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必要ない手術で乳房を切除のミス 千葉12月25日 17時56分
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腹くう鏡を使った手術を受けた患者が相次いで死亡した千葉県がんセンターで、今月上旬、30代の乳がん患者が別の患者の検査結果に基づいて手術を受け、直ちに切除する必要がなかった右の乳房をすべて切除してしまうミスがあったことが分かりました。
千葉市中央区にある千葉県がんセンターによりますと、今月上旬、乳がんと診断された千葉県内の30代の女性が別の女性患者の検査結果に基づいて手術を受け、右の乳房をすべて切除してしまうミスがあったということです。
女性患者は実際には初期のがんで、直ちに乳房をすべて切除する必要はなかったということです。
手術で取り出した検体を調べたところ、がんの組織が検査結果と異なっていて、同じ日に検査を受けた別の患者と検査結果を取り違えていたことが分かったということです。取り違えた原因は今の時点では特定できていないということで、病院は外部の専門家を交えた事故調査委員会を設置して詳しく調べることにしています。
千葉県がんセンターでは、7年前から去年2月までの間に腹くう鏡を使った手術を受けた患者11人が相次いで死亡し、第三者による検証委員会が多くのケースで手術方法の選択などに問題があったと指摘しています。
記者会見した永田松夫病院長は「病院が改革に取り組むなか、このような事故を起こし深くおわび申し上げます。二度と起こすことがないよう努めてまいります」と謝罪しました。
女性患者は実際には初期のがんで、直ちに乳房をすべて切除する必要はなかったということです。
手術で取り出した検体を調べたところ、がんの組織が検査結果と異なっていて、同じ日に検査を受けた別の患者と検査結果を取り違えていたことが分かったということです。取り違えた原因は今の時点では特定できていないということで、病院は外部の専門家を交えた事故調査委員会を設置して詳しく調べることにしています。
千葉県がんセンターでは、7年前から去年2月までの間に腹くう鏡を使った手術を受けた患者11人が相次いで死亡し、第三者による検証委員会が多くのケースで手術方法の選択などに問題があったと指摘しています。
記者会見した永田松夫病院長は「病院が改革に取り組むなか、このような事故を起こし深くおわび申し上げます。二度と起こすことがないよう努めてまいります」と謝罪しました。