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中国 習主席と香港長官との会談で形式格下げ12月24日 12時55分
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中国の習近平国家主席は23日、香港トップの梁振英行政長官と会談しましたが、これまで首脳会談に準じていた会談の形式が格下げされ、香港はあくまでも中国の一部だとして民主派をけん制したものとみられています。
中国の習近平国家主席は23日、恒例の職務報告のため北京を訪問した香港トップの梁振英行政長官と会談しました。
この中で習主席は、「ここ数年、香港の『1国2制度』に新たな状況が生じている。中央政府は『1国2制度』を揺るがせないことと、元の形を失わせないことの2点を強調したい」と述べました。
両者の会談は、これまで首脳会談に準じて、横に並んで座るか長いテーブルをはさんで向かい合って座る形で行われていましたが、23日の会談では習主席が上座につき、梁長官の席は中国側の陪席者と並ぶ形で格下げされました。
これについて国営の通信社は、中国政府当局者の話として「席の配置がえによって、憲法や香港基本法で定めている中央政府と香港の関係がよりよく体現された」と伝えました。
香港では去年、民主的な選挙を求める学生などが2か月余りにわたって中心部の幹線道路に座り込んで抗議活動を行うという事態が起きており、習主席の発言と会談の形式の格下げは、香港はあくまでも中国の一部だとして民主派をけん制したものとみられています。
この中で習主席は、「ここ数年、香港の『1国2制度』に新たな状況が生じている。中央政府は『1国2制度』を揺るがせないことと、元の形を失わせないことの2点を強調したい」と述べました。
両者の会談は、これまで首脳会談に準じて、横に並んで座るか長いテーブルをはさんで向かい合って座る形で行われていましたが、23日の会談では習主席が上座につき、梁長官の席は中国側の陪席者と並ぶ形で格下げされました。
これについて国営の通信社は、中国政府当局者の話として「席の配置がえによって、憲法や香港基本法で定めている中央政府と香港の関係がよりよく体現された」と伝えました。
香港では去年、民主的な選挙を求める学生などが2か月余りにわたって中心部の幹線道路に座り込んで抗議活動を行うという事態が起きており、習主席の発言と会談の形式の格下げは、香港はあくまでも中国の一部だとして民主派をけん制したものとみられています。