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イラン 専門家会議選に大統領らが立候補届け出
12月24日 18時08分

イラン 専門家会議選に大統領らが立候補届け出
イランで、最高指導者を選ぶ権限を持つ「専門家会議」の選挙が行われるのを前に、ロウハニ大統領など穏健派の有力者らが相次いで立候補の届け出を済ませ、対抗する保守強硬派との間で激しい勢力争いを繰り広げるものとみられます。
専門家会議はイスラム法学者で構成され、国政の実権を握る最高指導者を選出・罷免する権限を持っています。
来年2月に88人のメンバーを選ぶ選挙が行われるのを前に23日、立候補の受け付けが締め切られ、イランのメディアが当局の正式な集計結果として伝えたところによりますと、立候補を届け出た人は801人に上り、490人余りだった前回、2006年を大幅に上回りました。
この中には親米の王政を打倒した1979年のイスラム革命の原理原則に従う保守強硬派の有力者のほか、国際社会との対話や自由の拡大を掲げ、穏健派や改革派から支持されているロウハニ大統領や、ラフサンジャニ元大統領が含まれています。
また、初代の最高指導者の孫で、穏健派に近いとされるハッサン・ホメイニ師も届け出を済ませており、対抗する政治勢力の間で激しい争いが繰り広げられるものとみられます。
今回選ばれるメンバーは、その8年の任期中に現在76歳の最高指導者の後継候補を実際に決める可能性もあるとみられており、事前審査を経て行われる選挙の結果が注目されます。

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