大観覧車の扉開く けが人はなし
西武レクリエーションは29日、「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)の大観覧車(高さ62メートル)のゴンドラの扉が開くトラブルがあったと発表した。乗客2人にけがはなかった。大観覧車は休止しているという。
同社によると、大観覧車は約15分で1周する。今月19日午後8時ごろに大観覧車に乗った男性客が「頂点付近から下り始めたころに扉が開き始め、20センチほど開いたので手で押さえながら下りてきた」と係員に伝えた。係員は「扉が開きそうになった」と受け止めて管理者に報告しなかった。28日に改めて男性客から問い合わせがあり、トラブルが発覚したという。設備には異常はなかった。
同社は「係員が扉をロックし忘れた可能性がある」。「今後マニュアル徹底を強化する」としている。