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国がフリースクールの子ども支援へ 通学費補助など
12月30日 16時58分

不登校の子どもが12万人を超えるなか、文部科学省はフリースクールなどに通う児童生徒を対象に、通学費の補助や学習支援を行うモデル事業を始めることになりました。
フリースクールなどの民間施設には義務教育を受ける年齢の子どもだけでもおよそ4200人が通っているとみられていますが、法律上、学校とは認められておらず、公的な支援はほとんど行われていません。
しかし、不登校の子どもが12万人を超えフリースクールなどが居場所となっていることから、文部科学省は来年からモデル事業として経済面と学習面の支援を始めることになりました。
このなかでは、フリースクールなどに通う児童生徒のうち経済的に困窮している家庭を対象に、通学費や体験活動などの費用として小学生で年間12万円、中学生で16万円を上限に補助します。また、教育委員会に教員OBを活用した「支援員」を配置し、自宅などを訪問して学習支援や進路指導を行うということです。
モデル事業は12の都道府県で行う予定で、年明けから参加を希望する自治体を募ることにしています。
学校以外の場で学ぶ子どもを対象にした国の経済支援は初めてで、文部科学省はこの事業を通して支援の在り方を総合的に検討したいとしています。

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