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ロシア外相がトルコ野党党首と会談
12月24日 6時10分

ロシア外相がトルコ野党党首と会談
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ロシアのラブロフ外相はトルコの野党党首と会談し、ロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを巡って対立を深めるエルドアン政権に圧力をかけるねらいがあるものとみられます。
ロシアのラブロフ外相は23日、モスクワを訪れたトルコの野党でクルド系政党のデミルタシュ党首と会談し、ロシアとトルコの2国間関係について意見を交わしました。
会談の冒頭、ラブロフ外相は「今のトルコの指導部がロシアの爆撃機に対して取った行動に対するロシアの対応は、すべてのトルコ国民に向けられているわけではない」などと述べ、農産物の輸入禁止などの制裁はあくまでもエルドアン政権に向けられたものだと強調しました。
これに対し、デミルタシュ党首は「われわれは、爆撃機が撃墜されたときのトルコ政府の対応を批判した。国家間の問題は起こりうるが、われわれは対話のドアを常に開き、民主的な手段で解決に努めるべきだ」と応じました。
シリアとトルコの国境付近で先月、ロシア軍の爆撃機が撃墜されたことを巡って、プーチン政権とエルドアン政権は対立を深めていて、今月15日に予定されていた首脳会談もキャンセルされました。
ロシアとしては、トルコ政府に長年反発してきたクルド人を支持基盤とする野党と関係を深めることで、エルドアン政権に圧力をかけるねらいがあるものとみられます。

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