覚醒剤の代用か? 若者に蔓延する「カフェイン過剰SEX」
カフェインを大量摂取していた20代男性が死亡していた。男性が亡くなったのは今年。九州地方にある24時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝にかけて勤務し、眠気覚ましのため、日常的にエナジードリンクやカフェイン錠剤を頻繁に飲んでいた。死亡する約1年ほど前から体調不良を訴えていたという。
男性に持病はなく、尿に高濃度のカフェインが残っていたことなどから、解剖を担当した福岡大法医学教室に国内初のカフェイン中毒死と判断された。
内閣府食品安全委員会のファクトシートによると、カフェインの過剰摂取は、心拍数の増加や興奮、不安、不眠症などを引き起こす場合があるという。カナダではカフェインの摂取量の目安として、成人は最大約400ミリグラム(コーヒー1日3杯分)までとしているが、日本では355ミリリットル1缶で134ミリグラムのドリンクも売っている。ガブ飲みすると簡単に目安量を超えてしまう。「これまでに国内での死亡例がなかったことが不思議なくらい」とカフェインに詳しい専門家はこう続ける。