子供のアヒル座り(ペタンコ座り)は今すぐ止めさせて!大人もNG

アヒル座り(別名ペタンコ座り)は、小さな子供達には1番楽な座り方だと思います。実際、この座り方をする幼児はとても多いです。大人になっても、正座より楽だという理由でこの座り方をしている人も多いことでしょう。

日本ではこの座り方が女性らしくて好きだという男性が多いのですが、実はこの座り方は百害あって一利なし。子供にも大人にも良いことはひとつもない座り方なのです

このW型に足を広げた座り方は、幼児の成長の過程において大きな妨げになるということが近年わかってきました。背骨が曲がり姿勢が悪くなる。股関節を痛める。発育を遅らせ、手先を使った細かい運動機能の発達を遅らせる可能性さえもあるのです。

アヒル座りをしている子供がいたら、今すぐ止めさせましょう!

Wに開いた足は、膝や腰に不必要なストレスを与えます。

すとんと床にお尻を落とした据わり方は、背骨を湾曲させたり、骨盤にも影響が出ます。過度にかかった筋肉ストレスはハムストレングスやアキレス腱、股関節などにも悪影響を及ぼします。

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Wポジションで座る子供には、上半身や体幹の筋肉が弱いということが目立ち、股関節にも悪影響がでていることが多いため、この座り方をしている場合は、別の座り方に変えさせるようにしている。

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椅子に座って生活をするアメリカでも、子供達は床で遊ぶことが多くアヒル座りをする子供が目立ちます。そのため、アメリカの小児科医たちは、このアヒル座りが骨格や姿勢に与える悪影響について言及し、警鐘を鳴らしているのです。

あひる座り(ぺったんこ座り、ぺたんこ座り、女の子座り、ぺたん座り、おばあちゃん座り、鳶座り、割座)正座の状態で両足を外にして、お尻を地面にぺたんと付けたままの座り方。M字のような形または、両脚をもっと広げてT字のような形に座る場合もある。

体の柔らかい子どもがすることが多いが、成長過程で股関節に悪影響を与え、四角い骨盤となるおそれがある。そのため、女性の場合、子宮に影響を与え、あまり良くない座り方だと言われている。

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「アヒル座り」が楽だと感じてる人にO脚が多いのも事実です。そしてO脚の人は、胡坐をかくのが得意ではないです。
つまり、「アヒル座り」が出来ることは、股関節の柔軟性を表すことにはなりません。

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股関節にも負担がかかります。骨盤が開くとおしりの形も横広がりの垂れ尻という一番美しくない形になります。
内臓も下がってくるので下腹がぽっこり出るし生理痛にも影響します。
スタイルが気になる女性にとっては、間違いなく「座り方ワースト№1」です。

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このように、背骨も湾曲し姿勢が悪くなります。

あひる(ぺったんこ)座りをしつづけたことによって太ももがさらに内側のねじれ、股関節には過度のストレスが加わりアンバランスをおこします。いわば、骨格レベルでの過度の内股状態です。股関節周辺の深部の筋肉では、この状態を無理やり安定させようと、股関節の前側の筋肉は硬くなります。この状態が下半身をより内巻き膝にさせてしまうのです。

あひる(ぺったんこ)座りは、体に対していいことは一つもありません。しないようにしてくださいね。

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上半身のバランスが取り易いため、アメリカでもアヒル座りをする子が多いというのが分かります。

横座りもダメ!

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どちらか一方に偏って座る場合、背骨が歪んでしまいます。女子座りとも言われますが、できればこれも避けたい座り方です。

あぐら座り

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英語では”クリスクロスアップルソース”と呼ばれるあぐら座りは、プレスクールや幼稚園でアヒル座りの代わりに推奨されています。

子供に最も良いのはこの座り方

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大人には少しむずかしい座り方ですが、小さな子供にはこれが1番良い座り方だそうです。横座りをするにしても左右にポジションを頻繁に変えること、あぐらをかいたり、足を伸ばして座ったりと、いろいろな座り方をすることで、筋肉や関節への負担を軽減します。

私も横座りやアヒル座りを大人になってからも続けていました。幸いO脚ではありませんが、体幹筋力はある方ではないかもしれません。気をつけなくてはいけませんね。

子供にはぜひ体に良い座り方を教えてあげましょう!