ネクソンは2015年12月29日、IMC GAMESが開発したMMORPG「Tree of Savior」の韓国正式サービスを開始したと発表した。
正式サービスの開始に伴い、「TP」と呼ばれるポイントの販売が開始され、このTPを使うことで、キャラクタースロットの拡張、バラックの変更、チーム名の変更、キャラクター名の変更、倉庫拡張、経験の書(経験値+30%)、コスチュームアイテムなど購入することができる。
また、「トークンアイテム」と呼ばれる課金アイテムの販売も開始され、このトークンが適用されると次のような利点がある。
- マーケット販売手数料が30%から10%に割引
- マーケットに同時登録できるアイテムの個数が1個から5個に増加
- 同時に修練できる特性スキルの最大数が2個に増加
- 同一サーバーの全てのキャラクターの移動速度が3増加
- 専用ポーズが10種追加
トークンは198TPで購入でき、30日間継続する。
したがって、月額約2000円のプレミアムサービスだと考えることができる。
200TP=19600ウォン≒2000円

また、12月29日のアップデートに伴い、プレイヤー間の個人取引機能が削除された。
当初は、トークンを購入することで個人取引を可能にする仕様だったが、RMT対策のため削除したとのこと。
以下、公式サイトより引用。RPGでのアイテム取引は非常に重要な機能で、これによって富を蓄積する面白さはゲームにとって大きいという点は、私達も共感しています。
しかし、絶えず流入するRMT業者の経済バランス影響力と不正プログラムやバグを通じて、不正な通貨が波及することを考慮した時、得より損失が大きいと判断してこの機能は取り除くことで最終決定しました。
オープンベータで導入されたマーケットの精算時間はやはりこのような側面が考慮されていただけあり、ゲーム内経済に致命的な影響を与える危険要素を最大限排除して快適にゲームを楽しめるように経済バランスのモニタリングに心血を注ぎます。
公式サイトの告知記事にはユーザーからの批判的なコメントが殺到し、ゲーム内でも抗議運動が起こるなど、強行的に正式サービスを開始したという見方が強い。
▼正式サービス開始や課金アイテム内容と価格に抗議する人達(Reddit)

韓国のゲーム情報サイト、Hungry Appは、「議論の中で正式サービスを開始した」という見出しで、運営はバグに頭を抱えていると報じており、具体的な解決策が提示されないままの正式サービス開始を批判している。ソース:
Tree of Savior 韓国公式サイトTree of Savior 公式サイト