌しつつあるタイ。
だが、変わっているのは、街の風景だけではない。
バンコクの旅行代理店をのぞいてみると。
パンフレットを大きく広げていらっしゃるタイの方いらっしゃいますけど。
タイ人の旅行先ランキング、3年前には6位だった日本が、去年は2位。
渡航者数も3倍近くとなり、日本の人気が急上昇中なのだ。
この店も近年は現地の日本人よりタイ人で混雑。
2年前、店舗を新たにこの広い場所へ移転した。
その背景にあるのが、タイでの日本ブームだ。
3年前には、日本をテーマにした大型ショッピングモールがオープン。
ドラッグストアや書店などのほか、和食、居酒屋、ラーメン店など、日本食の店舗が軒を連ね、連日大盛況だ。
100円ショップのダイソーさんです。
こちら、お値段のほうは60バーツ、現在の日本円ですと、大体200円ぐらいでしょうかね。
安くて品質がいいので、気に入っています。
さらにはこんな店も。
おいしくなーれ!もえもえビーム。
漫画やアニメで日本のことを知りました。
秋葉原に行ってみたいです。
牛丼1杯の価格は94バーツ、日本円で310円ほど。
タイのマーケットでの食事に比べると倍近いのだが。
おいしいので大好きです。
味も刺激が少なくて、健康にもよさそうですね。
日本人は料理に心を込めて作るので、おいしいですね。
日本に遊びにいったときも、親切でサービスがよかったんです。
タイ国内の労働者の平均月収は、日本円で5万円程度。
昔ながらの市場での買い物や食事なら、十分に生活できる水準だが、海外旅行が身近とは言い難い。
だが、経済成長に伴い、急激に増えた中流層が、レジャー消費を支えているのだ。
すみません、こんにちは、お邪魔します。
バンコク郊外に住むチャオサワンさん一家。
長男のチャッチャルームさんは、日系企業で働く27歳。
大学生の妹、チャッスダーさんの卒業記念に、来年、2人での日本旅行を計画している。
旅行の費用はもう調べました。
1人4万から5万バーツですね。
日本に行くには自分のお金で行けるよう、貯金をしています。
できれば妹の分も少し出してあげたいんです。
チャッチャルームさんの月収はおよそ3万バーツ、10万円足らずだが、今回の旅行費用は、貯金で賄えるという。
日本に行きたい理由は、日本料理が大好きだから。
ほかにも文化面を学んできたいんです。
日本人は親切で規則正しい。
それに美しい街並みをじかに見てきたいんです。
妹のチャッスダーさんも、初めて行く日本旅行を心待ちにしている。
大好きなアニメと日本の景色が同じなのか、見て確かめたいの。
漫画の中に出てくる新幹線に乗ったり、温泉に入ったりもしてみたいんです。
こうした日本ブームの中、現地に事務所を設ける自治体も出てきた。
直行便が就航している福岡。
5年前、都道府県として最初にバンコクに拠点を開いた。
ことしは恐らく7万人を超えるタイ人の方が訪れるだろうということですね。
これは前年比でいくと、190%の伸び率になるような、やっぱり数字なんですね。
福岡を訪れたタイ人の75%が食べるという豚骨ラーメンも、大きな観光資源。
キャンペーンを張って、さらなる観光客の誘致を狙う。
一方で、バンコクではこんな施設まで登場した。
半年前にオープンしました、タイ人に大人気のスポット、それがこちらになります。
北海道小樽をイメージして作られた人工雪のレジャー施設、スノータウン。
ソリやスノーボードも楽しめる。
雪質は雪というより、氷に近いが、初めて雪を見るタイ人は大興奮。
こういった施設の人気が、北海道の知名度を上げている。
実はタイでのある調査で、東京、大阪に次ぐ人気のエリアが北海道なのだ。
お正月は日本で過ごす予定で、札幌に行きたいんです。
近々、子どもを日本に連れていきたいんです。
雪を見るのにお勧めの場所はありますか?
ちょうど今週、日系デパートで、日本ではおなじみのあのイベントが開かれ、にぎわいを見せていた。
北海道物産展だ。
新幹線の開通を3月に控え、さらにアピールに力が入る。
やっぱり函館に来ていただいたら、町が潤うし、今度新幹線も通るんで、やっぱ日本どこにいても、函館に通じるようになるので、ぜひ寄っていただけると。
バンコクにある日本政府観光局の相談窓口を訪ねる人も多い。
タイの長期休暇シーズンに当たる3月、4月になると、相談者が列を作ることもあるという。
近い所に鳥取がありますよ。
ここには何があるの?
砂丘があります。
砂が海のように広がっていますよ。
大阪に行くんですが、もう3回も行ったので、近くでおもしろい所を紹介してほしくて来たんです。
日本人気の高まりとともに、リピーターも増加中。
話を聞いてみると。
これは不便だなとか、これが不安だなとかってことってありますかね?
路線バスが、全部の停留所に止まらないことです。
毎回間違えてしまうわ。
日本人はあまり英語がしゃべれないんですって?
観光なら大丈夫ですよ。
英語のインフォメーションはたくさんありますから。
タイの方にとっての日本のイメージっていうのは、一番近い先進国っていうところがありますので、何かしら自分たちよりも、進んでいる社会を見て、何かそこから得るものがあったらなみたいな部分もあるんですね。
例えばマンホールを見て、すごくマンホールの写真を皆さん、撮られるんですけど、全部、模様が違うってことに、タイの人は感動してくださったりとか、常に皆さんが興味深く見てくださってるところだと思います。
美しい景色や文化、何より親切な日本人と触れ合いたいと日本に熱い視線を送る多くの外人。
爆買いで話題の中国人の次の大きなトレンドとなる可能性を秘めている。
すごく日本への関心が高いんですね。
ですね、この20年でGDPやっぱり、タイは3倍になってるんですよね。
だから日本にやっぱり見習いたいというか、追いつきたいというか、それと中産階級増えてますから、日本にリピーター、あれだけ来るっていう。
余裕があるってことですね。
時代が変わってるんですね、やっぱりね。
ちょっと余談なんですけど、辛坊さんが今、タイ語、勉強していて、やっぱりタイの人とのコミュニケーションもね、きっとできるようになるんじゃないですかね、辛坊さんね。
できたらね。
優しい仏教国ですからね、すばらしい遺跡も多いですしね、なんか日本にもたくさん来ておられるっていうんでね。
そうですね。
うれしいですね。
さて、ネクストチャイナがなぜ、観光立国への課題となるのかといいますと、2014年のデータなんですが、ご覧いただきましょう。
これは外国人がどの国や地域に行っているのかを表したグラフですが、日本は世界で22位。
アジアで7位なんです。
ことしはもう1900万人突破していますので、順位は単純には上がるわけなんですが、それでもフランスやアメリカと比べますと、4分の1とか3分の1とかいう規模なんです。
では、今後日本がさらに訪日外国人を増やすためにはどうしたらいいのでしょうか。
こちら、ご覧いただきましょう。
日本を訪れる外国人を国別で見てみます。
台湾、韓国、中国が大半を占めているのが現状です。
中でも中国というのは、前の年に比べて8割以上の高い伸び率なんですけれども、今後どうなるか、ちょっと分からないというところもあって、そのあたりが。
ですね。
不安も出てきますね。
不透明な状況です。
さてUSJにいらっしゃる皆さんは、どのようにお考えでしょうか?辛坊さん。
タイ語勉強しているのを、ばらされてしまいましたね。
ごめんなさい。
言っちゃった。
これからはタイだということで、タイ語を勉強されてる?
今、もうすごい勢いでタイの方が特に佐賀が、この間、この番組でもやりましたけれども、映画、テレビドラマのロケ地になっているということで。
そうなんですよ、私のふるさとなんですけど、そこを訪れるタイ人の方が多いということなんですけど、でもまだまだやっぱり物価がだいぶ日本と違うので、訪日っていう意味でいうと、なかなか一歩遠いと思ってたんですけど、これだけ増えてきてるんですね。
そうですね。
鳥取砂丘に石破さん、行こうというタイ人の方がいらっしゃいました。
だから大阪から近いですよね、今ね、高速道路で2時間ちょっとですから、あの砂丘っていうのは、なかなかタイにはない景色ですよね。
あまり聞いたことないですね。
月の砂漠かみたいな感じですね。
ラクダもいたりしますからね。
だから、自分たちが見たことがない景色、雪景色、雪の砂丘なんていうのは、これはすごいよ。
そこなんですね、だから日本で爆発的に外国人観光客が増えてるとはいっても、ご覧のように、これ2014年ですから、1341万人、ことしはもうすでに1900万人ですから、もうちょっと順位は上がってくると思うんですが、それにしても、去年の段階で韓国などよりも、マカオなどよりも下っていうことでいうと、さあ、日本の伸びしろはどうなんだというあたりを、ちょっと皆さんに聞いていこうと思うんですが、星野さん、どうお考えですか?
そうですね、実はね、一番伸びている背景っていうのは、世界が旅行需要が伸びちゃってるんですよね。
ですから、中間層が増えている。
全体が伸びている、日本のこの7位というのも、実は3年前も7位なんですよ。
10年前は8位だったんですよ、シンガポールを抜いただけなんですね。
ですから、全体が伸びている中で。
7位っていうのはどの数字ですか?
ここのアジアの中ですね。
なので、またこれ、順位が上がるとさっきおっしゃっていましたけど、もしかすると韓国やほかのアジアの国も同時に伸ばしているんですよね。
ですから、本当の意味で観光産業の競争力をつけないと、シェア争いで本当に勝ててるかという視点を持つ必要があると思います。
なるほど。
別に日本だけが伸びてるわけでも、どうもないぞということなんですね。
そうですね。
そういう意味では、今、大変な外国人の観光客が訪れてる、このUSJですが、どう森岡さん、見てらっしゃいますか?
もちろん、星野さんおっしゃられた視点というのは、あると思うんですけども、ただ、私の所感というか、さまざまなデータを取っていますから、その中では日本のシェアは確実に伸びていってるなと。
程度っていうのは、おっしゃられるように、1300万が1900万が、すぐに順にはね返るほどでは確かにないと思いますけど、上の方向にシェアが振れてるのは間違いないだろうというのは、これ、一般の皆さんが、ちゃんと正しく見て評価しなくちゃいけないと、私は思っているのは、現政権になられてから、この過度な円高を是正して、ビザの緩和をされたと、これが実は非常に大きかったですね。
これがないと、フェアにほかの国と戦えないんですよ。
もちろん、民間がやるべきことのほうが多いんですけれども、やはりこの競争環境を整えるために、政府が強力なリーダーシップを取ってくださったというのはまずわれわれとしては非常にありがたいなと思っています。
日本に行こうというときに、ビザがいるのかいらないのかというのは、これは障壁としては、非常に大きいですよね。
日本国内の観光業者の方は、そこまでは政策的にできないと。
確かにタイの方は確か、今、観光ビザは、いらないですかね。
観光の方は。
いらないですよ。
なった瞬間にお客さんが激増したということもあります。
政策的に、どこの国の皆さんにビザ免除をするのかというところは、難しいっちゃ難しいですよね。
これはね、国会でも議論になる話なんですがね、なんでもかんでも緩和すればいいという話ではありません。
タイに緩和をして、これだけの効果があったわけですから、私どもとしても、そういうような緩和はさらに前向きに考えていきたいとは思うんですけど、数だけで競ってもいかんのですね、これ。
どこの方々がどれくらい長くいていただいて、どれだけお金を落としていただいたっていうと言い方、あんまりよくないのかもしれないですけど、それが大事なんじゃないかなと思います。
ちょっと見てみましょうか。
国・地域別の訪日外国人数、やっぱり今、圧倒的にアジアに偏っているというのが、この円グラフで分かります。
台湾、韓国、中国だけで、もう3分の2を占めてると。
そして、この皆さんが使うお金なんですが、ご覧のように1位ベトナム、2位中国、3位オーストラリアという順番になってます。
ベトナムがトップというのは、ちょっと意外な感じがするんですが。
これはね、いらっしゃる期間が長いんですよ。
期間が長いと、お金使うわけですよね。
だから、フランスなんかもお休み長いから、結構お金使ったりしますが、近い所の人たちっていうのは、あんまり使わないことがあるんです。
どんと物は買うけれど、観光地にお金を落とすかねっていうと、それはそうでもないところがあって、地域のにぎわいとか、潤いとかいう意味でいえば、長くいていただく方のほうが、お金を落としていただけて、地域の活性化にもなるかなと思っています。
今、福岡などに行くと、やはりインバウンドの外国からのお客さんが、爆発的に増えてて、いろいろ現地で話を聞くと、いや、このぐらいが限度なんじゃないのかと、この2000万人の観光客に慣れてしまうと、この皆さんが減ったときに、困るんじゃないのかという発想される方が、結構、多いんですが、ただ、でも、まだまだ星野さん、伸びそうな気がするんですが。
そうですね、今、減ったときに困るんじゃないかという話があったんですけども、そういう意味では政治的なリスクもあるし、それからこの各国の景気のアップダウンで変わってくるんですよね。
ですから、日本のインバウンドで大事なのは、実はいろいろな国からいらしていただく態勢を整えるということなんですよ。
それ、ダイバーシティが持つこと、あるいは逆に安定するんですよね。
まさしくこれですね、現状においては、この3つの国と地域に偏り過ぎてるという状況の中で、じゃあ、アジアの経済がちょっと調子が悪くなったら、ここの部分ががんとなくなるっていうことでは森岡さん、だめだと。
特にこの欧米の皆様の来訪がですね、なかなか伸び悩んでいるというのが、実は日本にある観光資源は、非常に伝統に根ざした非常に文化的な特徴が強いものって、すごいものがいっぱいあるんですけども、そういうの好きなのは本当は、本来は伝統のある国の方が、伝統好きなんですね。
なので、本当はヨーロッパの方とか、日本の文化に対して、非常に関心を高くお持ちなので、実はもっともっと伸びる需要が僕はあるんじゃないかと思います。
もう一つだけ、意外にアジアの方々も、欧米発信の旅情報を見ているんです。
ですから欧米の比率をもうちょっと増やすと、逆にアジアも安定するっていうことも、私は考えています。
なるほど。
さあ、
けさのウェークアップ!ぷらすは、大阪・此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパンから生中継でお伝えしております。
さあ、観光立国へ次なる課題は、国内の受け入れ態勢です。
外国人観光客の増加によって、今、国内各地の観光スポットでは、さまざまな課題も表面化しています。
ことし、北陸新幹線開業効果に沸いた金沢市も例外ではありません。
金沢駅にはテレビ金沢の鈴木麻夏アナウンサーです。
おはようございます。
おはようございます。
こちら、金沢駅には、もうまもなく東京からの始発の北陸新幹線かがやきが到着する予定です。
ここ金沢駅は、新幹線の開業後、人の流れががらっと変わりましたよ。
こちらは、金沢駅のシンボル、鼓門です。
伝統芸能で使われる鼓をイメージしていまして、ここで記念写真を撮ってから、それぞれの目的地へと向かう方が多いんです。
北陸新幹線の開業後、石川への観光客の数は、4月からの3か月間で前の年に比べて15%増え、その中でも特に増えたのが、首都圏からの観光客で、およそ8割増加したんです。
また私が目に見えて増えたなと感じているのが、外国人観光客です。
北陸にはおいしいものがたくさんあります。
今の時期ですと、カニですね。
そしてこれを目的に来るという人も多い、ノドグロなども大変人気があります。
あのミシュランが、来年、ミシュランガイド富山・石川版を発行することも決まりまして、北陸新幹線の開業をきっかけに、北陸、そして石川が世界から注目されているといっても過言ではないんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
今週、インバウンドに沸く金沢市内を取材しました。
ことし3月14日。
坂木さんを乗せた新幹線が、まもなく金沢駅のホームに今、入ってきましたね。
到着しました。
ご苦労さまです。
おはようございます。
もう最高です。
あの熱狂の新幹線開業から9か月。
金沢はどう変わったのか。
全国三大名園の一つ、兼六園。
去年に比べ、外国人観光客が2割以上増えたという。
兼六園のそばにある着物のレンタルショップでは。
アメリカから観光に来た女性は、着物を着て、古都・金沢を歩きたかったと、目を輝かせていた。
歴史的な街並みが残るひがし茶屋街で、外国人に評判なのが、伝統工芸、金ぱくを使った食器などを扱うこちらの店。
中でも多いときで30分待ちの行列が出来るのが、金ぱくソフトクリーム。
地元で取れた白身魚の王様、ノドグロ。
新幹線開業に合わせオープンしたこの専門店は、来客数の3割がネットや口コミで店を知った外国人だという。
看板メニューがのど黒めし。
連日満員の大繁盛で、店はうれしい悲鳴だが、一方でこんな本音も。
今、お祭り騒ぎで、のんびりとした情緒のある金沢というの出せてない。
あまりにも、たくさんの観光客が、県外の方が来て、それに対応する力がまだ備わってないですね。
僕らもちょっと戸惑ってる部分はあります。
地元の方も戸惑うほど、金沢の街は急激に変化をしているんです。
続いては近江町市場のにぎわいを、坂木キャスターがお伝えします。
金沢駅から歩いて15分ほどの、近江町市場にやって来ました。
けさは寒い中なんですけれども、すでに市場、盛り上がっていますよ。
このように鮮魚もずらっと並んでいます。
そしてきょうは、大口水産の荒木さんにお話伺っていきます。
おはようございます。
おはようございます。
荒木さん、どうですか?新幹線開業してから、お客さんの数というのは?
そうですね、平日で1.4倍、週末土日で2.3倍ぐらいになってますね。
そうですか。
外国の方も多いんですか、
中国の方が多いですけど、それを中心にいろんな各国から、来てますね。
そしてここで、大口水産の今の売れ筋というのをご紹介します。
それがずばりこちらです。
AKBということなんですが、USJの優木まおみさん、これ、何を指しているか、分かりますか?
分かるわけないですよね。
なんだろう。
ノドグロはNだしね。
失礼しました。
これ、実はですね、頭文字なんですが、答えはこちらです、じゃーん、ということで。
甘エビ、カニ、ブリの頭文字を取って、AKBということだったんですよね。
なるほど。
そうだったんです、これでAKBなんです。
これは売れ筋なんですけれども、荒木さん、売れ行きのほうはどうですか?
そうですね、ここ観光客が増えて、いろんな串ものとか、食べ歩きが増えたんですが、やっぱり、地元の客がね、地元のお客さんがちょっと歩きにくいので、ちょっと減ってますね。
実はですね、地元の方からは戸惑いの声も出ているんです。
こちらのVTRをご覧ください。
近江町市場で今、外国人を中心に人気なのが、新鮮な海産物をその場で食べるイートインコーナーだ。
行列が出来る店など、市場がにぎわいを見せる一方で、地元の買い物客からはこんな声が。
以前はちょくちょく、お魚買いに来たりとかあったんですけど、観光客の方が増えてからは、すごく混雑するので、少なくなりましたね。
実は今、地元の客から市場に苦情が寄せられているのだという。
地元のお客様が歩きづらい、ゆっくり買い物ができないという、ちょっとそういうお小言を頂いておりまして。
訪れる客だけでなく、店側にも影響が。
野菜や肉、果物など、日常必要な食料品を扱う店は、地元客の減少に伴い、売り上げが落ち込んでいるという。
だいぶ少なくなってる、地元の人が。
2、3割減った、死活問題。
このような声が出ているわけですが、荒木さんはこの現状をどうお考えですか?
大変な状況になってるんですけど、今までどおり、地元の人に愛される店を続けていくように努力します。
なるほど。
そしてこのような現状をですね、地元のアナウンサーとして、鈴木アナウンサーはどのように感じていますか?
この北陸新幹線の金沢開業というのは、石川県民にとっては、まさに悲願でした。
開業から9か月がたち、さまざまな課題が浮き彫りになる中で、自治体や県民の中に、開業そのものがゴールというような認識がどこかにあったのではないかと思うんです。
でも開業は通過点にすぎず、大切なのは、一度来た観光客の方が、次もまた金沢に行きたいなと思ってもらえるような街を作っていくことだと思うんですね。
この開業効果を一過性のものにしないために、今後、どのようにしていくか、金沢の街の真価が問われるのは、これからだと思います。
なるほど。
真冬なのに麻夏アナウンサーの言うことがまさしくそうだなと思うのは、新幹線開業がゴールになっちゃって、そこから先のことをどうもあんまり考えてなかったんじゃないのか、特に深刻なのは、地元の皆さんでにぎわっていた市場が、外からのお客さんによって行きづらくなってっていうのは、星野さん、これは最悪の事態かもしれないですね。
そうですね。
新幹線効果っていうのは、逆に金沢の人たちを東京に買い物に行かせる効果っていうのもありますからね。
そういう意味では、あの地域から金沢にいらしていただく市場を、どうやって維持するかっていうは大きな課題だと思いますね。
今、手元にパターンをお持ちですが。
これ、ちょっとすごく大事なものなんですけども、これ、緑が実はインバウンドっていう、きょうの特集しているところなんですね。
確かにインバウンドっていうのは増えました、この1年間でですね。
今までも増えてきたし、これからも増えていくと思うんです。
ここだけ見ていただくと、0.5兆円増えてるんですよね。
ただ、国内市場を見ていただくと、大半がですね、この赤と青、これ、日帰りと宿泊なんですけども。
その赤の部分は日本人の国内宿泊。
日本人による日本人国内宿泊と、日本人による日本国内日帰りなんですね。
それを見ていただくと、下がっているんですよね。
2013年から。
円の真ん中のトータルは2013年が113万円のが、23.7兆円だったのが、2014年は22.5兆円、旅行の費用の総額が下がってるんですか?
それは国内の宿泊が下がっている。
そしてその日本人による国内観光が下がってるからなんですね。
少しインバウンドが少々倍になったとしてもね、国内市場が10%減るだけで、その効果っていうのは、相殺されるんです。
ですから、インバウンドを伸ばすことももちろん大事なんですけど、同時に国内市場をどう維持するかってことも考えていかなきゃいけないっていうのは。
国内の旅行する人が減ってきてる可能性があるとすると、理由はなんだとお考えですか?
今回の消費税の問題もあったと思いますが、ただ、長年見ていると、徐々に下がってきていて、それは若い人の旅行参加率が落ちているんです。
特に20代の方々の。
旅行をしなくなっているということですか?
国内旅行参加率はこの10年間で60%ぐらいから、50%に落ちてるんですね。
ですから、インバウンドに来てもらうっていう政策は、ものすごく大事で、それは成長分野なんですけど、同時に若い人たちに、日本国内をもっと旅行してもらうというキャンペーンもやっていかないといけない。
優木さん、どうして若い人が旅行しなくなってるんだと思います?
保守的な若者が増えてるっていうのもいいますけど、いろいろ今後の日本に対する不安とか、やっぱりお金はためておかなきゃいけないとか、ということもあるかもしれないですね。
ほかのことにお金がかかりすぎて、旅行にお金を回す余裕がなくなっているということ。
そうですね、あと宿泊施設が足りないということはないんですか?外国人の観光客が増えて。
今回、外国人の観光客が増えてるのは、実はトップ5都道府県で65%、インバウンド取っちゃってるんですね。
ですから、地方から見てみると、インバウンドブームっていうのも、なんとなく一極集中ブームに見えてるんですよ。
ですから、地方の旅館行って、リゾートに行っていただくと、決して部屋が足りないっていうことは、今ないと思いますね。
星野リゾートも今の石川県に新しいリゾートを作るってふうに聞きましたけれども。
かが温泉郷なんですけれども、すごく伝統的な山代温泉っていうのがありまして、そこに開業したばかりなんですが。
そこはターゲットはどのあたりなんですか?
もちろんこれ見ていただくと分かるとおり、大半が日本人であるということは、私はもう当面、変わらないと思うんですよね。
ですから、インバウンドを増やしていくっていうのは、成長セグメントとして大事なんですが、やっぱり日本人のお客様を中心に頑張っていく、それはこのユニバーサル・スタジオ・ジャパンも同じだと思うんですよね。
石破さん、やっぱり若い人が旅行しなくなった一つの理由としては、やっぱり日本の若い人の所得が、所得自体が相当落ちているんじゃないかという感じもするんですが。
それだけではないと思いますよ。
やっぱりスマホに使うお金がいっぱいかかっちゃうとかね。
車売れなくなっちゃったとか、それみんな、所得が下がったせいにしてもいかんのでね。
だから最初に行ってみようっていう動機づけをさせてみると、おもしろいなっていうことになると思うんですよ。
どの層なんだ、減ってるのはということですね。
例えば、このユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも、私、ハリー・ポッター読んでないから、つまんないだろうなと思って来たら、このおもしろさですよね。
最初に行ってみよう、だったら、最初に来た人は半額ですよ、でもなんでもいいんですよ。
JR九州なんかやってるように、こんなに日本にいいとこあるじゃない。
1回行ったら好きになる。
ななつ星ってそういう戦略でやってますもんね。
日本でも今、19歳をターゲットに、19歳はスキー場でリフトただみたいなキャンペーンやってたりしますよね。
僕ね、思うんですけど、日本って、シニア割引はすごく多い国なんですよ。
ただ、どっちかっていうと、シニアの方のほうがお金持ってらっしゃるんですよね。
ですから、私はどっちかっていうと、シニア割引をやめて、むしろ、20代割引をしたほうがいいと思ってるんです、旅行業界は。
なんとか。
そっちのほうがいいですよね。
若者割り引き。
星野さんにちょっとお伺いしたいんですけど、海外への若者の旅行というのは、増えてるんですか?
これも減少しています。
じゃあ、旅行自体に行かない?日本に魅力を感じないということではなくて?
今も旅行業界全体が、どちらかというとシニア世代が引っ張ってくれてるっていう、国内の状態なんですね。
ですから、若い人たちにもっともっと旅行の楽しさを知ってもらわないと、その方々が結婚し、子どもができて、ファミリー層になってきますから、そこはすごく深刻な問題だと思っています。
森岡さん。
これ、たぶん、今の若い世代はですね、インターネットでいろんな所の情報をすぐ取れるわけですよ。
本来は、そこに行ったらどんな魅力があるかっていうのも昔の世代よりも、はるかに分かりやすくなっているはずなんですよ。
にもかかわらず、旅行が減っているというのは、もちろん、所得が増えたほうがいいに決まってるんですけれども、そこに行きたいという動機づけっていうのが、やはり、それを特に民間側はすごく頑張るしかなくて、特に関東に日本の半分近い人が住んでいるわけですので、その関東の人を動かすアイデアというのがやっぱり必要で。
そういう意味で、関東の外にある関西で、USJもがんばらなあかんですけど、いろんなところが、もうちょっといわゆるマーケティングノウハウで、旅行客に効率的にリーチする方法っていうか、ノウハウに卓越しないと、彼らはインターネットでさまざまな選択肢を見れてしまうので、安くてストレス解消する手段をすぐに見つけられてしまうわけですよ。
そういう意味では、今はより実は競争が厳しくなっているという側面あるんじゃないかなと思います。
なるほど。
先ほどの星野さんの話で、いや、実は外国からお客さんが来てる、来てるといっても5つの大都市に限られててっていう話なんですが、それを今までゴールデンルートというような言い方がされてたんですが、それ以外のところに、広げていくために、何が必要だとお考えですか?
まず国内交通費っていうのを、下げていく必要がある。
これ、政府がLCCを導入しました。
これ、ものすごい大きなインパクトがあるんですね。
ただLCCは東京から北海道、九州、沖縄しか行ってなくて、98空港があるわけです、この国には。
そこにいかに安く早く、便利に行けるようにするかっていうのも、すごく大事な課題だと思いますね。
確かに。
そうですね、国内で、例えば大阪から北海道、沖縄に行く交通費を、せいきつね…、正規運賃払ったら、海外行ったほうが安いっていうようなぐらい、やっぱり国内の交通費は、森岡さん、高いという?
非常にいろんな手段があるとはいえ、大都市圏をつなぐ場合は、なんらかの安いオプションはあるんですけど、星野さんがおっしゃられたように、実は日本にはものすごい魅力が地方にいっぱいあって、そこをいかにつなぐかっていうところの、交通費のハードルを下げないと、人は動かないっていうか、より近くて安い選択肢を取ってしまう。
下げないとね、移動も行われないし、移住も行われないわけですよね。
だから移動も移住もやっていくためには、交通費をどう下げるか。
そのためにどうするかっていうことが、来年の大きな課題だと思います。
そうですね。
しかし、外国からたくさんのお客さんに来てほしい、来てほしいけれども、当然、好ましからざる人物も、その中に紛れ込んでいる可能性もあるということで、テロリストなど、水際での対策を任されている、入国審査の最前線を取材してみました。
入管から業務連絡、CA921便ランディング、JP15、ER204。
国際線の到着を告げるアナウンス。
その直後。
入国審査場は外国人であふれ返った。
ここはLCCをはじめ、アジア便の新規就航が相次ぐ関西国際空港。
ことしは11月末時点で、外国人の入国者数が日本人の帰国者数を上回るなど、インバウンド急増で活気づいている。
その空の玄関口を守るのが、入国審査官だ。
テロリストなど、不審な外国人の入国を食い止められるかは、日々、目を光らせる彼ら審査官の手にかかっている。
まさに最初で最後のとりでだ。
では、いかにして不審者を見抜くのか。
まずはパスポート情報や指紋をブラックリストと照合。
その上で、立ちふるまいや短い会話の中から、違和感を感じ取っていくのだという。
取材中、入国審査を受けていた中国人男性。
と、急に審査官がどこかに連絡を取り始めた。
そのとき、別の審査官が現れ、男性を別室へと連れて行く。
一体何があったのか。
滞在日程ですね、入国目的等に疑義がありましたので、セカンダリ審査を実施したと思うんです。
滞在日程を明確に答えられないことから、より慎重な審査を行うことになったのだ。
実はインバウンドの急増とともに、このような継続審査に回るケースが増えているという。
外国人入国記録に書かれている滞在先や日程等に質問をしたり、その中で明確に答えられないような挙動不審な応対をするような者もいますので。
合計4時間の取材中、継続審査を受けた外国人は5組。
その中には、審査に2時間を要した人も。
さすがに疲れきった様子だ。
この5組は、結局、いずれも入国が許可された。
だが、去年は関西空港だけで341人の外国人が上陸拒否となり、この数は年々増えている。
そういったケースでは、テロリストが含まれているおそれもあり、今、水際の現場では緊張感が高まっているのだ。
パリでの大規模な同時テロ。
日本では靖国神社で爆発音がした事件など、脅威の芽はすぐそこにある。
不審者の入国をいかに防ぐか。
その鍵を握るともいえる部屋に、
今回、特別にカメラでの撮影を許可されたのは、関西空港の入国審査場内にある一室。
最新の機器を用いた検査で、専門の職員が目を光らせるのは偽造パスポート。
まさに水際の最前線だ。
国連の専門機関であります、国際民間航空機関のですね、勧告に従いまして、どの国の旅券にも数多くの偽変造防止対策というのが取り入れられています。
その旅券にあります偽変造防止対策を確認するということが、基本になります。
例えばこの2冊のパスポート。
一見同じように見えるが、左は偽造品だ。
線で見えるところを拡大しても、線のままだという特徴があるんですね。
この偽造旅券、肉眼で見たときは、線で見えるんですが、拡大して見ると、このようにドットの集合になる。
これは紫外線蛍光印刷です。
紫外線を当てたときに、こちら右側が真正ですね、この申請旅券の場合には赤と黄色のこの円で光ると。
偽造の場合には、当てても光らないと。
しかし、偽造の技術も進化し、より精度の高い偽造パスポートが実在するのだ。
そのため1件に数時間をかけて調べるなど、緊張感にあふれている。
一方で、現場を悩ませているのが、こうした審査による待ち時間。
旅行慣れしていない外国人も増え、審査がスムーズにいかないケースも増えた。
長い待ち時間でのいらいらは、万国共通。
厳格化と迅速化の板挟みになっているのだ。
大阪入管は現在、審査官の増員やブースの増設を進めている。
安全な観光立国日本、実現へ。
審査官たちはきょうも24時間体制で目を光らせている。
昨今のテロリストの脅威が高まっている状況にありますので、より一層強く、緊張感を持って、厳格かつ慎重な審査を実施してまいりたいと考えております。
先ほどのビザの問題とも共通するんですが、石破さん、外国からたくさんのお客さんが来ていただきたい。
しかし、やっぱり不適当な人物には入ってきてもらいたくないという、ここのせめぎ合いなんですけれども、入国審査の現場っていうのは、大変ですね。
これは大変ですね。
そして十数年前から、CIQ・入管、税関、検疫ね。
これの体制を強化するという会をやっているんですけど、このインバウンドの数がものすごく増えてるんで、ことしも増やしましたが、来年度また予算、人員、国家公務員の定数は、ずっと抑えられてるんだけど、入管、税関、検疫だけは、増やす。
あとはその待ち時間でいらいらするのはいかんので、そこの工夫もして、ずらっと並ばないようにしたいと思います。
外国に行ったときに、入管、あるいは税関のところで、延々待たされると、それでその国のイメージが台なしになりますもんね。
まあね、ですから入国審査官ですからね、いらっしゃいませっていうのも変な話だが、ですけどもやっぱり、そこの対応っていうのもソフトにしていかなきゃいけない。
でも国家権力の行使ですから、厳格にやらなきゃいけない。
ここの住み分けっていうか、両立は難しいんですよ。
でも、それができるのが日本だと思っていますんで、この予算、人員は惜しまずにやっていきたいと思います。
なるほど。
こちらにですね、例のパリのテロのあと、パリの観光に与えた影響なんですけど、ご覧のようにホテルの宿泊率、それから飛行機のキャンセル、年末年始の飛行機の予約、セーヌ川の遊覧船の年末年始の予約。
いろんなところに、大変な影響が出ている、まさしく観光というのは、優木さん、平和であってこその産業だというのが見て取れますね。
まさにそうですね。
先ほどの方々の水際での対策で、もう本当、日本の安全が守られているんだなと思いますよね。
星野さん。
実は日本に行く理由の一つは、安全というのはあるんです。
ですから、安全が日本の特長の一つにもなっているので、すごく重要な課題だと思いますね。
そういう意味では、適切な入国審査は、そういう安心感につながるということも、森岡さん、一つあるわけですよね。
本当にまさに日本のほこりで、財布を落として、6割なにがしの確率で、何も手をつけられずに帰ってくる、こんなすばらしい国というのが、やはり人々を引き付ける魅力になりますので、とはいっても、これは本当に100%防げるのかという観点から立ったときには、やはり厳然としてあるリスクですので、逆に起こりうることなんだという心構えで、やはりわれわれ、受け入れる側は対策を練らなくちゃいけないと思います。
対策としては先ほどの石破さんの増やすべき人員は増やすと、当面は、ここしかないんでしょうかね。
これしかないです。
また一般のお客様も不便になることはありますけど、それは安全には変えられないんですよということは、ご理解いただかないと。
不便になったじゃないかって言われちゃうと、安全対策できなくなっちゃうんでね、その部分はお願いをしなければいけません。
さあ、このあとですが、新国
建設費の高騰などが問題となっていた新国立競技場の建設について、今週、政府が新たなデザイン案を決定しました。
これについて、前回のデザイン選考会で審査委員長を務めた、建築家の安藤忠雄氏が、ウェークアップ!ぷらすの取材に応じました。
新国立競技場の建設計画は、建築家、隈研吾さんのデザインで、大成建設らが提案したA案と、建築家、伊東豊雄さんのデザインで、竹中工務店らが提案したB案の、2つの案で争われていました。
そして審査の結果、今週、A案が採用されることが決定。
木材をふんだんに使い、環境に配慮している点などが評価されたということです。
新国立競技場の建設を巡っては、当初の計画案を作成していた、イギリスのザハ・ハディド氏のデザイン案の建設費用が、2520億円に上ることが判明。
高すぎると批判が集まり、白紙撤回されていました。
一方で、今回のA案は、シンプルな構造にすることで、コストや工期を縮減することができ、建設費はおよそ1490億円に抑えられるということです。
この決定に、ザハ氏のデザインが選ばれた選考会で、審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏は、今週、私たちの単独インタビューに、こう答えました。
これからレベルアップする分の予算は、やっぱりもう1回、考えて出してやらないとあかんと思うんです。
もう次は少々のコストのことはいわんと、岩田さん、ようやく決まったなという感じです。
今ね、安藤さんおっしゃったようにみんな思ってるのは、工期とコストばっかりが前面に出て、やっぱりレガシーっていうか、後世に残ってやっぱりいいものだなというような形の中で、設計が一応、こういう形になりましたけど、少し変更してでもね、
きょうは年末年始の天気もお伝えします。
この週末は日本海側を中心に雪や雨が降り、寒くなりそうです。
体調を崩さないようにしてください。
ではまずきょうの全国のお天気です。
日本海側では雨や雪が降りやすくなるでしょう。
一方、太平洋側では、日中は晴れる所が多くなりそうです。
続いて年末年始の予報、初めに北日本と東日本です。
週明けにかけて日本海側では雪が降り、大雪になる所もあるでしょう。
大みそかから年始にかけては、太平洋側では雲がかかりやすいですが、晴れる日も多くなりそうです。
西日本です。
晴れる日が多くなりますが、週末は寒いでしょう。
来週は気温が上がり、暖かい年越しとなるでしょう。
来週火曜日からは気温が高くなってきます。
太平洋側を中心に晴れる見込みです。
以上、お天気でした。
さて、この番組のシリーズ企画、ネオ日本列島改造論が本になりました。
東京では分からない、地方創生の真実。
先週に引き続き今週も10人の方にプレゼントいたします。
はがきに住所、氏名、年齢、番組の感想をご記入のうえ、ご覧の宛先までご応募ください。
来週金曜日の到着分まで有効です。
当せん者の発表は発送をもって変えさせていただきます。
なおご提供いただきました個人情報は、今回の利用目的以外には使用いたしません。
さて、USJ、いいですね、ほほえましいですね。
いいですね、行きたいですね。
行きたいです、辛坊さん。
森さんがそちらから伝えてくださってる間にですね、私、今、USJの中をちょっと歩いてきたんですが、すごい人というか、にぎわいというか、活気に、森岡さん、満ちていますよね。
ありがとうございます。
おかげさまで。
ちょうどここからホグワーツ城の下の所に、ちょうどお客さんの姿が見えるか見えないかぐらいの角度なんですが、ご覧のように。
実はここの池が黒いんですが、この黒い色というのは、このもう一つアメリカにある、このホグワーツ城の池は黒くないらしいですね。
池がないんですね、向こうには。
池がないんですか?
この池が再現されているのは日本だけです。
じゃあ、この景色はここの場所しかないと?
そうなんです。
日本人が、やはり世界で一番いいホグワーツ城にしたいので、アメリカ人が作ったものよりもいいものを作りたいと思って、こういうふうにしていますね。
みなもに映っているのもかっこいいな。
さあ、残った時間はどうやったら、より魅力ある日本、観光のお客さんを招く場所になるのかという話、どうでしょうかね、優木さんなんか、どうお考えですか?
やっぱりインフラの整備もすごく大事だと思うんですけど、LCCなんかの情報も結構、得ようと思わないとなかなか入ってこないんですよ。
どういうふうに格安で買えるのかっていうのが、なかなか簡単に入ってこないんで。
さっきの話でしたけれども、やっぱり日本はちょっと国内の移動費が高すぎるんじゃないかっていうあたりも星野さん、一つ大きなテーマですね。
そうですね。
観光立国が、インバウンドが増えること、イコールじゃないんですよね。
ですから日本の一番の強みは、国内に大きな需要を持っていることで、この日本人に日本国内旅行をもっとたくさんしてもらう。
そのために私は前から休みの平準化ということを主張してるんですけれども。
休みの平準化?
日本人が違ったときに休んで、有給を取ってですね。
日本中、お盆のあそこの1週間に固めて休みを取るんじゃなくてという。
そうですね。
ゴールデンウィークとシルバーウィークだけじゃなくて。
あそこの時期、高いですもんね。
石破さん、いかがでしょう?
やっぱりね、ここもそうですけどね、最高のもの、それは必ず人を感動させるんですよ。
そういうことなんですね。
ホグワーツ城だってそうじゃないですか。
あれ、日本の左官さんとか、板金さんとか、そんな技術、世界中、どこにもないです。
本物は必ずどこかに。
そこへ来るためにどういう手段を作るかであってね、だから新幹線早いです、飛行機、早いです。
でも在来線で、一つ一つ行くっていうのも大事で、JR九州。
ハリー・ポッターの魔法のとりこになった石破大臣ですが、皆さん、どうもありがとうございました。
ウェークアップ!ぷらすはきょうが最後になりますけれども、私、皆さんにご覧いただくことができると思います。
ちょっと早いですが、皆さん、よいお年をお迎えください。
2015/12/26(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]

生中継SP!USJで豪華キーマン激論…観光立国ニッポン実現への課題▽絶好調USJ(秘)戦略▽外国人増えても喜べず?あの町の歓喜と憂鬱▽狙え“中国人の次”の親日国

詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
増井渚(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
岩田公雄(学習院大学特別客員教授)
優木まおみ(タレント)
森岡毅(ユーエスジェイ執行役員マーケティング本部長)
星野佳路(星野リゾート代表)
石破茂(地方創生担当大臣)
番組内容
2015年最後の放送はUSJより生中継!今年の流行語大賞「爆買い」に象徴されるようにインバウンド“元年”となったことし。史上最多の訪日外国人を迎えるニッポンで今なにが起きているのか?外国人にも大人気USJの戦略とは?ことし人気が集中したあの観光都市を悩ませる問題とは?「中国人」の次に日本に押し寄せるのは?テロの脅威が増す中水際対策は?…観光立国への課題と対策を多角的に考えます。
おしらせ
内容は予告なく変更する場合があります

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