医のココロ 2015.12.26


(松川)おはようございます。
シリーズでお送りしています「高齢者の肺炎」。
今回はその予防について神戸大学医学部附属病院の西村善博先生にお話しいただきます。
先生肺炎にはいろいろな種類があるんですよね?そうなんです。
肺炎にはさまざまな種類があるんですけども特に…。
誤嚥性肺炎。
はい。
誤嚥とは…。
そういったものが細菌と共に入っていきますと肺の中で感染症を引き起こしそれが誤嚥性肺炎となります。
唾液の場合には寝てる間に少量ずつ入ってしまってそれ自体が肺炎を起こすこともあります。
人が物を飲み込む時には嚥下反射。
そして物が気管支の中に間違えて入った場合咳反射が起こるんですけれどもその両者がいずれも高齢者の場合には弱くなってるそういったことが誤嚥性肺炎の原因になりますしまた…。
それを防ぐにはどうしたらいいんでしょうか?いちばん大事なことは…。
そして…。
そして更には…。
というのが非常に大事になります。
そして…。
そういったことを控えるのがいいかと思います。
そのほかにも予防法はあるんですか?はい。
まず…。
手洗いが最も大事です。
それと薬物に関してはワクチンがあるんですけども肺炎球菌ワクチンというものがあります。
これは昨年度10月から高齢者を対象として…65歳以上の高齢者を対象として5歳置きなんですけども定期接種が始まりました。
で肺炎球菌というのは肺炎を起こすいわゆる原因微生物の最も重要な細菌でしてこの肺炎球菌に対する肺炎を抑制することによって肺炎の予防あるいは肺炎にかかっても重症化しないそういった効果が認められています。
インフルエンザワクチンを接種する前後でも大丈夫なんですか?インフルエンザワクチンは11月ごろから打たれると思うんですけれども同時に打つこともできます。
同時というのは同じ日に打っても大丈夫です。
また…。
このワクチンは何回打たなきゃいけないっていうのはあるんですか?そうですね肺炎球菌ワクチン…特に…。
ですから以前5年以上前に打たれた方の場合にはもう一度打つっていうこともお薦めしたりしています。
ワクチン以外では高血圧とか心不全の治療薬で使われてる…。
それを少量使うことによって…。
汚い痰が出る。
すぐに掛かりつけに相談してください。
来週は「肺炎の症状・診断」について市立池田病院の橋本先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2015/12/26(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「肺炎の予防」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
【高齢者の肺炎】
高齢者ほど死亡率が高くなる肺炎。死亡原因も脳血管疾患を抜いて3位になりました。
インフルエンザが流行する冬場は特に要注意。
今回は知っているようで知らない「肺炎」を分かりやすく解説いたします。
出演者
【専門家】
西村善博(神戸大学医学部附属病院 呼吸器内科 特命教授)
【アシスタント】
松川浩子(MBSアナウンサー)
 
公式HP
【番組HP】
http://www.mbs.jp/inokokoro/
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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