入札

実践!ビジネスフレームワーク5選 八百屋でやさしく例えてみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
main_img1

皆さんが普段仕事をする中で、
「この商品はどうしたらもっと売れるか」
「どうしてお客さんが満足しないのか」
「ライバルに勝つ方法はないか」
などと、頭を悩ませる場面は少なくないですよね?

そんなときにぜひ活用して欲しい考え方が
「ビジネスフレームワーク」です。

ビジネスフレームワークと聞くと、難しいイメージから敬遠する人が多いですが
意外と実は、簡単で普段の業務にも取り入れやすいものもたくさんあるのです。

ビジネスフレームワークを自分のものにできれば、
あっという間に今の仕事をより充実したものにできます。

今回は、基本のビジネスフレームワーク5選について
始めて学ぶ人でも簡単に理解することができるよう、例を上げてご紹介していきます。

目次
1 登場するお店の紹介
 2 ビジネスフレームワーク
  2-1 3C分析
  2-2 4P
  2-3 MECE
  2-4 SWOT分析
  2-5 PDCA
3 まとめ

1.登場するお店、お客さん

わかりやすくなる様にそれぞれ、お店やお客さんの状況をカンタンにまとめてみました。

【自社】


野菜の中で大根が一番好き

創業50年老舗八百屋。屋号は『やおいち』
60才手前の主人と、35才息子が切り盛りをしている。
息子は都内でサラリーマンをしていたが、実家の八百屋を継ぐために脱サラをした。

場所は高級住宅街にあり、サービスが良いと周りの住民から親しまれている。
場所柄、単価の高く質の高い商品が多くあるため
八百屋とは言え、かなり儲かっている。

息子はサラリーマンをやっていた経験から、もっと売上を上げることはできないかと
常々考えていたが、現状の忙しさからなかなか着手できずにいる。

そんな中、やおいちの近所に高級スーパーができ、品揃えが豊富で
質良い生鮮野菜が売られるようになり、親子で危機感を感じ始めている。

【競合】


高級ワインも売れ筋

高級スーパーで創業はまだまだ浅い。屋号は『スーパークオリティ』
都内はもちろん、地方の高級住宅街にも出店しており、着々と勢力を広めつつある。

裕福な家庭が主なターゲットではあるが、中流家庭で少し贅沢をしたい場合のニーズにも答えることができるスーパーである。

地方でありがちな大型スーパーほど、個人商店への影響は少ないが、高級な食材を扱うため
個人商店が取り扱う商品によっては、かなり脅威となる可能性がある。

【お客様】


食材の品質にはこだわる親子

高級住宅街に住んでいて、ファミリー層が多い。
裕福な方が多く、昼間は主婦やお年寄りが多く、買い物に出ている。
良い物であれば、お金を惜しみ無く出す。

これらの関係を、各ビジネスフレームワークを「やおいち」に置き換えて考えてみましょう!

2.ビジネスフレームワーク

2-1 3C分析

3C分析とは

Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの視点から現状を把握するフレームワークのこと。
相対的に現状を把握することで、これからの戦略を立てやすくなります。

これをやおいちの例に当てはめてみましょう。

3C分析

■市場、顧客: Customer
『お客さん』
・高級住宅街という場所柄、品質の高い食材を好む客が多い。
・外人客も少なくなく、あまり見ないような種類の野菜も需要が高い。
・年層は、昔からそこに住んでいる高齢客が全体の半分を占めている。

■競合: Competitor
『スーパークオリティ』
・チェーン店で、最近地方の高級住宅街にも出店している。
・個人商店と比べると、価格は若干安い。
・品数が多く、一般的なスーパーでは見ないような珍しい野菜も置いている。

■自社: Company
『やおいち』
・単価の高く質の高い商品が多くある。
・常連客が多い。
・各家へ配送を行っている。
・店が大きくないため、品数が多くない。

ポイント

下記のような現状が見えてきます。
・やおいちもスーパークオリティも、お客さんの高級志向というニーズは満たしている。
・また、高齢客が多いため各家への配送はやおいちの大きな強みとなっている。
・ただし、スーパークオリティにある品数の多さでは負けてしまっている。

3C分析を行うことで、競合と顧客の存在から自社の強みや弱みを把握することが出来ます。相対的に自社の現状を把握することができるのが、3Cのポイントです。

2-2 4P

4Pとは

product(製品・サービス・品質)、price(価格・割引)、place(立地・流通・販路)、promotion(広告宣伝)の視点から自身を分析することフレームワークのこと。
競合がいる場合は比較することで課題が見えるので、行うべき戦略が明確となります。

これをやおいちの例に当てはめてみましょう。

4P分析

ポイント

項目の○と×の部分を比較すると、「○を活かす方法」「×を改善する方法」という戦略が見えてきます。

【○を活かす方法】
・Price
例:これ以上金額を下げるのが難しいようであれば、2本90円や3本120円などの複数だと1つあたりの単価が下がるようにする
・place
例:住宅地内のお客様には配達サービスを行う

【×を改善する方法】
・product
例:珍しい野菜やフルーツなどで品揃えを増やす
・promotion
例:「紹介したお客さんと一緒に来て購入してくれたら白菜1個サービス」などのキャンペーンを行う

4Pを行うことで、安易な戦略ではなく強みを活かした戦力を生み出すことができます。客観的に判断することができるのが、4Pのポイントです。

2-3MECE

MECEとは

Mutually Exclusive and Collective Exhaustiveの略語で、「全体として漏れなく、それぞれが重なりなく」という意味の、自社のアイデアや考えに漏れや重複がないかを、客観的に確認するフレームワークのこと。
全体を見ながら分類することで、無駄を省いてより効率的に物事を整理することができ、結果的に正確な判断ができるようになります。

これをやおいちの例に当てはめてみましょう。

MECE

野菜の仕入れを「利益が高い・利益が低い・時期により、利益額が変動」の3つに分類してみます。
■利益が高い
メロン・マンゴー・エシャロット・もも・金時人参・まつたけ

■利益が低い
もやし・かいわれ大根・ごぼう・わけぎ・じゃがいも・玉ねぎ

■時期により、利益額が変動
トマト・きゅうり・レタス・キャベツ

ポイント

上記のように各商品を分類することで、利益がある商品をしっかり把握することができ、結果的に多く仕入れるべき商品を明確にすることができます。それが売り上げを伸ばすことにつながるのです。

MECEを行うことで、物事の位置づけを正確に把握することができ、問題点や解決策に行き着くことができます。全体を正しく把握し、正しい問題点と解決策を見出すことができるのが、MECEのポイントです。

SWOT分析

SWOT分析とは

Strength(強み)・Weakness(弱み)・ Opportunity(機会)・ Threat(脅威) の頭文字を並べた略で、自社の内部環境と企業を取り巻く外部環境の分析ができるフレームワークです。カンタンに表現すると自身の知るための分析です。
強み(Strength)…競争相手よりも勝っている箇所
弱み(Weakness)…競争相手よりも劣っている箇所
機会(Opportunity)…上手に利用すれば業績が上がる外部の環境変化
脅威(Threat)…放置すると業績が悪化してしまう外部の環境変化

これをやおいちの例に当てはめてみましょう。

SWOT分析

ポイント

やはり創業が古いため、地域密着型の強みがあります。
逆に、老朽化によるハードの弱点や取り巻く環境変化による脅威など、細かい点の洗い出しも出来ました。
これで強み・弱み・機会・脅威が明確となり、戦略が打ちやすくなりました。
SWOT分析は企業戦略を考える上で、非常に重要なフレームワークとなります。

2-5 PDCAサイクル

PDCAサイクルとは

STEP1.Plan:計画する
STEP 2.Do:実行する
STEP 3.Check:評価する
STEP 4.Action:改善する

上記4ステップを繰り返し行い、業務を継続的に改善するフレームワークのこと。
一連の業務を、改善を加えながら繰り返すことで効率化や質の向上をはかることができる。

これをやおいちの例に当てはめてみましょう。

PDCA

【1回目のPDCAサイクル】

STEP1.Plan:計画する
売上向上のために、
おすすめ商品を載せたチラシを配ってみよう

STEP 2.Do:実行する
100部のチラシを配った

STEP 3.Check:評価する
・売上が伸びた
・一人で配布したため、予想以上に時間がかかった

STEP 4.Action:改善する
一人で配布するのは時間がかかるので
人出を増やしてみてはどうか?

【2回目のPDCAサイクル】

STEP1.Plan:計画する
時間をかけずさらに売上を向上させるため、
アルバイトを雇って、より多くのチラシを配ろう

STEP 2.Do:実行する
アルバイトを雇い、1000部のチラシを配った

STEP 3.Check:評価する
・前回ほど売上があまり伸びなかった

STEP 4.Action:改善する
チラシをもっと充実させてみよう
⇓⇓⇓⇓
続く・・・

ポイント

・1回目では、人出を増やすという改善案を見出すことができた。
・2回目のPDCAサイクルでは、1回目では気がつけなかった
「チラシを充実させる」という改善案を見出すことができた。

PDCAサイクルを行うことで、実践に基づいた改善案をどんどんと見出すことができます。1度だけではなく、何度も繰り返し行うことでよりよい成果をもたらすことができるのが、PDCAサイクルのポイントです。

3.まとめ

ビジネスフレームワークと一言で言っても、様々な種類が存在します。
ここでご紹介した5つは、みなさんが仕事の中はもちろん日常生活でも
今すぐにでも活用することができる、簡単で便利なフレームワークです。

まずは、それぞれのビジネスフレームワークの特徴を捉えて、
自分自身の置かれている状況や、抱えている業務を当てはめることから始めてみましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでフォローすると、入札の最新情報が簡単に観覧できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>