NHKニュース おはよう日本 2015.12.25


おはようございます。
7時になりました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る協議は進展するのでしょうか。
日本政府は韓国政府との間で最終的な妥結を目指し、今月28日に韓国で外相会談を行う方向で、最終調整に入りました。
安倍総理大臣はきのう、先の日韓首脳会談で一致した、いわゆる従軍慰安婦の問題の早期妥結を目指す立場から、岸田外務大臣に対して、年内に韓国を訪問するよう指示しました。
これを受けて日本政府は、韓国政府との間で、今月28日に韓国で外相会談を行う方向で、最終調整に入りました。
韓国のパク・クネ大統領はこの問題について、日韓国交正常化から50年の節目であることし中の解決を目指したいという考えを示してきました。
このことも踏まえ、安倍総理大臣は、戦後70年の総決算として、韓国との関係改善に道筋をつけたい考えです。
日本と韓国の関係。
3年前の平成24年、当時の野田総理大臣とイ・ミョンバク大統領の時代に、歴史認識を巡る問題や島根県の竹島を巡る問題などが原因で悪化しました。
韓国国内やアメリカなどに、従軍慰安婦問題を象徴する銅像が設置されました。
両国の首脳が代わったあとも関係改善の兆しは見られず、およそ3年半にわたって、首脳会談が一度も行われませんでした。
こうした中、パク大統領が、従軍慰安婦問題での日本側の歩み寄りを、首脳会談開催の条件としていた方針を転換。
先月、首脳会談が実現し、慰安婦問題の早期の妥結を目指すことで一致しました。
これを受けて両政府は、外務省の局長協議を加速させ、双方が妥協可能な案を探ってきました。
今月に入って、産経新聞の前ソウル支局長の裁判で無罪が確定。
さらに韓国の憲法裁判所が、50年前に日本と韓国が結んだ請求権協定を巡る裁判で、戦時中に動員された韓国人男性の遺族の訴えを退けました。
政府内には、慰安婦問題の早期妥結に向けた韓国政府の決意の表れではないかという見方が広がりました。
そしてきのう、安倍総理大臣は岸田外務大臣に年内の韓国訪問を指示したのです。
ではソウル支局の矢野記者に聞きます。
矢野さん、外相会談に向けた動きについて、韓国ではどのように受け止められているんでしょうか。
韓国メディアは、このニュースを大きく報じています。
こちらはきょうの朝刊です。
このように1面のトップで、安倍総理大臣がいわゆる従軍慰安婦の問題で、特使を韓国に派遣するなどと伝えています。
このほか、いずれも岸田外務大臣の訪韓の背景や、ユン・ビョンセ外相との会談の見通しなどを詳しく伝えています。
外相という高いレベルでの会談が年末に突然開催されることになったため、安倍総理大臣がなんらかの決断をしたのではないかなどと期待を伝える記事もあります。
ただ韓国では、慎重な見方も広がっています。
これまでの協議では、双方の立場の隔たりが埋まっていなかったからです。
パク大統領は、問題の解決は、元慰安婦の女性たちが受け入れることができ、国民が納得する水準でなければならないと言及しています。
今回の外相会談では、元慰安婦の女性や国内世論が納得し、受け入れが可能な合意案を導き出せるのか。
特に法的責任を認めるよう日本に求めてきてことについて、日本側がどのような対応を示すのか、まずは日本の出方をうかがうと見られます。
この問題で日本側は、今回を最終的な決着とし、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう強く求めています。
韓国側にとっては、相当の歩み寄りが求められている状況で、パク政権は難しい判断を迫られることになりそうです。
続いて政治部の岩田記者に聞きます。
岩田さん、外相会談に臨む日本政府の基本方針はどういうものなんでしょうか。
戦後70年のことしの総決算として、長年の外交課題である、いわゆる従軍慰安婦の問題に、けじめをつけることを目指す方針です。
そのため、韓国側が求める元慰安婦の人たちに対する支援についても、財産・請求権の問題は、完全かつ最終的に解決済みだという、日本の立場を維持しながら、過去に支給した償い金のような形での支援を提案することなどを検討しています。
一方で日本政府は、安倍総理大臣の意向を踏まえ、この問題が再び両国間の懸案事項とならないよう、最終的な決着とすることを求めています。
また安全保障上の機密情報を共有する協定の締結など、今後の日韓関係の発展に向け、安全保障面も含めた協力を推進することなども確認したい考えです。
では会談の見通しはどうなんでしょうか?
安倍総理大臣とパク・クネ大統領が、妥結に向けた強い決意を示していることから、両国間の協議が大きく前進するのは間違いないと思います。
ただ、外相会談ですべての議論を収束することができるのかは予断を許しません。
日本政府は、会談の成否は、安倍総理大臣がこの問題を二度と蒸し返さないよう、最も強く求めていることに、韓国側がどのような回答を示すかだとしています。
また、日本政府が問題視してきた、ソウルの日本大使館の前に設置された、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女の像などの取り扱いや、慰安婦問題を巡る資料のユネスコの記憶遺産への申請などについて、韓国政府が、どのような対応を示すのかも、妥結に向けた話し合いが進展するかどうかに影響を与えることになりそうです。
ここまで、日韓の外相会談に向けた動きについてお伝えしました。
次です。
来年4月の電力小売りの全面自由化に向けて、異業種から小売り電気事業者としての登録の申請が相次いでいます。
こうした中、外食大手のすかいらーくは、経費を削減するため、全国の1200店舗余りという異例の規模で、電力の調達先を大手の電力会社から割安な新電力に切り替える方針を固めました。
関係者によりますと、ファミリーレストランのガストなどを展開する外食大手のすかいらーくは、来年2月から3月にかけて、全国にある店舗のおよそ半分に当たる1204店舗で、電力の調達先を大手の電力会社から、割安な新電力に切り替える方針を固めました。
現在、東京電力から調達している東日本の1000店舗と、関西電力から調達している関西の204店舗を、それぞれ別の新電力に切り替えます。
切り替えによる電気代の削減は、年間1億円以上に上る見込みです。
また電力の小売りが全面自由化される来年4月以降には、さらにおよそ280店舗で、調達先の切り替えを検討しています。
デパートや銀行などでも、電力の調達先を新電力に切り替える動きは出ていますが、この会社が1200店舗余りという異例の規模で切り替えに踏み切るのは、震災の前に比べて電気料金が上がったほか、人手不足で人件費も上昇するなどの厳しい経営環境に対応するには、経費の削減が必要だと判断したためです。
来年4月に迫った電力小売りの全面自由化を前に、電力販売に参入する企業が相次いでいます。
こうした流れを受けて、今後、外食業界以外でも、調達先を見直す動きが広がることも予想されます。
熊本市にある製薬会社、化血研・化学及血清療法研究所が、およそ40年にわたって国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的な隠蔽を図っていた問題についてです。
厚生労働省は、来月にも会社に対し、薬の販売を一定期間禁止する、業務停止処分を行う方針を決めました。
この問題で不正が発覚したことし5月以降、厚生労働省は化血研に対し立ち入り検査を行い、業務改善命令を出したうえで、業務停止処分を行う方針でした。
しかし、立ち入り検査で書類の偽造など、悪質な行為が確認できたとして、厚生労働省は手続きを早め、医薬品医療機器法に基づき、来月にも会社に対し、業務停止処分を行う方針を決めました。
業務停止の期間は、数十日から数か月の間となる見込みで、会社は、ほかに代替できるものがない一部の血液製剤やワクチンを除いて、すべての薬を販売できなくなります。
化血研ではこのほかにも医薬品の原料で生物テロにも使われるおそれのあるボツリヌス毒素を運ぶ際に、必要な届け出を怠るなど、問題が相次いで発覚しています。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る沖縄県の申し出について、国と地方の争いを調停する国地方係争処理委員会が、審査の対象にならないとして却下しました。
沖縄県は翁長知事が行った埋め立て承認取り消しの効力を、石井国土交通大臣が一時停止したことは違法だなどと審査を申し出ていました。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡っては、石井国土交通大臣が、ことし10月、行政不服審査法に基づき、沖縄県の翁長知事が行った埋め立て承認取り消しの効力を、一時停止する決定を行いました。
これに対し沖縄県は、先月、違法な決定だなどとして、国と地方の争いを調停する総務省の第三者機関、国地方係争処理委員会に審査を申し出て、きのう、3回目の会合が開かれました。
その結果、石井大臣の決定について、一般に行政不服審査法に基づく執行停止決定は、国地方係争処理委員会の対象となる国の関与に該当せず、審査の対象外だとして、沖縄県の申し出を却下することを多数決で決めました。
一方、沖縄県の翁長知事は、名護市辺野古で進められている移設工事を早急に止めるため、きょうにも国を相手に裁判を起こす方針です。
また、裁判が行われる間、工事を中断させる申し立ても併せて行うことにしています。
普天間基地の移設計画を巡っては、埋め立て承認の取り消しを放置すれば著しく公益を害するなどとして、国が知事に代わって埋め立て承認の取り消しを撤回する代執行を求め、裁判を起こしていて、国と沖縄県が互いに相手を訴える異例の事態になります。
さて、きょうはクリスマスです。
皆さんは、イブのきのうをどのように過ごしたでしょうか。
国内と世界、各地の様子を取材しました。
メリークリスマス!
北海道函館市です。
昨夜はイルミネーションと花火が夜空を彩りました。
来年3月の北海道新幹線開業に向けて地元を盛り上げようと、街なかを馬車で巡るツアーが行われました。
こちらは、東日本大震災で被害を受けた、宮城県東松島市にある仮設住宅です。
震災の発生から4年9か月余り。
今もおよそ200世帯が暮らしています。
メリークリスマス。
来年春、集団移転先に引っ越しが決まっている三浦文雄さんの家族です。
ひ孫たちと仮設住宅最後のクリスマスイブを楽しみました。
一方、都内では、各地で色とりどりのライトアップが行われました。
この時期は、ハチ公もこの姿。
多くの人たちがイルミネーションで輝く都会の町並みを楽しんでいました。
イエス・キリストの生誕の地とされる、パレスチナ暫定自治区のベツレヘムです。
世界中から巡礼者が集まっています。
ことし、イスラエルとパレスチナの間で緊張が急速に高まり、双方による暴力の犠牲者が後を絶ちません。
集まった人々は、聖地に平和が訪れるよう、祈りをささげています。
フランス・パリ。
先月の同時テロ事件のあと、全土に非常事態宣言が出され、厳戒態勢の中、クリスマスを迎えています。
各地の教会ではミサが行われ、多くの人たちが足を運びました。
入り口にはテロを警戒する自動小銃を手にした兵士が立ち、例年の厳かな雰囲気とは異なります。
パリの中心部にある、ノートルダム大聖堂です。
ここもいつもと様子が違います。
こちら、大聖堂前の広場です。
毎年この時期、高さおよそ20メートルの巨大なクリスマスツリーが飾られるんですけれども、ことしは安全上の理由から、ご覧のように設置されていません。
大きなツリーに爆発物などが仕掛けられるのを防ぐための措置です。
影響はこんなところにも。
子どもへのクリスマスプレゼントを買い求める人たちでにぎわうおもちゃ屋。
テロ事件を受けて、本物に似せたおもちゃの銃が、店頭から撤去されました。
1月の新聞社襲撃事件、先月の同時テロと、ことし2度もテロに見舞われたパリの人たち。
どんなふうにクリスマスを過ごすのでしょうか。
テロの不安を抱えながら、パリの人たちは、大切な人と過ごすクリスマスを迎えています。
次は、空の産業革命とも呼ばれ測量や警備など、さまざまな場面で活用が期待されている小型無人機ドローンについてです。
このドローンを使って商品を配達する実験が、山梨県の山あいの村で始まりました。
人口およそ700人の山梨県小菅村。
小学校の校庭に飛んできたのはドローン。
ドローンが運んできたものは。
1枚のピザです。
ドローンで配達するための実証実験です。
宅配ピザの会社を経営する宮下雅光社長。
小菅村にある店舗を含め、各地でドローンによるピザの宅配ができないかと考えています。
ドローンの実験に力を注ぐ背景にあるのは、深刻さを増す人手不足です。
去年から時給を大幅に引き上げましたが、ドライバーの確保は難しいのが現状です。
ドローンによる宅配の実現へ。
今週、小菅村での飛行実験が始まりました。
操縦士は、ドローンのカメラが上空から捉えた映像を見ながら、機体を操作します。
しかし、初めての実験。
不測の事態が次々発生します。
実際の注文を想定して、2枚のピザを運んでみましたが。
重い!重いですね。
2枚は重いって。
だめだ、戻そう。
ピザを1枚にすると、飛びはしたものの、予想以上に左右に振られます。
ずれたらどうすんの?
苦難の末、250メートル先の住宅に、ピザが届きましたが、実用化へは克服しなければならない課題が、多く見つかりました。
一方、このドローンに別の期待を寄せているのが、実験場所である小菅村の舩木直美村長です。
小菅村では、去年2月の大雪で道路が寸断され、自衛隊に救助を要請する事態となりました。
村の高齢化率は44%。
災害時に、ピザチェーンのドローンを借り受けて、孤立した集落に薬の輸送などができないかと考えています。
ドローンで企業だけでなく、過疎地の住民にも新たな価値を届けられるか。
山あいの村を舞台に、挑戦が続きます。
ドローンを飛ばすにあたっては、安全を確保するための規制が今月から始まりました。
空港の周辺や人口密集地などでは国の許可が必要ですが、それ以外の地域では、ドローンが目で見える範囲で限ったうえで、飛行中に物を投下しないなど、一定のルールを守れば、許可や承認がなくても飛ばすことができます。
ドローンの活用に向けて、国家戦略特区に指定されることが決まった千葉市では、密集地でもドローンを飛ばしやすくする規制緩和を国に求めていて、活用の拡大につながることが期待されています。
次は、今、大注目の技術です。
頭に取り付けたゴーグル型の端末。
目の前には、臨場感あふれる映像が展開します。
まるで自分がそこにいるかのような体験ができる、バーチャルリアリティーです。
大手メーカーも来年、最新型のゲーム機を発売する予定です。
おお、来た。
おお、怖い。
おお、あっ、近い。
端末に内蔵されたセンサーが、顔の動きを検知。
その方向に合わせるように、目の前の映像が変わっていきます。
今、ゲームやエンターテインメントなどで、さまざまなコンテンツが登場。
さらに防災など、意外な分野でも活躍が期待されています。
仮想現実を意味するバーチャルリアリティー。
今、ここにはない場所にあたかも自分がいるような体験ができる技術です。
このゴーグルをつけると。
ご覧のように、まるで映像が目の前に迫ってくるようですよね。
そして、左を向けば、映像も視線に合わせて左に。
そして、右を向けば、右にと。
こんなふうにゴーグルをかけた人の顔の動きに合わせて、まさにリアルな映像が展開します。
その場に居ながらにして、海の中から、宇宙や街なかまで。
場所や時間を越えて、現実感のある体験が楽しめます。
このバーチャルリアリティー、今、エンターテインメントにとどまらず、防災や福祉など、さまざまな分野での活用が始まっています。
愛知工科大学の板宮朋基准教授です。
バーチャルリアリティーを防災に役立てる研究を進めてきました。
スマートフォンと紙型のゴーグルを使います。
使うのはスマートフォンと、1000円ほどで売られている段ボール製のゴーグル。
スマホのアプリを使えば、こうした簡単な仕組みでも、バーチャルリアリティーを体験することができます。
大学のある蒲郡市は、三河湾に面していて、地域によっては台風による高潮で1メートル以上浸水するおそれもあります。
そのとき、街はどうなるのか。
自治会の代表など、住民に参加してもらい、バーチャルリアリティーで体験してもらうことになりました。
ゴーグルを着けると、目の前に現れたのは。
大人の胸の位置辺りまで迫った水。
高潮で、見慣れた街が一変していました。
カメラを通して映し出される、実際の街の映像に、この地域で予想される水位の高潮を合成しました。
バーチャルリアリティーを福祉の分野で活用しようという取り組みも始まっています。
360度を記録できるカメラを使って、各地で撮影を行っているのは、登嶋健太さん。
仕事は介護福祉士です。
バーチャルリアリティーを使って、お年寄りに思い出の地を見てもらう活動に取り組んでいます。
遠く離れたふるさとや、かつて旅行で訪れた観光地。
そうした思い出の場所があっても、なかなか行けないというお年寄りが、少なくないと感じたからです。
デイサービスの施設で知り合った三井多摩さん93歳です。
三井さんがもう一度行ってみたいという場所は、イタリア。
8年前に亡くなった夫の文雄さんと旅行に行った思い出の場所です。
しかし、90歳を超えた今、もう二度と行くことはできないと諦めていました。
その願いに、少しでも応えたい。
登嶋さんは、インターネットを通じて支援を募り、国内外を巡り、思い出の地や行ってみたいという場所を撮影して歩きました。
今からスマートフォン、電話機を入れるので。
登嶋さんが撮影してくれたイタリアの映像。
スマホをつかったバーチャルリアリティーで、初めて見ます。
一回りもできるのね。
そう、一回りもできて。
こっちの建物が、ピサの斜塔。
仰ぎ見るように現れたのはピサの斜塔。
ここは夫の文雄さんのお気に入りの場所。
塔の前で写真を撮ることをとても楽しみにしていました。
こっちの右側のほうは、お店があったでしょ。
続いて夫婦で訪ねたベネチアのサン・マルコ広場へ。
広場を見渡すと、雨宿りで駆け込んだ建物のアーケード。
夫婦の大切な思い出が刻まれたイタリアの風景です。
取材した科学文化部の田辺記者です。
バーチャルリアリティーの活用はさまざまな分野で始まっているんですね。
活用が広がっているのは、こうしたスマートフォンで気軽に体験できるようになったからなんです。
こうやって、顔の向きや傾きといったものを検知するセンサーが小型化したことで、スマートフォンの中に組み込まれるようになりました。
そしてスマートフォンの処理速度が上がったことで、人の動きに合わせた映像の表示が、簡単にできるようになったんです。
では、このバーチャルリアリティーは今後、広がっていくんでしょうか。
来年こそ一気に広がり、まさにバーチャルリアリティー元年となりそうです。
その理由は2つあります。
1つはエンタメの世界での広がりです。
来年はゲーム機の発売が相次ぐほか、音楽コンサートやスポーツの試合を体験できる映像も次々に登場します。
もう1つは市販のカメラでバーチャルリアリティーの映像を手作りできるようになったからです。
こちらに用意したこのカメラ、これでも360度、全方向の映像を撮影できます。
個人でも企業でも、さまざまな活用が進むと見られています。
田辺記者でした。
そして今、このカメラで撮影しているスタジオの映像は、後ほど、おはよう日本のホームページで公開します。
ぜひ皆さんも、スタジオにいるような体験をしてみてください。
次です。
新春に皇居で行われる歌会始。
その入選者に、新潟市の高校生など10人が選ばれました。
今回の歌会始のお題は人。
全国と海外から、合わせて1万9000首近くの短歌が寄せられました。
この中から、新潟市の高校1年生、内山遼太さん、福島市の菊地イネさん、それに香川県丸亀市の書写教室講師、大林しずのさんなど、10人が入選しました。
このうち授業で詠んだ短歌で初めて応募したという内山さんは、ことしの夏休みに中学生のときからの友人らと、自宅近くの海に出かけたときのことを詠みました。
入選者の中で最高齢の菊地さんは、ことしの夏、被災地で働く人たちの姿を見て、尊いと感じたときのことを歌にしました。
大林さんは、講師を務める書写教室での子どもたちとのふだんのやり取りを歌にしています。
一方、天皇陛下から歌を詠むように指名された召人には、歌人の尾崎左永子さんが選ばれました。
入選した10人と召人の歌は、来月14日に皇居宮殿で開かれる歌会始で、天皇皇后両陛下や皇族方の歌と共に披露されることになっています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
フィギュアスケートの全日本選手権がきょうから始まりますね。
フィギュアスケートでは年内最後となるこの大会。
実力を示した注目選手たちが最終調整に臨みました。
羽生結弦選手は、今月のグランプリファイナルで自身の世界最高得点を更新。
最終調整でも4回転ジャンプを次々に成功させました。
狙うは大会4連覇です。
女子では、宮原知子選手が大会2連覇を狙います。
ことしは表現力に磨きをかけてきました。
グランプリファイナルでは、自己ベストの得点で2位。
いい流れで大会に臨みます。
浅田真央選手、6位だったグランプリファイナルから気持ちを切り替えてこの大会に臨みます。
確実性を高めようと、ショートプログラムでは、ジャンプの難易度を下げることにしました。
それでも目指すのは7回目の全日本制覇です。
この注目の選手たち、きょうからどんな演技を見せてくれるのでしょうか。
楽しみです。
スポーツでした。
さあ、次は時代の流行とネットのトレンドに迫る、気になる@ライブです。
きょうは黒田アナウンサーです。
黒田さん。
和久田さん、そして阿部さん、メリークリスマス。
メリークリスマス。
インターネットで話題になったキーワード、今週はさすがにクリスマス関係のものでにぎわってますね。
ということで、今回注目したのはこちら。
クリプレです。
クリプレとは、クリスマスプレゼントの略、もうサンタさんにプレゼントをもらったというお子さんもいるかもしれませんけれども、このクリプレ、クリスマスプレゼント、今、あるものが増えているんです。
それがこちら。
知育玩具です。
知育玩具、手先や頭を使って考えながら遊ぶことができるおもちゃ、こうした積み木など、昔からありますよね。
今、増えているのが、こういったパズル型になった知育玩具。
このように、どこに何を置けばいいのか考えながら遊ぶことによって、空間把握能力、そして発想力が身に付くということで、今、人気なんだそうです。
こちらちょっとご覧ください。
これ、大手玩具メーカーが20年前から行っているアンケート調査の結果です。
親から子へ贈りたいプレゼントランキング。
これまで13年間トップを守り続けてきたゲームソフトに代わって、ことし初めて、知育玩具が1位となったんです。
ここ、千葉市内にあります大型ショッピングモールの中の書店なんですけれども、この書店の中にも、多くの知育玩具あるんです。
ことし人気の知育玩具の一つ、こちら、立体型の迷路のパズルゲーム。
この銀色の玉をゴールに動かすというもの、ちょっとやってみますね。
今どこだ?
落としたんじゃない?
ああ、いいですね。
おっ、あっと、落ちてしまいました。
というふうに、これ、大人が夢中になってしまう、もちろん子どもも楽しむことができます。
これで忍耐力、そして知覚力、集中力が試されるゲームということなんですね。
こうした知育玩具、なぜ今、こんなに人気かといいますと、こちら、日本知育玩具協会の藤田さん。
単なる知識じゃなくて、考える力、発想力を養ってほしいという思い、そしておもちゃを通じて子どもと一緒に遊びたい親御さん、そしておじいちゃん、おばあちゃん、保護者が増えているんじゃないかというふうに分析していました。
この知育玩具の人気、おもちゃ業界だけじゃなくていろんな業界も注目しています。
きょう、特別にこちらに用意しました。
例えば、こちら。
日本女子プロ将棋協会が関わって作った、将棋の駒と将棋盤なんです。
これ、一見すると普通の将棋の駒のように見えるかもしれませんけれども、これちょっと厚めに出来ているんです、分かりますかね。
大きさが全部の駒が均一に出来ているので、このように積み重ねて遊ぶこともできるというものなんですね。
協会によりますと、こうした将棋の駒に触れ合うことによって、将棋そのものに興味を持ってほしい、そして将棋人口の増加につなげたいという思いがあるんだそうです。
そしてさらに、こちら、これは、マグロの解体フィギュア。
マグロの解体作業を学ぶことができるというおもちゃなんですね。
これ、築地のまぐろの卸業者が作りました。
これまでは、イラストを使って説明していた部位ですとか、解体作業の様子、このように立体的に説明することができるんですね。
これ、なかなか精密に出来てまして、見ててくださいね、これ。
こういった中トロ、大トロですとか、さしもですね、再現されているものなんですね。
これ作った社長によりますと、今、魚が切り身で泳いでいると思っている子どももいる中で、こうしたおもちゃを使って、知育に役立てていただければうれしいというふうに話していました。
こうした知育玩具を使って、このあと年末年始、お子さん、お孫さん、みんなで楽しんでみてはいかがでしょうか。
私にもサンタクロース、来るかな?
来たんでしょうかね。
続いて気象情報、平井さんです。
おはようございます。
今の札幌の様子、雪が本格的に降り始めています。
このように、北海道から北陸にかけての日本海側では、日曜日にかけて、本格的な雪となりそうです。
それでは天気の予想分布を見ていきましょう。
まずきょうの午前中、北海道、太平洋側でも雪の予想です。
さらに今夜になりますと、雪の範囲は東北の日本海側や、新潟県の山沿いを中心に、雪が予想されています。
天気図を見ていきましょう。
今夜は冬型の気圧配置です。
ですから、寒気が南下して、北日本の日本海側では、雪が降りやすくなってきそうです。
さらに、あすの予想天気図を見ますと、あすは縦じま模様が一段と混み合って、冬型の気圧配置が一段と強まってくるんですね。
このために北日本の日本海側、雪で、大雪や吹雪に注意が必要です。
それではきょうの全国の天気、お伝えしましょう。
2015/12/25(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼厳戒下パリのクリスマス▼ドローンを過疎地で〜宅配や災害活用も▼来年は普及元年か「バーチャルリアリティー」▼「気になる@LIVE」プレゼントに“知育玩具”人気

詳細情報
番組内容
▼「ドローン活用〜過疎地での挑戦」宅配ピザの全国チェーンがドローンによる配達の実証実験を山梨県の山間部で開始。地元自治体は災害時の孤立対策にドローンを使う協定を結べないか検討も。過疎地でのドローンビジネス、可能性と課題は?▼2016年「バーチャルリアリティーで暮らしが変わる」最先端の映像技術を駆使し実際の体験のような感覚が味わえる“仮想現実”。介護や防災など様々な分野で進む実用化の最前線をリポート
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

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