■再就職はごく少数、ヘッドハンティング会社には履歴書が山積みに
問題は、来年の経済状況がさらに悪化する恐れがあることだ。大韓商工会議所が先ごろ韓国企業400社を対象に来年の経営計画を調査したところ、今月上旬の時点で投資と採用計画を確定できていない企業がそれぞれ30%を超えた。今年より採用を増やすとした企業は13%にとどまった。逆に、非常経営体制を稼働中、または今後の稼動を検討しているとした企業は50%を超えた。
大企業を退職する人が爆発的に増えているが、再就職はほぼ望めない。供給(求職者)は多いのに需要(求人)が途方もなく足りないためだ。再就職をあっせんするヘッドハンティング会社には履歴書が山のように積み上げられているという。ヘッドハンティング会社「パスファインダー」のキム・ジェホ代表は「今年10月の時点では、送られてくる履歴書は1週間に1通ほどだったが、先月以降は1日5-6通ずつ送られてくる。中途社員を採用する企業が少なく、再就職の成功例は数えるほどしかない」と話している。