1980年,愛媛県で宮大工棟梁の孫として生まれる。松山工業高校建築科を卒業後、
国立大学法人豊橋技術科学大学大学院建設工学専攻修了、博士課程単位取得退学。
在学中はアイマークレコーダー等を用いた建築学会賞受賞の空間認知研究に従事。
平田晃久建築設計事務所にて海外案件でのデジタルデザインの長期インターンや、
エンターテイメント系専門学校で実写とＣＧの映像制作の概念や技術習得を経て、
2012年、建築のデジタルデザインに特化した、株式会社ジオクリエイツ を設立。
同代表取締役就任。空間を対象としたコンテンツの制作,開発,普及を進めている。
日本建築学会正会員。
人間中心設計推進機構認定、人間中心設計スペシャリスト。
エクスペリエンスデザイナー。
Geocreatesは「Geometry(幾何学)をCreate(つくる)」ことを表しています。
空間を考えることにおいて、その起源・手法としての幾何学に着目し、
今日的な新しいユーザーの空間体験における仮説検証から、
今日的な新しい幾何学を創出し、社会に貢献することを目指して、
GeometryをCreateする集団、ジオクリエイツを設立しました。
ロゴマークコンセプト
建築における認知科学の歴史へのオマージュとして、ロゴマークをデザインしています。
バロックの建築家ベルニーニは、ルネサンスの幾何学的な矩形と円のモチーフに対して、
人の認知に基く推論として楕円を用い、多重な重心による相対的空間を表現しています。
現代の建築家Ｆ・ゲーリーは、モダニズムの幾何学的な矩形と円等のモチーフに対して、
人の認知に基く推論として魚の鱗を用い、視線を誘導して相対的空間を表現しています。
バロック期と現代の代表的な建築的仮説推論を考慮し、
「Geocreates」のＧとＣの文字を組み合わせた図形は、
見る人に、中心性を持たせつつ、左右双方向に視線誘導する矢印とも捉えられることで、
長時間にも瞬間的にも知覚される、認知に働きかける相対的時間をデザインしています。
ロゴコンセプト
力強い書体の自然な曲線を活かしつつ Geocreates のＧのＴ部を特に直線にしています。
世界を力強く柔らかでものと捉えつつ、そこにテクノロジーで新たな幾何学を打立てて、
空間の力で社会に貢献する。そのビジョンを表現しています。