こういう繁殖ブログをやっていくならば、初心者にただ安易に 繁殖を薦めるだけでなく、繁殖させることによる問題にも 触れたほうがよかったのかなと最近思うようになりました。 繁殖ブログにするつもりならば、繁殖にともなうリスクの問題も 提起していかなくてはいけないですよね。 さて、みなさんはお魚を繁殖して予想以上に増え過ぎてしまった ということはありませんか？ 増えすぎてしまったことがある、という飼い主さん、 私は昨年、何も考えずにアカヒレをたくさん成長させてしまい、 大変なことになりました。 知り合いに片っ端からあたって、もらってもらったり、 どうしても残ってしまった子は現在も自宅で飼育しています。 （ボトルアクアリウムのみでは特にボトル数がいくつも増えることになります） さて、こんな状況のとき、一番やってはいけないこと。 それは、繁殖させた魚を育てきれないから、といって近所の （近所じゃなくても）川や池に放流することです。 その魚は本来、そこに住んでいてはいけない魚です。 もともとそこにある生態系を壊さないで下さい。 一匹くらいなら･･･。 その一匹が色々な影響を及ぼすかもしれません。 その土地固有の魚を食べてしまうかもしれないし、 同種で交雑してしまうかもしれないのです。 メダカも一見同じ様に見えますが、その土地固有の 特徴を持っていたりするので、その土地で採取した子 以外は放流しないで下さい。 その土地で採集した子の子供でも、人の手で繁殖した子 を放流しないで下さい。 どうしても手に余ってしまったと思ったら、自分の手で殺してください。 トイレや川に流すのではなく、死んでいく姿を責任を持って自分の目で 確実に見届けてください。 それがあなたの責任です。 飼いきれなくなった魚をトイレや川に流すのは、子猫や子犬をダンボールに 入れて捨てる行為とどこが違うのでしょう？同じですよね。 「殺してください」なんて、簡単に口にするべきではないのかもしれないですね。 でも、私は人の手で繁殖をさせる時には、そのくらいの責任と覚悟を 持つべきなのではないかと思うのです。 ここはおそらく意見が分かれるところなんでしょうね。 ということでした。
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