「朝鮮半島の議員、役人、警察は8割が朝鮮人」で検索すると多数出て来るようだ。これは本当だろうか。

以下警察関係資料
まず昭和5年と12年
「秘」印
昭和五年十月二十五日 国際軍備研究委員会
植民地警察に就て

其一、朝鮮
一、編成の概要
中央統括機関として総督府に総督府警務局を地方統括機関として各道に道警察部を有す。各道警察部の下に四百八十一の警察署を配置し警察署の下に駐在所及び派出所を設け駐在所の数は全朝鮮を通じ二千三百六を有す。

二、人員
警察官の人員左の如し
警視 六二
警部 四二三
警部補 六七三
巡査 一六、五〇五
合計 一七、六六三
鮮人 六、九七六)  

三、兵器
警察官の有する兵器左の如し
騎銃 一二、八〇八
歩兵銃 二、二三七
小銃計 一五、〇四五
拳銃 六二四五
機関銃 六
火砲 一

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レファレンスコードC08052005400(1・2枚目)
昭和5年8月 国際軍備研究委員会に関する綴 遠藤少佐 参謀本部

別冊第四 参考資料
其一 宗教
其二 憲兵補
其三 朝鮮人巡査
一、一般に就て
朝鮮総督府に於ては朝鮮統治上一般民衆と思想言語相通ずる朝鮮人巡査をして当らしむることの必要且便宜なるに鑑み多数朝鮮人志願者中より各道毎に所要の巡査を採用し其数総計七千二百三名(昭和十二年十月現在)に上り内地人巡査一に対し〇、七強の比率を示せり。
付記
内地人巡査総計 九、八六五
朝鮮人巡査総計 七、二〇三
合計 一七、〇六八 

之等は言語風俗習慣を同ふする関係もあり特に犯罪捜査査察に長じ語学修習の特質を有し朝鮮警察の対象が朝鮮人なる関係上大なる効果を収めつつあり。

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レファレンスコードC01004253900(140・141枚目)
昭和12年「密大日記」第2冊

さらに昭和13~17年の数字もある。
昭和十八年十二月
第八十四回帝国議会説明資料
朝鮮総督府警務局

二、警察職員最近五ヶ年比較表 警務課
(一)警察官吏
警官数 - コピー

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レファレンスコードB02031405100(9枚目)

この表に朝鮮人割合を加えたものを作成した
警官その2


つまり警察官のうち朝鮮人の割合は、
昭和5年  39.5%
昭和12年 42.2%
昭和13年 40.7%(警部補以上では15.8%)
昭和14年 40.6%(同15.3%)
昭和15年 40.0%(同14.2%)
昭和16年 37.2%(同13.6%)
昭和17年 37.8%(同13.0%)