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厳戒下のフランス クリスマスのミサで平和祈る
12月25日 10時33分

厳戒下のフランス クリスマスのミサで平和祈る
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先月、同時テロ事件が起きたフランスでは、各地の教会で厳重な警備態勢が敷かれるなか、クリスマスのミサが行われ、人々が平和への祈りをささげました。
このうち、首都パリの中心部にあるサンジェルマンデプレ教会では24日夜、信者などおよそ800人が集まり、2時間近くにわたってミサが行われました。この教会は6世紀に建てられた歴史ある教会で、人々は厳かな雰囲気のなか、平和への願いを込めて賛美歌を歌っていました。人々の間からは、「ことしはひどいことばかり起きました。誰も殺されることのない世界を願っています」とか、「来年は争いがなくなり、家族とより平和な生活を送ることができるよう祈っています」といった声が聞かれました。
先月の同時テロ事件を受けて、フランス政府は、クリスマスのミサで多くの人たちが集まる教会がテロの標的になるおそれもあるとして警備態勢を強化していて、サンジェルマンデプレ教会でも入り口付近で自動小銃を手にした兵士たちが警戒に当たるとともに、警備員が手荷物を検査していました。
地元メディアによりますと、フランスにはおよそ5万の教会があり、こうした教会などを警備するため、25日までの2日間で合わせて1万人の兵士や5万人の警察官が動員されているということです。

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