トップページ国際ニュース一覧韓国 日本の出方をうかがう構えか
ニュース詳細

韓国 日本の出方をうかがう構えか
12月25日 6時44分

韓国 日本の出方をうかがう構えか
k10010352451_201512250710_201512250712.mp4
日韓両政府が外相会談を行う方向で調整を進めていることについて、韓国政府としては、いわゆる従軍慰安婦問題の妥結に向けて、元慰安婦の女性や国内世論が納得し、受け入れが可能な合意案を導き出せるか、日本の出方をうかがう構えとみられます。
安倍総理大臣は24日、いわゆる従軍慰安婦の問題の早期妥結を目指す立場から、岸田外務大臣に年内に韓国を訪問するよう指示し、両政府は今月28日に外相会談を行う方向で調整を進めています。これについて、韓国外務省は24日夜、「両国の外相会談の開催も含めて、具体的に決定され次第明らかにする」とだけ発表し、具体的な立場を表明していません。
韓国のメディアからは、外相という高いレベルでの会談が、年末に突然開催されることになったことから、「安倍総理大臣が何らかの決断をしたのではないか」などと期待する受け止めも出ています。ただ、パク・クネ(朴槿恵)大統領はこれまで、「問題の解決は元慰安婦の女性たちが受け入れることができ、国民が納得する水準でなければならない」と言及しており、今回の外相会談では、元慰安婦の女性や国内世論が納得し、受け入れが可能な合意案を導き出せるか、日本の出方をうかがう構えとみられます。とりわけ、法的責任を認めるよう日本に求めてきたことについて、日本側がどのような対応を示すのか注視するものとみられます。
この問題で、日本側は、今回を最終的な決着とし、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう強く求めているため、韓国側は難しい判断を迫られることになりそうです。

関連ニュース

k10010352451000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ