・ロッテに球界初70歳打撃投手!池田重喜寮長 ギネス申請も ― スポニチ Sponichi Annex 野球
今年の春ぐらいだったと思うんですが、NHKでロッテの新人選手を追ったドキュメント番組をやってまして、それに出てましたわー。寮長さん。
ロッテに、球界初となる「古希の打撃投手」が誕生する。池田重喜寮長(69)が、来季も打撃投手を務めることになった。来年5月1日に70歳となるが「感慨深いものもある。古希になった喜びと、ユニホームを着て投げられる喜びを感じながら、これからも投げたい」と意欲を語った。
池田寮長は68年に大洋(現DeNA)に入団し、71年からロッテでプレーした。通算7年間で155試合に登板し、13勝12敗。現役引退後はトレーニングコーチを務め、00年から寮長、11年から打撃投手を兼任している。「ずっとボールを投げてきた。投げた量では誰にも負けていないんじゃないかな」と言うように、自慢の制球力は健在だ。
「池田さんは球団の大切な財産。70歳での打撃投手は、野球界広しといえども聞いたことがない。世界を見ても類のないことで、これは池田さんの努力のたまもの」と山室晋也球団社長。球団関係者によると、ギネス申請も検討しているという。
どうもこの打撃投手というのは、チーム専属のという意味では日本には各チームに何人かいる反面、メジャーにはいないんだそうで(手が空いた選手やキャンプではアルバイトなどが務めるんだそうですね)、日本だと、かつての王選手とか、イチロー選手などのように専門の打撃投手と組んで練習する選手も何人かいたような記憶がありますね。
ま、見た目よりもかなり大変らしいんですわ、あの打撃投手という仕事は。何しろ毎日投げるための身体づくりもそうだし、一日に集中的に100球も150球も投げなくてはならないし、その上、バッターに気持ちよく打ってもらうための制球術とかも。現役投手よりも長く続ける選手もたまにいるんですが、それでも70歳ってのは凄い。
「人生七十古来稀なり」とは古代中国の詩人・杜甫が残した名言なんですが、そんな打撃投手を70歳まで続けられるってのはまさに「稀なり」だなあ(汗)。
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