ニュース詳細
化血研 所属研究者の賞を返納12月25日 21時56分
国の承認とは異なる方法で医薬品を製造していたとして問題になっている熊本市の医薬品メーカー「化血研」は、所属する研究者が先月受賞した農林水産省などの賞を返納しました。
熊本市にある化血研=化学及血清療法研究所は、およそ40年にわたって血液製剤を国の承認とは異なる方法で製造し、そのことを組織的に隠蔽していたことが明らかになり、動物用の医薬品についても同様の問題が分かっています。
農林水産省などは先月、牛の感染症のワクチンを開発した化血研の研究者3人を、動物用医薬品の研究開発に優れた功績があったとして表彰していましたが、農林水産省によりますと25日、化血研から賞を辞退し返納したいという連絡があり、受理したということです。
化血研によりますと、今回表彰されたワクチンは、問題となっている医薬品とは別のものだということですが、NHKの取材に対し化血研は「一連の不祥事が社会に与えた影響を考え返納しました」と話しています。
農林水産省は「この賞は優れた研究を行った人に対して与えられるものなので問題はないと考えているが、会社から申し出があったので受理した」としています。
農林水産省などは先月、牛の感染症のワクチンを開発した化血研の研究者3人を、動物用医薬品の研究開発に優れた功績があったとして表彰していましたが、農林水産省によりますと25日、化血研から賞を辞退し返納したいという連絡があり、受理したということです。
化血研によりますと、今回表彰されたワクチンは、問題となっている医薬品とは別のものだということですが、NHKの取材に対し化血研は「一連の不祥事が社会に与えた影響を考え返納しました」と話しています。
農林水産省は「この賞は優れた研究を行った人に対して与えられるものなので問題はないと考えているが、会社から申し出があったので受理した」としています。