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キリスト生誕の地でクリスマスミサ
12月25日 10時21分

キリスト生誕の地でクリスマスミサ
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イエス・キリストが生まれたとされるパレスチナのベツレヘムでは、恒例のクリスマスミサが始まり、イスラエルとパレスチナの間で衝突などによる犠牲者があとを立たないなか、平和を願って祈りがささげました。
パレスチナ暫定自治区のベツレヘムは聖書の記述でキリスト生誕の地とされていて、キリストが生まれたとされる洞穴の上に建てられた聖誕教会は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
聖誕教会の前の広場では、クリスマスイブの24日に地元パレスチナの住民や世界から訪れた巡礼者が集まり、キリストの誕生を祝いました。
そして、現地時間の25日午前0時(日本時間の25日午前7時)から、ベツレヘムの教会で恒例のクリスマスミサが開かれ、このなかでトワル総大司教は
「祈りの中で私たちは、エルサレムで家を破壊された者やパレスチナで土地を奪われた者、そして明るい未来を失った子どもや若者のことを思う」と述べ、
他者をいたわることの重要性を説きました。
現地ではことし10月以降、イスラエルとパレスチナの緊張が急速に高まり、パレスチナ人による襲撃事件で死亡したイスラエル人は20人、イスラエル軍との衝突などで射殺されたパレスチナ人は130人に上っています。
イスラエルとパレスチナの和平への希望がかすむなか、聖地を訪れた人々は平和を願って祈りをささげていました。

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