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ロシア「ISがトルコに石油密輸」 対策求める12月25日 23時13分
ロシアは、過激派組織IS=イスラミックステートがシリアの石油を隣国のイラクを経由してトルコに密輸していると主張し、アメリカが主導する対ISの有志連合に対策を求めました。
ロシア軍参謀本部のルドスコイ中将は、モスクワで25日、ロシアが空爆を続けるシリア情勢について記者会見を行いました。
この中で、ロシア軍は、空爆を始めた9月30日からこれまでに爆撃機などを合わせて5240回出撃させ、ISの資金源である石油を運ぶおよそ2000台の車両を破壊したと述べました。一方で、ISはロシアの空爆を避けるため、新たにシリア東部のデリゾールから国境を越え、イラク北部のモスル経由でトルコへ石油を密輸していると主張しました。
そのうえでルドスコイ中将は、アメリカが主導しトルコも参加する対ISの有志連合に対して、「ロシア軍の情報を考慮し、テロリストの施設を破壊する措置を取ることを望む」と述べ、対策を求めました。
ロシアは、爆撃機の撃墜を巡ってトルコと対立を深めていて、エルドアン政権がISとの石油取引に関わっているとして非難を強めています。
ロシアとしては、有志連合も巻き込んで、エルドアン政権の責任を追及する姿勢を示したものとみられます。
この中で、ロシア軍は、空爆を始めた9月30日からこれまでに爆撃機などを合わせて5240回出撃させ、ISの資金源である石油を運ぶおよそ2000台の車両を破壊したと述べました。一方で、ISはロシアの空爆を避けるため、新たにシリア東部のデリゾールから国境を越え、イラク北部のモスル経由でトルコへ石油を密輸していると主張しました。
そのうえでルドスコイ中将は、アメリカが主導しトルコも参加する対ISの有志連合に対して、「ロシア軍の情報を考慮し、テロリストの施設を破壊する措置を取ることを望む」と述べ、対策を求めました。
ロシアは、爆撃機の撃墜を巡ってトルコと対立を深めていて、エルドアン政権がISとの石油取引に関わっているとして非難を強めています。
ロシアとしては、有志連合も巻き込んで、エルドアン政権の責任を追及する姿勢を示したものとみられます。