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五輪控えるリオ 州立病院の休業相次ぎ非常事態宣言12月25日 10時50分
来年オリンピックが開かれるブラジルのリオデジャネイロ州では、財政状況が悪化して州立病院の休業が相次ぐ事態となっていて、州知事が180日間の非常事態を宣言し、連邦政府などに緊急の支援を要請しました。
ブラジルでは、世界経済の減速や原油価格の下落などの影響で、ことしの経済成長はマイナス3.2%と2009年以来のマイナス成長に落ち込む見通しで、とりわけ、石油関連企業からの税収に頼っているリオデジャネイロ州は深刻な税収不足に陥っています。
リオデジャネイロの州立病院では、職員への賃金の未払いなどが原因で救急の患者を除いて診察ができない事態が相次ぎ、25を超える州立病院が休業状態となりました。
これを受けて、リオデジャネイロ州のペゾン知事は23日夜記者会見し、医療・厚生の分野での180日間の非常事態を宣言し、連邦政府やリオデジャネイロ市に緊急の支援を要請しました。地元のメディアによりますと、連邦政府や市が支援を決めたため診療を再開する病院も出てきているということです。
来年、南米大陸で初のオリンピックを控えるリオデジャネイロでは、大会の運営資金の不足も問題となっていて、オリンピックに向けて万全の態勢が取れるのか懸念が広がっています。
リオデジャネイロの州立病院では、職員への賃金の未払いなどが原因で救急の患者を除いて診察ができない事態が相次ぎ、25を超える州立病院が休業状態となりました。
これを受けて、リオデジャネイロ州のペゾン知事は23日夜記者会見し、医療・厚生の分野での180日間の非常事態を宣言し、連邦政府やリオデジャネイロ市に緊急の支援を要請しました。地元のメディアによりますと、連邦政府や市が支援を決めたため診療を再開する病院も出てきているということです。
来年、南米大陸で初のオリンピックを控えるリオデジャネイロでは、大会の運営資金の不足も問題となっていて、オリンピックに向けて万全の態勢が取れるのか懸念が広がっています。