国際オリンピック連盟(IOC)総会で2020年夏季五輪の開催地が東京に決まったことを受け、韓国のインターネット上では東京五輪と原発問題を掛け合わせた偽のロゴマークが登場した。複数の韓国メディアは9日、「放射能に浸った東京五輪ロゴ?」などと報じた。(イメージ写真提123RF)

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 国際オリンピック連盟(IOC)総会で2020年夏季五輪の開催地が東京に決まったことを受け、韓国のインターネット上では東京五輪と原発問題を掛け合わせた偽のロゴマークが登場した。複数の韓国メディアは9日、「放射能に浸った東京五輪ロゴ?」などと報じた。

 偽のロゴは、五輪を象徴する5つの輪が原子力マークになっていたり、東京五輪の正式ロゴである「TOKYO 2020」の真ん中に、日の丸ではなく原子力マークが描かれるなど、複数のパターンがある。日本の放射能汚染を憂慮する同国のネットユーザーが製作したという。

 韓国メディアによると、20年夏季五輪の開催地が東京に決定すると、韓国のネット上には「IOCは正常ではない」、「東京で五輪をするならチェルノブイリで先に開催しろ」、「五輪をボイコットしよう」などとIOCや日本を非難する声が集まった。

 さらにコミュニティーサイトで偽ロゴが公開されると、「金銀銅メダルの代わりにプルトニウムメダル、ウラニウムメダル、セシウムメダルが授与されるのでは?」、「原発事故があった国で五輪とは」、「センスが良い」などのコメントが殺到。ただ、一部のネットユーザーは「こういうことをしてはいけない」、「放射能を心配する気持ちは分かるが、このようなパロディーは低劣だ」などと不快感を示した。偽ロゴはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて拡散しているという。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提123RF)