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中国 上海で世界最速のエレベーター公開
12月25日 16時37分

中国 上海で世界最速のエレベーター公開
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中国の上海に来年にもオープンする見通しの中国で最も高い高層ビルで、現時点では世界最速のスピードで昇降する日本企業のエレベーターが完成し、25日、公開されました。
上海では、地上127階建てで高さ632メートルと、ビルとしては中国で最も高い「上海センタービル」が来年にもオープンする見通しです。
このビルのエレベーターの製造を受注した日本の大手電機メーカー「三菱電機」は、25日、完成したエレベーターを報道陣に公開しました。このエレベーターの昇降するスピードは最高速度で秒速18メートル、時速にして64.8キロと、現時点では世界のエレベーターの中で最も速くなっています。エレベーターは昇り始めてから20秒余りで最高速度に達し、地下2階から地上119階までの565メートルを55秒で結びました。
メーカーによりますと、受注にあたっては世界最速の昇降スピードを実現することが条件だったということで、エレベーターを上昇させるモーターを新たに開発したり、ロープを軽量化したりしたということです。このエレベーターが完成するまで世界最速だったのは台湾の高層ビルに使用されている「東芝」のものでした。
また、中国南部の広東省で来年オープンする予定の高層ビルには「日立製作所」が上海のものよりもさらに昇降速度の速いエレベーターを納入することになっていて、各地で日本の技術を採用する動きが相次いでいます。
上海三菱エレベーターの安藤宏副総裁は「中国は世界最大のエレベーターの市場で、今回、速いスピードと快適な乗り心地を実現したことで、よいイメージを持ってもらう材料になると思う」と話していました。

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