トップページ社会ニュース一覧「もんじゅ」 設置許可取り消し求め提訴
ニュース詳細

「もんじゅ」 設置許可取り消し求め提訴
12月25日 17時19分

「もんじゅ」 設置許可取り消し求め提訴
k10010353221_201512251937_201512251954.mp4
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」を巡り、地元の住民などが、原子力規制委員会に対して原子炉の設置許可を取り消すよう求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、福井県や周辺の府県などに住む合わせて106人です。
高速増殖炉「もんじゅ」は、大量の点検漏れが見つかるなど安全管理上の問題があとを絶たず、先月、原子力規制委員会が文部科学大臣に対し、おおむね半年をめどに日本原子力研究開発機構に代わる運営主体を示すよう異例の勧告を出しました。
訴えの中で、原告らは、「原子力機構には原子炉の設置許可を受けるのに必要な能力がないことは明らかで、廃炉にすべきだ」として、原子力規制委員会に対して、許可を取り消すよう求めています。
原告の1人で福井県小浜市の中嶌哲演さんは「もんじゅの運営主体を看板のかけ替えで済ませるのは認められない。今後の原発や核燃料サイクルの在り方を根本的に見直すべきだと訴えたい」と話していました。
もんじゅを巡っては、昭和60年に周辺の住民が設置許可の無効を求める裁判を起こし、2審で訴えが認められましたが、その後、最高裁判所で退けられています。
提訴について、原子力規制委員会は「訴状が届いていないためコメントは控えたい」としています。

関連ニュース

k10010353221000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ