先日、僕が所属する北海道大学経済学部の、
とあるゼミの忘年会が行われました。
1年間ゼミでそれなりに頑張ったみんなと酒を交わします。
普通なら同級生達とはしゃぐのが大学生のセオリー。
しかし、あえて教授と飲んでたくさんお話してみたんです。
すると、やっぱり教授ってなんだかんだ面白いんですよね。
僕のゼミと教授について]
僕のゼミは北海道大学の経済学部の中でも不思議なゼミだと思う。
簡単にいうと、驚くほどゆるゆるとしてます。
ゼミといえば、授業2コマ分、びっしりと討論等に費やしがち。
ゼミに向けて、予習復習もしないといけない…。
そんな過酷な環境におかれ、ひたすら勉強するものだと思っていました。
参考:http://www.meiji.ac.jp/shogaku/topics/topics117.html
しかし、僕のゼミは授業1コマ分で終了。
予習復習の必要性などほぼなし、出席すれば単位がもらえる。
そんな天国のようなゼミなのです。
教授はそんなイメージ通りのほんわかとした方。
あまり…というかかなり学生に干渉しない。
「自由にやってね~」と言うスタイルのゼミなのである。
教授と忘年会でお話してみた
正直、そんなゼミでそんな教授なので、
あまり教授とはお話をしたことがなかった。
そこで今回の忘年会では同級生や後輩とはあまり関わらずに、
あえて教授とお話してみることにしてみた。
するとなんだかんだ教授は面白いなぁと思いましたね。
教授とのお話 政治編
僕が「教授お疲れさまっす」と乾杯しにいくと、
なぜか突然「山本君、今年の政治どう思った?」という話になった。
なるほど、これはなかなか手強いなぁと思った汗
:「山本君は今回の法案や憲法改正には、どういう考え持ってるの?」
:「ちょっと焦りすぎなんじゃないかとは思いますね。」
:「なるほどねぇ。僕は思うんだけど、そもそも憲法ってほとんどGHQ…アメリカが考えたものだよね。そこに対して、「アメリカの言いなりになるな!」って反対する人がいる今の状況って面白いよね。」
:「あ、確かにそうですね…。」
:「そもそもアメリカが守ってくれて、経済に専念できたから、日本は高度経済成長できたとも考えられるよね。だから今アメリカの立場がそこまで強くない状況になっちゃったときに誰が日本守ってくれるんだろうね。」
:「な、なるほどぉ。」
僕は絵に描いたように政治に興味があまりない学生です。
テレビではあまり報道されない政治の基礎の部分…。
そんな話を聞けて面白かった…。
さすがにもうちょっと政治の知識を増やさないとなぁ。
教授とのお話 批判編
僕は教授に聞きたいことが1つありました。
教授と言う職業は批判されることが仕事…みたいなところあります。
僕も批判がちょいちょいくるブロガーとして、
批判に対してどのように向き合うべきなのか聞いてみました。
:「批判は根拠があるかないかで意味合いが変わるよね。根拠がある批判はようするに正論なわけだから、しっかり受け止めないといけない。だけど根拠がない批判っていうのがあるんだよね。」
:「根拠がない批判?」
:「反証可能性っていって、意見が変わる可能性があるものを科学って呼ぶんだよ。だから、科学じゃない…根拠がない批判は批判じゃないよね。感情的に「なにがなんでもこれは嫌いなんだ!」みたいな批判があるじゃない。あれは相手にしちゃだめだね。科学じゃないから。」
:「科学じゃない批判…かあ」
根拠がない、感情的な好き嫌いでの意見は科学じゃない。
科学は受け止めなくてはいけないし、非科学は相手にしちゃだめ。
なんて教授っぽい意見なんだろうか。
教授とのお話 就職編
僕のゼミはゆるゆるなのになぜか就職先は一流だ。
東証1部に上場している会社にみんなさらーっと就職していく。
そんな中、僕は北海道の地方の中小企業に就職することにした。
その点に関して教授が触れてくれた。
:「山本君は地方の中小企業ってあってると思うよ。」
:「え、なんでですか?」
:「大きい企業に行くほどさ、専門的なスキルが必要になるんだよね。そうじゃないとは言わないんだけど、山本君って器用じゃない。何かずば抜けてるというかさ、バランスがいいというか。面白いキャラクター持ってるしね。」
:「器用だと地方があってるんですか?」
:「やっぱり地方だと専門性じゃなくて、いろんなことが出来る人の方が重宝されるよねぇ。そもそも人が少ないわけだからさ~。
:「なるほどぉ。」
大きい場所に行くほど、専門性がないと勝負ができない。
地方は逆にバランス感覚がないと勝負ができない。
なんとなくわかっていたけれども、腑に落ちていなかったこと。
やっぱり僕は地方で働く側の人間だなぁと感じました。
教授と話すのは面白かった
そんな感じで教授と話すのはとても面白かったです。
それで僕はここまで教授の真面目に聞いたわけなんですけど、
1つだけどうしても気になる事があったんです。
それがですね、
:「店員さんおかわり!」
教授ずっとカシオレ飲んでるんですよね。
教授、女子か!おしゃれな大学生か!
みんなビール頼んでるのに1人だけカシオレ飲む教授。
:「教授、ビールとか飲まないんですか?」
:「甘いの好きなんだよね。」
教授がどの女子大学生よりも女子力が高めと知る事もできました。
とにかく教授と話すのはわりと面白い。
大学生は同級生とだけではなくて、教授と話すのおすすめ。
面白い発想をもらえちゃいますね!
ちぇけ