韓国の映画観客数 5年連続で最高更新=2億1517万人超

【ソウル聯合ニュース】韓国の今年の年間映画観客動員数が3年連続2億人を突破したのに続き、5年連続で過去最高を更新した。

 韓国映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、年初から今月28日までの累計観客数は2億1517万3362人で、過去最高を更新。興行収入も1兆7000億ウォン(約1750億円)超で歴代最高となった。

 2億人突破は2013年から3年連続で、観客動員数は2011年(1億5972万4465人)以来5年連続で最多記録を更新した。

 興行成績の好調は、シネマコンプレックス(複合映画館)の増加に伴い公開作が増えたことにくわえ、気軽に映画館で鑑賞する人が増えたためとみられる。

 韓国映画の人気も大きな要因だ。観客数に占める韓国映画のシェアは06年に63.6%まで上昇したのをピークに、外国映画に押され10年までに40%台まで低下。だが、11年に51.9%まで回復してからは好調が続いている。今年1月から今月28日までの韓国映画の観客動員数は1億1157万3652人で、4年連続1億人を突破した。

 今年上半期(1~6月)には中東呼吸器症候群(MERS)流行の影響で映画観客動員数は前年より減少したものの、夏に公開された韓国映画「ベテラン」や「暗殺」(原題)がともに1000万人を超えるヒットとなり、勢いを取り戻した。

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