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しっきーのブログ

ひろいこころで\(^o^)/

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書籍化&30万PV達成したので、ブログのアクセス増やす具体的な方法を教える

ブログ論

*追記8/19

諸事情により記事内の画像をすべて削除いたしました。ご了承ください。





 もうブログ始めてから7ヶ月くらいだろうか。PVが月30万を越え、出版社から声がかかって書籍化も決まりそう。前回書いた記事「ブログ始めて半年で出版が決まったので、今までを振り返る」でグーグルアナリティクスを公開したんだけど、「60記事も書いてないのに月間30万PVとか絶対おかしいよ!スパムかなんかやってんじゃないの?」という意見があったので、詳細なデータを開示しながら僕がどうやってブログのアクセスを伸ばしていったのか語りたいと思う。また、どうすればブログのPVを増やせるかということに対して自分の考えを述べる。

 僕は、よく見るハウツー系の記事があまり効果のあるものだとは思わない。というより、効果がないからこそ何度も消費される種類のものなのかもしれない。ただ、それも内容によるし、僕の適性も関係しているんだと思う。この記事では、僕のブログという実際の例を出しながら話を進めていく。実例を出すので、このブログの他の記事と同じようにかなり長文になった。いつもどおり、読める人だけってことで。



 まず、僕がどうしてブログを始めて、どんな記事を書き、どういうふうにPVを増やす試作をとったのか、時系列を追って説明していく。ブログを始めたのは12月の半ばだけどアナリティクスを取り入れたのが3月からなので、最初ははてなブログのアクセス解析のほうを見ていく。


1月

 12月と1月のアクセス数はあってないようなもの。もともとこのブログは自分の勉強のために本を読んでその要約と感想を書いてた。途中からぼちぼちゲーム関連の記事も書いたけど、ほとんどPVはない。


2月

 2月も相変わらずアクセス数はない。そもそもアクセス数自体を全然気にしてなかった。アナリティクスとかもまだ導入してないし。


3月

 3月3日から3月4日にかけてアクセスがそれなりに伸びてる。これは3月2日に投稿した「就活をあきらめた僕が冬の江ノ島で考えたこと」というエントリーがはてなブックマークのホットエントリーに入ったのがきっかけ。僕は就活を諦めてしまったのだ。今は後悔している。数字が伸びるのが楽しくなってしまったので、アクセスを増やそうと思い、その試作としての記事をいくつか作った。結果は3月22日あたりからあらわれてると思う。

 やはりブログは人に見られないと寂しいものだと思う。だからPVを増やそうと思ってブログのアクセスアップ関連の記事とかをいくつか見た。でも、なんかどの記事もしょうもない話に思えて、内部構造の最適化とか、1日1記事とか、言ってることはわかるんだけど、すごく面倒くさい。

 ここらへんは僕のクズな性格もあるのだが、「検索から自分のブログに流入させたい→SEO対策面倒くさすぎわろた→なんだかんだ言って、検索エンジンって結局は文字列に反応するしかないんじゃね?→よっしゃ!ビックワード狙うで!」みたいな考え方をしていたと思う。

 そこで作ったのが、「おすすめの漫画ベスト100をランキング形式で紹介する」という記事。これを3月9日に投稿した。

 検索ニーズの多そうなワードと自分のが持っている知識で書けそうな記事の兼ね合いを考えて、「漫画 おすすめ」とか「漫画 ランキング」とかで検索する人が多そうだし、それを狙うことにした。僕が意識したのは、それなりの分量の記事を書くこととキーワードをたくさん入れること。ベスト100ってすごく長いんだけど、そのぶんたくさんの作品の名前や漫画家の名前が同じページに入るし、正直成功するとも思ってなかったので、失敗してもロングテールくらいは狙えればな…と思っていた。


 まずブログの構造的な部分なんだけど、何一つしてない。というかテキストエディタからそのまま貼り付けた。ソースコードとか見てみるとひどいことになってると思う。ここらへんははてなブログ様様と言ったところだと思う。


どうやらはてなブログはSEO強いらしい。はてなブログおすすめですよ!!(直マ)



 まあ、WordPressとか使う人なら構造的な部分はそれなりに詳しいと思うので、適当にうまくやればいいと思う。僕がSEOで意識したのは言葉の部分なので、この記事はそれを教えることを目的にしてる。


 SEOに関して色んなことを言う人がいるけど、検索で上に来るかどうかはグーグル神の思し召しによるものなので、元はただのアルゴリズムだとしても、本当のところは人間にはわからない。

 ただ、僕なんかは、言葉で検索して、その言葉に反応してページが表示されるわけだから、結局のところ文字列に反応するしかないじゃね?ていうかそれ以外の細々としたことは面倒くさい、と思ってしまうので、キーワードの部分でけっこう頑張った。


 この「おすすめの漫画ベスト100をランキング形式で紹介する」という記事なんだけど、これは露骨にSEOを狙って、ブログへの流入を促すために書いたものだ。


 まず、goodkeywoodで「漫画」を入れてみるとこんな感じになる。

 僕自身、「漫画 おすすめ」とか「漫画 ランキング」とかで検索することが多いし、そういうワードを打ち込む人が他にも多そうだと目星をつけていた。それに、流行りのキーワードと違って継続的に検索されそうだった。あと、自分の漫画ランキングを編集するのもやってみると楽しそうだな、というのがあった。そこが一番大事かもしれない。


 この「おすすめの漫画」記事、見た人はわかると思うけどすごく長い。100も紹介するので当然長くなる。でもそのぶん「キーワード」がたくさん入るし、それでSEOが強くなってる。今から見返すと、結構ひどいというか、順位とかかなり変えたいところがあるんだけど、まあ面倒くさいからやめとくw


 また、この記事では「キーワード」を入れるために、なかなかせこいことをした。以下は「おすすめの漫画」記事のスクショ。



 これは序文なんだけど、まず「完結済」、「連載中」の区別はしないというくだり、別にこんなことわざわざ書かなくてもいいよね。でもgoodkeywoodで調べると「漫画 おすすめ 完結」とかもあったので、「完結」という言葉がページの中にあったほうがSEO強くなるな、と思った。

 同じ作家の作品をランキングに入れないというルールも、同じ作者の漫画ばかりになるとつまらないというのもあるけど、一人の作家の名前を出した後に「この作家は他に◯◯という作品も名作だよね」という形で言及できるというSEO的な利点がある。

 漫画の神様的な位置づけの人達はランキングから除外するという部分は一番せこい。もちろん僕としても、手塚治虫とかたぶん全作品の半分も読んでないだろうし、今の作家と昔の作家を一概に比較することは自分にはできないというのもあった。ただ「除外リスト」をつくって、その一覧を並べたのはあまりに露骨なSEO対策だというほかない。「除外リスト」として文字列を並べること自体が、キーワードをページ内に入れることになりSEOの向上に繋がる。ここで僕は一応倫理観を働かせて読んだことある作家だけ書いたんだけど、検索してでてきた昔の作家の名前を片っ端から入れていくというのもできなくなはい。というかむしろ、現存する作家の名前をできるかぎり除外リストに入れればSEOとしては強くなるのかもしれない…。


 ただ、SEOだけ上げてトップページに来ても内容が糞みたいなものだったらまったく意味がないというか害悪だし、自分なりにちゃんとした記事を作ろうという気持ちはもちろんあった。実際にベスト100を作るのはそれなりに大変な作業だったし。


 この記事は3月9日に投稿したんだけど、解析を見てもわかるとおり、いきなりページの上のほうに来るということはなく、検索してもまったく出てこない日々が続いた。普通に失敗したと思ってた。



 つぎにSEO対策として考えた記事、というかただの思いつきのようなものだったんだけど、「ダークソウル2の感想やレビューみたいなことを書いていくを3月20日に書いた。これは、僕がその時「ダークソウル2」というソフトにハマっていたというのもあるんだけど、発売したばかりのビックタイトルなので「ダークソウル2 評価」とか「ダークソウル2 レビュー」みたいな検索ニーズって多そうだし、とりあえず全クリはしたので記事は書けそうだった。

 記事の内容は、ゲーム中に感じたことをひたすらだらだらと書きなぐったもので、ゲーム内のボスの名前やフィールドの名前もたくさん入れた。記事を投稿したのはゲームの発売から1ヶ月の時点。これから攻略サイトとかがどんどん充実してくるので、自分がページの中にたくさんキーワードなんかも効果を発揮するという見積だった。内容としては恥ずかしいレベルのもので、ただ長いし、ダークソウル2をやった人以外は何のことかわからない。ただ検索流入に関してはすこぶる効果を発揮して、2日後くらいから結果が出てる。当時は「ダークソウル2 評価」とか「ダークソウル2 レビュー」と検索したらトップに出てきた。この記事のおかげで22日からはアクセス数が激増している。

 申し訳ないのだが、サイト内のデザインをいじったときにミスしてしまって3月21日から3月24日までのアナリティクスが外れてしまっている。一番大事なところが抜けていてげんなり…。でも3月23日からアクセスが大幅に伸びていることがわかる。


 そしてこれが3月24日のアクセス解析。「ダークソウル2」の記事がすごく伸びている。


 3月25日のアクセス解析。入れ替わるようにして「おすすめの漫画」記事が台頭し始める。


 3月26日のアクセス解析。ダクソ2の記事の需要は下がっていくが、代わりに「おすすめの漫画」が段々と上のほうに。全体のアクセス数も伸び始める。


 3月25日から3月31日の一週間でこんな感じ。「おすすめの漫画」記事が週に1万5千PVくらいいっている。これはあくまで僕の例を示しただけなので安易な考察はできないのかもしれないが、ブログ内で1つSEOに強い記事ができれば、同じブログの記事の評価が底上げされるということがあるのかもしれない。

 3月には、他にも「おすすめのゲーム実況動画10選!ニコニコ動画はこんなに面白い!」とかを書いたんだけど、これはあまりSEOを狙ったわけじゃなくて、ブクマとかつかないかなと思ってた記憶がある。でも結局SEOで順位が上がってきている。


4月

 この時期は基本的にスランプで月に3記事しか書いていない。あんまりやる気がなかったんだと思う。

 これが4月1日から4月31日までのアナリティクス。月間15万PVいってるんだけど、「おすすめの漫画」記事の凄さがわかる。この記事はいまだにSEOの点ではこのブログのエース。この月もやる気がなかったなりにアクセスを伸ばしたいと思っていたので「おすすめのゲームベスト100をランキング形式で紹介する」や「ニコ動でおすすめのゲーム実況者を16人選んだ」を書いた。ただ、この時点ではまだ結果が出ていない。


5月

 まずは5月1日から5月31日のPVから。

 この時点で月20万PVだが、「おすすめの漫画」記事の圧倒的な強さがわかる。グーグルやヤフーなので「おすすめ 漫画」「漫画 ランキング」などと検索すればNAVERや2chまとめサイトの記事をおさえてトップに来た。はてなブログというプラットフォームの力もあるのだろうが、個人ブログでも頑張ればまとめサイトに勝つことだってできる!!

 「おすすめの漫画」みたいな記事を書けばかなりの流入が継続的にブログに見込めることになる。他にもSEO対策として「1日1冊本を読む僕がおすすめの小説を10冊選んだ」や「おすすめの映画ベスト30をランキング形式で紹介する」という記事を書く。ここらへんはベスト100とか作れる知識はないから、10冊とかベスト30にした。なんか無理矢理書いた感が拭えない。

 他にも、この月に書いた「ゼルダの伝説 風のタクト」という記事がよくわからないけどはてブのホットエントリーに入った。180ブクマ程度だけど、多分これが僕の記事の中でも一番ブクマを集めた記事だ。それでも1万PVすらいかないんだから、やっぱりSEOは安定している。他にも、おすすめのゲーム実況動画の記事も伸びてきている。


6月

 6月1日から6月30日までの解析。

 さすがに「漫画 おすすめ」の検索順位は下がってきた。かわりに、「ゲーム実況」「小説」「ゲーム」「映画」のSEOが強くなってきてる。総合的に見れば安定して上がっていると言える。この月に書いたとても長いエントリーが「ソーシャルゲーム批判」という記事。これはSEOじゃなく、FacebookやTwitterで拡散される形になった。PVを増やすとかの意図があったわけでもなく、ただ自分で書きたかったから書いたという記事なのだが、結果的にこれのおかげで出版が決まった。



 そしてこれが現在(6月14〜7月13)の月間PV。平均で1日1万PVくらい。


 よく見られているページはこんな感じ。



 ここで、現在(7月14日)時点のSEOを見ていく。調べるときにはクロームのシークレット機能を使ってるよ。

 まず「ゲーム おすすめ」で第1位!!パチパチパチパチ(拍手)このブログは一応ゲームブログなので1位じゃないと困る。記事の中に僕が今まで書いてきたゲーム批評へのリンクが自然に貼ってあるのもいい。ただ、個人的にこの記事もすごく書き直したい。さすがにこれは任天堂信者だと思われても仕方がない。洋ゲーにも厳しすぎる。反省してます。


 次に「ゲーム実況 おすすめ」で1位と2位!!僕はゲーム実況者も応援しています。みんなも実況動画見ようぜ!!


 「漫画 おすすめ」で第3位!!「漫画 ランキング」で第2位!!昔はどっちも第1位だったんだけどね。NAVERには勝てなかったよ…。SEOも永遠ではないので時間が経てば順位は下がっていく。検索流入を真剣に狙ってる人は、NAVERとか2chまとめとか次のアップデートでネットの深海の底まで沈めてくださいお願いしますグーグル神さま〜と祈ってるのだろうか。1位でもないのに断トツでこの記事のPVが多いのは、「漫画」というワード自体の検索ニーズが多いからだろう。


 「小説 おすすめ」で第4位!


 「映画 おすすめ」で第4位!



 集客を見てみるとこんな感じ。

 オーガニックサーチが7割だから、SEO対策の記事はこのブログ全体にかなり貢献していることになる。



 ただ、PVを増やすのが目的で書いたのはおすすめ系の6つと、後はダークソウル2くらいで、後は自分の好きなように書いてる。もともとの目的として、誰にも見られないのは寂しいからSEOで流入を増やして、後は他に記事とかにも興味を持ってもらえたらいいなあ、というのがあった。ヘッダーに複眼RSSをつけてるのもそのため。だから僕としては、ほそぼそと書いていたゲーム批評の記事とかが月1000PVくらい見られてるからまあまあかな、といった感じ。PVという数字だけを増やしたいならもっとエグいやり方はいくらでも思いつく気がするしね。



SEOを狙う方法

 ここまででもうデータは示したので、あとは僕のブログの該当の記事を見ながらどんな記事を書くのか考えればいいと思うんだけど、それでは物足りない人のために、どうやってSEOを狙うのがいいのかに関する自分の考えを書いていきたいと思う。



 まず、根本的なことはわからない。一つ一つの記事をしっかり書くとか、ソーシャルで拡散されるとか、毎日更新するとか、タグやリンクを最適化するとか、色々あるんだけろうけど、その程度みたいなものはわからないし、基本的には闇雲にやっていくしかない。


 僕がブログを書く上で意識しているのは、一つ一つの記事で文章をある程度しっかり書くことだ。特定の記事以外はSEOとか拡散とか意識せずに書きたいまま書いてるんだけど、結果的にそれなりの分量を書いてきたことがブログ全体のSEOの底上げに繋がっているのかもしれない。そういう意味では、最初のほうに書いていた本の感想記事も役に立ってるのかも。毎日欠かさず更新したりバズったりするのも重要なのかもしれないが、結局は文字列に反応してるわけだから、一番大事なのは文章じゃないのかな。



 一番具体的な方法を言えば、僕の記事を参考にした上で、「おすすめの漫画ベスト200をランキング形式で紹介する」という記事をかけばいいんじゃないかな。300とか400ならなお良し。もちろん「漫画」じゃなくても「小説」とか「新書」とか「映画」とか「ゲーム」とか「ボカロ」とか「洋楽」とか「家電」とか「ウェブサイト」とか、なんでもいいと思う。今なら「無料漫画」とかにニーズがあるのかも。

 たくさん書けば書くだけキーワードが入るわけだし、「読んでないので除外です」とかいうリストに調べて出てくる限りの作家の名前を入れればSEO的には最強なのかもしれない。ただ、あまりにも長過ぎるという理由でグーグル神が順位を下げるかもしれないし、純粋に書くのが大変というのもある。


 さすがに「漫画 おすすめ」とかでNAVERに勝つのは難しいけど、もし最近の漫画なり映画なり書籍なりを追ってるのなら、ヒットしだした作品は「〇〇 面白い」とか「◯◯ 評価」などの検索ニーズがあるので、ブログに書く場合「◯◯という理由で面白かったで〜す」みたいな内容の薄い短文じゃなくて、作者の系譜とか登場人物の名前とか設定とかをキーワードとして文章に折込ながらそれなりの分量を書けばいい。ただ、長文を書くのはけっこう疲れたりするので、ある意味そういうのはブログを大きくしていく上での堅実なやり方なのかもしれない。

 SEOを狙う場合の記事は、ある文章をそのまま記述するんじゃなくて、なるべく関連するキーワードとか検索されそうな文字の並びを盛り込んでいく書き方がいい。あえてスーパーマリオに例えるなら、道中のコインをできるだけ拾っていくようなライティングがSEO的には優れているんだと思う。具体的にはWikipediaみたいな文章と言えばわかりやすいかも。ウィキってすごく検索強いよね。


 あと、タイトルも大事な気がする。この記事「書籍化&30万PV達成したので、ブログのアクセス増やす具体的な方法を教える」だって、かなりSEOを意識したタイトルになってる。「ブログ」「PV」「アクセス」「増やす」が入ってるし、「書籍化」という言葉も「ブログ 書籍化」という検索をあわよくば狙える。「具体的」とか「方法」とかいう言葉もそんなに悪いワードではない。あとタイトルに数字を盛り込むのがいいって説もある。他にも「アップ」とか「月間」とか「出版」とか「人気」とか「ランキング」とか「はてなブログ」とかいうワードも入れたいんだけど、日本語として意味の伝わるタイトルだとこれくらいが限界だと思う。

 「おすすめの漫画ベスト100をランキング形式で紹介する」というのも、キャッチーではないけど、SEO的にはそれなりに優れた文字の並びになってると思う。そういう意味で、SEOを狙うのとバズを狙うのとではタイトルのつけ方が変わってくるのかもしれない。

 タイトルにできるだけキーワードを盛り込みたいなら、本当は全部ラノベみたいな糞長いタイトルにすればいいのかもしれないと思ったりもするけど、長すぎると検索で表示されるとき文字が切れちゃうし、なかなか難しいところだよね。



バズ(buzz)を狙う方法

 ブログはサーチエンジンの順位を上げて検索から人を呼ぶという以外にも、ソーシャルなどの口コミによってアクセスを伸ばす方法もある。バズるというのはSEOと違って瞬間風速みたいなもので、一時的にPVは増えるけど長期的には意味ない、みたいにも言われるけど、自分のブログを広いユーザーに認知させる点ではそれなりに有効なやり方だと思う。


TwitterやFacebookについて

 Twitterはブログと関係なく面白いから好きなんだけど、一応ブログとTwitterは連動させているし、記事を投稿したらTwitterにも流す。そこからの流入もあるだろうけど、SEOなんかに比べたら微々たるもの。Facebookはちゃんとやっていないからよくわからないんだけど、最近本格的にやりたくなってきた。リア充になりたい。

 書籍化のきっかけになった「ソーシャルゲーム批判」という記事が編集の人の目に触れたのは、Twitterで広まったのがきっかけだった。僕が流したわけじゃなくて、読んだ人がつぶやいてそれが段々拡散されていった感じ。ブログにTwitterボタンやFacebookボタンはつけておきたい。はてなブログなら標準でついてる。(ステマ)TwitterやFacebookは、爆発的にアクセスが増えるはてブホットエントリーと違って、時間差がある分じわじわ拡散されていくというのが僕の実感だ。ただ、「ソーシャルゲーム批判」みたいにバズったのは1回だけなので再現性は確認できてない。


はてなブックマークについて

 はてブは馴染みのない人にはまったくないと思うが、はてなにはウェブサイトをブックマークできる機能があって、一つのサイトにブクマがたくさんつけばホットエントリー入りしてアクセスが増える。自分の体感としては、100人にブックマークされると3000人から5000人くらいの人に見られるといった感じだろうか。まああまりブクマされたことがないのでよくわからん。僕はSEOを重視してるのではてブを狙ったりはしないのだが、ホットエントリーに入るとちょっと美味しかったりはする。

 はてなブックマークというのも面白い仕組みなんだけど、かなり閉鎖的なコミュニティーであることは間違いない。はてな村と呼ばれるくらいだし。

 はてブが欲しいなら、良い記事を書くために頑張るよりも「はてな村」で認知されることが一番重要になる。はてブなんて3つつけば新着に入って、10か20くらいつけば人気エントリーなので、めちゃくちゃ狭い世界の中の話だ。はてなブックマークのサイトを見ても、村の外側にいる人からすればよくわからないことが多いよね。

 最近では直接集まって村寄合みたいなことをしてるらしいし、あとは、「人生をよりよく生きる7つの方法」みたいなエントリーが1000ブクマ以上ついてて、あの現象はなんなのだろう。僕も村の風習には詳しくないんだけど、たぶん何かの儀式だと思う。こわい。

 ただ、はてな村民の中にはそれなりにアンテナの広いアーリーアダプターみたいな人がいて、そういう層がキュレーションの役割を果たしているという部分もあるのだろうし、悪い仕組みではないと思う。しかし相応に歪んでいる部分もある。ブックマーク用のコメントをわざわざ見せつけて☆をもらうシステムからもわかる通り、色んな方向に自意識をこじらせた人間達の住む魔境なので、そこに踏み込むならミイラ取りがミイラにならないように注意したい。基本的に身内の世界だし、有名なはてブ民を煽って知名度を上げたり、ブクマ使ってる奴のブログを自分もブクマしてお返しを貰ったりすればいい。そういうのやりたくない、って気持ちはわかるけど、そこを恥ずかしがったり躊躇ったりするのは非効率だと思う。災厄(リスク)を攻略してブクマ(リターン)を持ち帰るんだ!


 はてブもそれなりに魅力的なシステムではあるんだけど、僕は今のところはてな村に踏み込むつもりはない。連続的にバズる形でPVを伸ばすのは修羅の道だと思う。自分の私生活を発信する芸人になるか、炎上商売をするしかなくなる可能性が高い。山本一郎とかちきりんとかハックルベリーとかそれなりに成功した人もいるけど、そういう人達が最終的にはてなから離れていくのはちょっと悲しいことかもね。


YouTubeとニコ動

 僕が最近注目しているのがYouTubeとニコニコ動画だ。僕がブログをする目的はブログ自体が好きというよりも、自分の意見を発信したいというのが主なので、そういう目的のもとに考えればYouTubeとかニコニコ動画とブログを連動させて発信したほうがより効果は上がると思う。顔出しする度胸か動画の編集技術が必要にはなるんだけど。まっとうに考えて、動画がこれほど簡単にやり取りできる時代になってきたわけで、その新しい仕組みをうまく使えたほうが成功しやすいというのは当たり前の話かもしれない。YouTubeとかニコ動で動画のアクセスを伸ばすやり方についても色々と考えてるんだけど、あまりにも仮定の話なのでここではやめとく。



ブログに関しての僕の提案

 ブログに関しては色んな考え方があると思う。僕のブログに対して「長い!」って意見も多いけど、文章ってざっと流し読みすることもできるわけだし、個人的にはよくあるニュースサイトで一つの記事がページをたくさん跨ぐ仕組みになってるのがすごく嫌い。

 PVを増やす上で長文は有効なのかどうかというのも、けっこう議論がわかれる話だと思う。文章が長いとSEOは強くなるけど、長文も短文も同じ1PVなので、スナック的にどんどんページを更新するブログのほうがPVを稼げるというのも確かだ。

 もちろんPVの価値なんて簡単に比較できるものじゃない。サーチエンジンに評価されて、その情報を必要とする人に目的の記事を届けることに価値があると思う人もいれば、はてブなどで自分の発した言葉から議論が盛り上がるのに価値を見出す人もいる。ブログの影響力がどういうところで決まるのかは難しい問題だろう。


 僭越ながら、ここで自分の経験から一つブログ運営に関して提案をするなら、「ブログは要点のまとまった短い文章を投稿するものというイメージがあるけど、気合の入った長文の記事を一つくらいブログ内に作っておくのも有効な戦略かも?」ということになる。もちろん人によって状況は違うのだろうけど。


 PVが伸びない人は「おすすめの漫画ベスト100をランキング形式で紹介する」みたいな記事、出版とかメディア関連を狙ってる人は「ソーシャルゲーム批判」みたいな記事を自分のブログに一つか二つくらい作って目立つところに置いておくというのも戦略の一つとしてありうるかもしれない。まあ、長文を書くにはまとまった時間が必要だし結構疲れるけどね…^^;



 なんか、長々と書いてしまって申し訳ない。でも糞記事だと思った人は途中で離脱しているだろう。これはあくまで僕の経験から導き出した意見なので、参考にしたい人だけ参考にしてください。ブログというものに対しても、その内容にしても、色んな意見を持っている人がいるということが一番大事だと思う。僕自身はこれからも自分の好きなように書いていきたい。

 ただ、流石に長文すぎるので、これからはもっと短い記事を投稿しようかなあ、と最近は考えてる。