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最高司令官就任4年 北朝鮮軍幹部が米を非難12月29日 22時25分
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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記が、軍の最高司令官に就任して4年となるのを前に首都ピョンヤンで記念の大会が開かれ、軍の幹部がアメリカは朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換するための提案に応じないと非難しました。
北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記は、父親のキム・ジョンイル(金正日)総書記の死去を受けて軍の最高司令官に就任してから30日で4年となり、それを前に29日、ピョンヤンで記念の大会が開かれました。
北朝鮮の国営メディアは、この大会へのキム第1書記の出席は伝えていませんが、会場のひな壇には指導部のメンバーが並び、ファン・ビョンソ軍総政治局長が演説しました。この中で、ファン軍総政治局長は朝鮮戦争の休戦協定に触れ、「アメリカは休戦協定を平和協定に転換するための、われわれの提案を無視して敵視政策にしがみついている」と主張し、アメリカを非難しました。そのうえで、「襲いかかってくるならアメリカとその追従勢力をわが軍は断固として一掃する」として、キム第1書記のもとでの団結を呼びかけました。
北朝鮮としては、今回、キム第1書記の権威をさらに高めるとともに、朝鮮半島で緊張の高まりが繰り返される原因はアメリカにあるとする従来の主張を内外に示すねらいがあるとみられます。
北朝鮮の国営メディアは、この大会へのキム第1書記の出席は伝えていませんが、会場のひな壇には指導部のメンバーが並び、ファン・ビョンソ軍総政治局長が演説しました。この中で、ファン軍総政治局長は朝鮮戦争の休戦協定に触れ、「アメリカは休戦協定を平和協定に転換するための、われわれの提案を無視して敵視政策にしがみついている」と主張し、アメリカを非難しました。そのうえで、「襲いかかってくるならアメリカとその追従勢力をわが軍は断固として一掃する」として、キム第1書記のもとでの団結を呼びかけました。
北朝鮮としては、今回、キム第1書記の権威をさらに高めるとともに、朝鮮半島で緊張の高まりが繰り返される原因はアメリカにあるとする従来の主張を内外に示すねらいがあるとみられます。