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中国大使館 「日中関係 一定改善も勢い弱い」12月25日 21時44分
日本と中国との間で政府間の対話に加え、民間レベルの交流の再開が進んでいることについて、中国大使館の報道官は「日中関係はことし1年で一定の改善があった」と評価したうえで、さらなる改善には日本側が歴史問題などを適切に処理することが重要だという立場を改めて強調しました。
東京にある中国大使館では25日、ことし最後の定例記者会見が行われました。この中で、何振良報道官はことし1年の日中関係を振り返り、首脳会談や政党間の交流が相次ぎ経済や文化面など民間レベルでも交流再開の動きが目立ったとして、「日中関係はことし、一定程度改善し、全体的に改善の勢いを保っている」と述べました。
その一方で、何報道官は「関係改善の勢いはまだ弱く、双方が共に大切に守らなければならない。日本側が中国側と共に重大で敏感な問題を適切に処理し、相互理解の促進につながる発言をするよう希望する」として、さらなる関係改善には日本側が歴史問題などを適切に処理することが重要だという立場を改めて強調しました。
記者会見では、中国でスパイ行為に関わった疑いがあるとして拘束されている日本人について質問が相次ぎましたが、何報道官は「新たな情報はない」と述べるにとどまりました。
その一方で、何報道官は「関係改善の勢いはまだ弱く、双方が共に大切に守らなければならない。日本側が中国側と共に重大で敏感な問題を適切に処理し、相互理解の促進につながる発言をするよう希望する」として、さらなる関係改善には日本側が歴史問題などを適切に処理することが重要だという立場を改めて強調しました。
記者会見では、中国でスパイ行為に関わった疑いがあるとして拘束されている日本人について質問が相次ぎましたが、何報道官は「新たな情報はない」と述べるにとどまりました。