今回集まった保護者はこちらの6名。
子ども部屋でお悩みの5人と部屋を作るか迷っているマリモさん。
さて一体どんな話が飛び出すか!?今日はですね子ども部屋についてちょっと悩んでいらっしゃるというホゴシャ〜ズの皆さんにお集まり頂いているんですがちょっとじゃあ悩みを。
もうとにかく部屋が汚い。
さすがに明らかにごみって分かるものは捨てたりとかするんだけどそうすると怒られるんですよあとで。
深くうなずいていらっしゃるマンボウさん。
もうほんとに足の踏み場もない状態で。
…って何かを踏んだ音がしたり。
危ないですね。
危険だから絶対スリッパでそのまま行かなきゃとかそんな感じ…。
自分の子どもの部屋なんですよね。
危険なんですか?何があるか分からないです。
最初1年生ぐらいの時は机がある事がうれしくて部屋でやって「終わったよ」って言ってリビングに来るっていう感じだったんですけどだんだん部屋じゃなくてリビングにいる事も多くなったりとかして。
部屋が活用されてないなという。
(アイリス)はい。
「部屋が汚い」がダントツでトップ。
次いでせっかく作っても「子ども部屋を使わない」「勉強しているかどうか怪しい」という声も多かった。
でマンボウさんはこのランキングで言うと1位と2位に当てはまるという事になりますがじゃあマンボウさんのご自宅がどんな様子なのかご覧下さい。
子ども部屋でお悩みの…一体どんな状態なの?あのアレルギーとか大丈夫ですか?マスクとかしないとちょっとほこりがすごいので…そ…そんなに!?ではウワサの子ども部屋に潜入!うわ〜!見事に足の踏み場もない!床を覆い尽くす物!物!教科書にノートにプリントに…。
この上履きいるの?いらないの?しかもこの部屋は洗濯物を干すベランダへの通り道。
床の物をよけながら…。
あ〜!これは大変だ。
毎日のように言ってますけど。
ここは姉妹2人の勉強部屋として用意された部屋。
2人で仲良く勉強してほしいと部屋の真ん中に置いた机は…。
今では物に埋もれてご覧のありさま。
こんな状態で勉強に支障はないのだろうか?こちらがこの部屋の主の…これからあした学校に持っていく物の準備をするんだって。
どんなノート?あっあれ?めちゃめちゃ時間かかりますね。
床の物をかき分けかき分け…。
部屋の中を行ったり来たり。
探し物競争みたいだ。
結局探していたノートは別の部屋にあった。
何だか随分大変そうだけど片づけようと思わないの?でもこれじゃ勉強なんか…できないよね?ただいま〜。
おかえり。
リビングにランドセルを放り投げそのまま宿題を始めた。
実は2人はあの部屋にはほとんど寄り付かない。
家にいる時間の大半をリビングで過ごしているという。
さき!もう一つ部屋に行かない理由があった。
実は2人はとても寂しがり屋で甘えん坊。
(スタジオ)かわいい〜。
暇さえあればお母さんにくっついている。
「何か出るの?」とかって言って。
「そんなに怖がる必要ないじゃん」って言うんですけど。
寝るのはお母さんの部屋で川の字。
子ども部屋には一日10分もいなかった。
子どもたちが寄り付かない子ども部屋…一体どうしたらいいの?もうただただ恥ずかしいです。
(きりん)いやぁでも同じ同じ。
こんなに汚かったんだって実感しました。
見慣れてたからね。
見慣れてたしあんまり寄り付かなかったから私も。
きりんさんの所に行くべきでしたねカメラ。
いやよかったわね。
最近は部屋に収まりきらず…あんまりガミガミも言わないんだけどどうすればいいんでしょうか?どうすればいいんでしょうかねぇ。
でもあの状態の方が落ち着くっていうふうにね言ってましたね。
びっくりしました私も。
ほんとに。
だってすっごいほこりなんですよ。
行ったらほんとねくしゃみとかも出ちゃうし。
(ビオラ)でもいつもその状況だからそれが当たり前になっちゃってるから落ち着くのかな。
そうそう。
きれいにした状態にいればそれはそれで落ち着くような。
でもでも今子どもだからそれが許されてるけど自分が…
(ビオラ)大変ですよ。
大人になってから片づけられないっていうのは。
よく人生相談とかでそういうの出てくるじゃないですか。
大人になっても片づけられなくって。
ちゃんと言えないんですね。
大体そうよ。
(カモミール)だからダメとも怒れないし。
自分も教えてほしいかなっていう。
ほとんどがそうです。
使わないんだったらみんなの共有スペースにした方が家族にとってはハッピーな感じがね。
私子どもの頃やっぱそうで。
部屋もらったんだけど結局部屋にいるのがやっぱりさみしくってリビングに行ってたっていう記憶が。
私は子どもの時すごい部屋にいるの大好きで。
ひとりでずっとそこで何かやるのすごい好きでしたけど。
子ども部屋ってどうですか?皆さん今お持ちじゃないですか。
やっぱり必要だという方どれぐらい。
必要?
(ビオラ)今となっては。
今となっては必要。
あれ?お二人はもういらない?あんな使われ方するんだったらって事ですか?わが家も最初ほんとに使ってなくって「こんな使わないんだったらいらなかったでしょ」って「ベッドだって机だって」って。
「だからママとパパにこの部屋ちょうだい」っていうふうに言った事があって。
くれたの?そしたら。
いやくれませんよ。
(笑い)でも結局作ってよかったと。
今はそうですね。
思ってます。
じゃ今度はビオラさんのお宅の子ども部屋作ってよかったと思う部屋ちょっと見てみたくないですか。
こちらビオラさんのお宅。
…の3人きょうだい。
ユウセイくんはまだ小さいので子ども部屋はお姉ちゃん2人が使っている。
2階に並んだ2つの扉。
ここが子ども部屋だ。
この間取りなら普通は1人1部屋にするところだが…。
1つの部屋を2人の寝室。
もう1つの部屋を2人の勉強部屋に!個室ではなく2人で一緒に使う部屋にしたのだ。
部屋の中にも工夫があった。
どちらの部屋も2人の好きなピンクでかわいくデコレーションしたという。
愛着を持つ事で「自分の部屋」「自分の持ち物」という意識を持って自分たちで管理してもらいたいというのがねらいだ。
さてその成果は?ここはランドセルを置く所。
ここは終わった宿題を出す所。
あとここは帽子を置く所。
あとここはあしたの準備の必要な物とか置いてある所。
こっからここまでが自分の場所でここからあっちが妹の…。
自分たちの持ち物をきちんと管理できているようだ!しかしここまで来るには結構な苦労があったのだとビオラさんは言う。
このシャチだけでも4匹。
かのんはベッドに寝かせて一緒になって寝てて誰のベッドかもう分からないような状態になってるので。
それでもう…こういうのもねこういうのも…何個!?部屋に入れるのは子どもが自分で管理できる量だけ。
あとは没収!勉強部屋で静かに宿題をする2人。
おもちゃは寝室にあるので勉強の集中をそぐ誘惑もない。
ねぇねぇここも13で合ってんの?はいはい。
ここって13で合ってるの?9は9でしょ?9は9じゃん。
で1足せば10じゃん。
妹が分からないところはお姉ちゃんが見てくれる。
その間ビオラさんは夕食作りに専念できるのだ!しかしいい事ばかりではない。
お姉ちゃん上着!同じ部屋にいるからこそケンカの種も多い。
どれ?上着!どの?分かんないの?見て。
ないじゃん。
あるじゃん。
あれいいの。
何で?あれ使うから!
(スタジオ笑い)どこか行くの?行かないけど使うの。
いいんだよ。
いっつもああやってやってるもん。
注意してる。
かわいくない子はあっち行きなさい。
ケンカして1人になりたい時はどうするの?きょうだい一緒の部屋でもひとりになれる場所をちゃんと持っている。
ひとりで落ち着いて考えたらすぐに仲直り。
同じ部屋にいるからそう長くケンカもしていられないのだ。
誰投げた?
(スタジオ笑い)お姉ちゃん強くてねうちさいっつもさお姉ちゃんが嫌いになったりするんだけどさでもさ…。
(小声で)ここだけの話なんだけどね車に乗ってる時お菓子くれてうれしかった。
車の話でしょ?ケンカもするけれど2人は今の子ども部屋が気に入っているそう。
ビオラさん式子ども部屋皆さんはいかがですか?でもやっぱりこうなったのは2人が小学生っていう立場になってから。
最近って話ですよね。
(ビオラ)そうですよね。
それまでは机だって1個しかなかったわけですし大体妹の方はほとんどリビングで過ごしてたので。
そこに至るまでには結構片づけもね。
これは捨てますっていう衝撃的な袋が。
長女と一緒に片づけをしたんです。
私が勝手に片づけるのではなくて…そういうふうにしてからはあの形をとりあえず守ってくれてますね。
さっきビオラさんの下の子なんかここは帽子かける所。
見たら分かったけど。
そういうね整理の場所とか分類とかそれができればもうできます。
ちゃんとやっぱり教えるって事がすごく大事。
マンボウさんどうですか?実は私もあの部屋を取材に来て頂いたあとに…ちょっと話したんですね。
で実はあのあと片づけたんです。
以前は全く床が見えなかった子ども部屋が…見事に生まれ変わった!そのルールが部屋に入ったら1つ必ず何かを片づけようと。
1つ。
うん1つ。
それでもその部屋に長くいる事はあんまりないですけど。
きりんさん何か言いたそうね。
いやいやいや。
いやぁうちはどうすればいいのかなって。
なんか家を買った時にすごい広いダイニングテーブルにしてここでお勉強してもいいよみたいなルールにしてたんですけど。
都市伝説っていうかうわさみたいなのを聞いた事があり。
子どももある程度大きくなっちゃったから…信じた派でリビングで勉強する。
まさに私もそうでやっぱりわが家も家を購入する時に…全部そこですね。
素直に聞いて。
でもそれに…だってテレビとか下の子がつけながらうるさい中でついつい自分も勉強に集中しないで見ていつまでも終わらないわけですよリビングで。
娘いつもテレビもある中で勉強してたんですね。
そうすると…最近自分の部屋に行って勉強するようにはなったんですけど「何か音楽とかが流れてないとできない」って言って勉強してるんだけどそれが…勉強部屋行っちゃうと静かでしょ。
だから音楽を聞きながらとかテレビの音が聞こえながらがいけないとか形式的なところじゃなくて人によっても違うんだけれども…それはもう間違いないの。
だからそこでやれば東大に入れるわけではないのよはっきり言って。
なんか私大人になった時もやっぱり自分がいる場所が落ち着ければ一番楽じゃないですか。
部屋帰んなきゃ落ち着かないじゃなくてなんかもっとこうどこにいても自分のペースでいられる方がいいなと思って…
(北浦)例えば押し入れの上と下にお兄ちゃんと弟がいてそれぞれ腹を立てたら自分の部屋に閉じこもる事ができればそれで随分違うと思いますけどね。
そう。
大切なのは子どもがひとりになれる場所。
子どもの心の発達には…さっきビオラさんのお姉ちゃんの方は机の下の所に入ってね…。
彼女はあそこでスペースを確保してるのね。
人間的な本能なのかなんか分かりませんけどもよく考えたわね。
押し入れに入ってる時もありました。
だからそういう空間っていうのはやっぱり必要で机の所に今入ってるんですけどそれがじゃあもうちょっと広い空間で欲しいなっていうふうになってきた時にどうするかっていうのと。
もう少し大人になってそうした時に必ず自分のプライベートな場所って欲しくなりますよね?それすごい夫に今言われててそれを要求されたら作ってあげなさいとは今言われてて…。
正しいと思います。
北浦先生こんな事もおっしゃってます。
子ども部屋という箱さえ渡せばいいんじゃなくて…自立していきますよね。
ルールあります?うちは不便かもしれないけどインターネットは私のタブレットをリビングで貸すっていう事で今でもそうなんですね。
持ち出し禁止という。
そうなんです。
使うんだったらここでやって。
今はそれで何とか…えっ中3?今中3なんですけど。
「不便だ不便だ」ってさんざん言われるんですけどでもやっぱり何かあってからじゃ遅いし…後から「ルールだよ」なんてすごいやりにくいでしょ。
だからルールを作ってそれが機能するためには一番いいのはねお部屋は貸すんだよという意識。
これはパパとママが一生懸命確保したおうちであって部屋を貸しますよって。
貸すレンタル意識を持たせて貸すに当たってはこういうルール。
いくつもあったらおかしいですけども例えばスマホは持ち込まないとかね。
お部屋の掃除は自分できちっとやると。
お母さんがコンコンとノックしたらすぐ開けるとかいろんなルール3つ4つを作る。
そしてそれができなかったら遠慮なく取り上げるよっていう。
マンボウさんも随分ね顔つき変わりましたね。
あんな部屋をお見せして…と思ってましたが。
きれいになったけどやっぱりあんまり行こうとしないのはその子らの成長に合わせてゆっくり見守って…。
だからやっぱり今…意外とあれでもよかったのかなと。
今日お話ししてて。
また部屋の汚さ滞ったら取材に行きます。
「そろそろ散らかりました」と。
きりんさんもね激しく同意されてましたねマンボウさんとね。
もう今日すごい参考になって私はなんかこう直さなきゃいけない事書き出してルールを決めようって今日思いましたね。
子ども部屋っていうのは基本的にこうあればいいっていう絶対的な正解はないけれども…それとリビングでみんなが集まって絆を強められる空間だとかね。
メリハリつけていく事がすごく大事な気がしますよね。
子ども部屋の本当の意味は子どもがひとりになれる場所だった。
自分の持ち物を管理する事は自立にもつながる。
ルールを決めて子どもが成長できる部屋を目指そう!「ウワサの保護者会」はこれからも子育てにまつわるさまざまなテーマでお送りします。
お楽しみに!みんなの知恵が集まるホームページも必見です!2015/12/24(木) 22:25〜22:50
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「子ども部屋 どうしてますか?」[字]
どう使わせるか、そもそも必要か、など「子ども部屋」の問題は今も昔も保護者の悩みの種。番組では、ホゴシャ〜ズのお悩みをきっかけに、子ども部屋の意味について考える。
詳細情報
番組内容
せっかく子ども部屋を作ったのに散らかし放題だったり、そもそも子ども自身があまり行きたがらないなど、保護者の持つリアルなお悩みの実態を紹介しつつ、各家庭でできる解決方法について探っていく。また「子どもが一人になれるスペースが必要。それは必ずしも子ども部屋である必要はないのでは?」という専門家の意見も紹介しつつ、保護者、そして子どもにとっての子ども部屋の持つ意味とはなにかを考えていく。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,NPO子どもと住文化研究センター…北浦かほる,【司会】高山哲哉
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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