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患者家族の宿泊施設 寄付から5年も見通したたず12月24日 14時29分
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心臓の移植手術を待ちながら亡くなった女の子の親から7000万円余りの寄付を受け、岡山大学病院が整備するとしている患者家族の宿泊施設が、寄付から5年たった今も、設置の見通しがたっていないことが分かりました。女の子の父親は「率直に残念で、できる範囲で早く作ってほしい」と話しています。
倉敷市の小比賀裕也さんの次女、姫那ちゃん(当時1)は、重い心臓病があり海外で移植手術を受けるため募金活動が行われましたが、5年前に亡くなりました。
両親はその年に、子どもの入院で遠くから訪れる家族が宿泊できる施設の整備に充ててほしいとして、およそ7400万円を岡山大学病院に寄付し、病院側も整備を表明していました。
しかし、5年たった今も、整備を始める時期は決まっていないということです。
NHKの取材に対して岡山大学病院は、「病院の長期的な計画には盛り込まれている。財政上の理由もあって着工時期は確定しておらず、お伝えできる状態にない」としています。
寄付をした小比賀裕也さんは、「病院からは3年以内の着工を目指すと聞いていたので、まだ使われていないのは率直に残念です。できる範囲で早く、家族の負担を減らして子どもに寄り添ってあげられるような環境を作ってほしいです」と話しています。
両親はその年に、子どもの入院で遠くから訪れる家族が宿泊できる施設の整備に充ててほしいとして、およそ7400万円を岡山大学病院に寄付し、病院側も整備を表明していました。
しかし、5年たった今も、整備を始める時期は決まっていないということです。
NHKの取材に対して岡山大学病院は、「病院の長期的な計画には盛り込まれている。財政上の理由もあって着工時期は確定しておらず、お伝えできる状態にない」としています。
寄付をした小比賀裕也さんは、「病院からは3年以内の着工を目指すと聞いていたので、まだ使われていないのは率直に残念です。できる範囲で早く、家族の負担を減らして子どもに寄り添ってあげられるような環境を作ってほしいです」と話しています。