イタリアンバイトの大特集!バイトするとモテるのか?

Buongiorno!(ボンジョールノ、「こんにちは」の意)バイトハブ星野です。
今日はオシャレでなんとなく『モテそう』なイメージのあるイタリアンバイトを紹介したいと思います。
こう見えて、私は自称『和製ジローラモ』として(?)、イタリアンのレストランで修行していたこともあるんです。日本人好みのクリーミーなカルボナーラはもちろん、本場の味に近いペコリーノ(羊乳のチーズ)を使った風の味のカルボナーラも美味しく作れちゃうんです。
今日はみんながイタリアンバイトをよ~~くわかるようにイタリアンバイトの概要を美味しく料理しちゃうぜ!
①イタリアンバイトの特徴
②イタリア語も知らないとダメなの?
③どうやって仕事を見つけるの?
④料理はからっきしだけど未経験からOK?
⑤どんな仕事をするの?
⑥イタリア本場の味を学べるの?
⑦イタリアンバイトのいいところ
⑧イタリアンバイトの大変なところ
⑨イタリアンバイトはモテるんでしょうか?
以上9個のテーマについて、アンディアーモ!!(「レッツゴー」の意味)
①イタリアンバイトの特徴

イタリアンレストランは、全国展開しているファミレスから本場やホテルレストランで修行をしてきたオーナーシェフのお店までコンセプトやこだわり具合、提供する料理の価格帯までまちまちです。従ってスタッフに求められるレベルもまちまちで、イタリア語での接客を求められるお店もあれば、普通にお客さんとは日本語でやり取りするお店もあります。
ざっくりと職種別で分けるとホールスタッフとキッチンスタッフですが、お店の規模によってはキッチンスタッフの中でもかなり細かく分けられます。日常でも使う言葉ではシェフやパティシエが有名ですね。それぞれ『料理長』『デザート担当』で、いずれもフランス語ですがホテルレストランの洋食部門ではフランス料理が多いので、フランス語がよく使われます。ちなみにホールスタッフはギャルソンと呼ばれます。
また、細かいジャンルについて日本でも『料亭』『食堂』『蕎麦屋』『天ぷら屋』があるように、イタリアンでも『リストランテ(高級レストラン)』『トラットリア(食堂)』『ピッツェリア(ピザ屋)』『スパゲッテリア(パスタ屋)』などがあります。
あまり料理に自信のない方は『ピッツェリア(ピザ屋)』『スパゲッテリア(パスタ屋)』のような専門店ならメニューは多くても概ね工程は同じなのですぐに慣れるかもしれませんし、ホテルレストランのような『リストランテ(高級レストラン)』なら前菜担当、デザート担当など部門が細分化されている分、覚えやすいと思います。
いずれにせよ最初は苦労すると思いますが、慣れれば美味しい料理が自分でも作れるようになりそれなりに楽しめると思います。
その他、個人のオーナーシェフが経営しているイタリアンレストランでは、イタリアンらしい雰囲気を出すために、イタリアの国旗や地図を掲示したり、イタリアの音楽を流したり、イタリアの本をディスプレイしたりしています。
お客さんも赤、白、緑の色使いを見ると、国旗でなくてもイタリアを連想しますよね?ホールスタッフではこういったお客さんからの見られ方にも気を配りますし、マナーも教えてもらえるのでサービス力が鍛えられます。

②イタリア語も知らないとダメなの?

店によって少しイタリア語やフランス語を使うこともありますが、予備知識として覚えておく必要はまったくありません。
たまに『ブォンジョールノ(こんにちは)』『グラーツィエ(ありがとう)』『アリヴェデールチ(またね)』などイタリア語で接客することもあります。しかしそれらは呪文のように覚えているだけでイタリアンレストランのスタッフ全員がイタリア語を話せるわけではありません。むしろイタリア語を理解している人の方がはるかに少ないでしょう。
しかし料理やサービス、調理工程にイタリア語やフランス語の単語を使うこともあります。
もちろんその場合は必要に応じて教えられるので、初めから知っていなくても大丈夫です。
料理名のアーリオ(にんにく)・オーリオ(オリーブオイル)・ペペロンチーノ(唐辛子)が有名ですが、イタリアンのコース料理ではアンティパスト(前菜)、プリモピアット(メイン料理の一品目)、セコンドピアット(メイン料理の二品目)、コントルノ(サラダ)、ドルチェ(デザート)と順番が決まっています。
従って、スタッフ同士のコミュニケーションも『1番テーブル、セコンド出します』『VIP、ドルチェお願いします』などと使います。
特にキッチンスタッフでは、食材のカット法や下ごしらえをフランス語やイタリア語で呼ぶことが多いです(『洋食』というくくりではほとんどフランス語を使います)。
野菜を切る場合、形状や大きさによって『アッシェ(みじん切り)』『シズレ(粗みじん切り)』『ジュリエンヌ(千切り)』『コンカッセ(5mm角のさいの目切り)』(いずれもフランス語)などと使い分けます。
新人の場合はメインの料理を担当することはなく、補助的な役割がほとんどですから、野菜を切るなど料理のサポートを任されることが多いので
『〇〇くん、オニオンをアッシェして(玉ねぎをみじん切り)』『〇〇さん、トマトをコンカッセで(トマトを5mm角のさいの目切り)』のように指示されるでしょう。
たまに本場で修行していたスタッフがいる場合は、フランス語、イタリア語、ドイツ語などを教えてもらえることもあります。ちなみにイタリアンの料理人がイタリアで修行していたとは限らなくて、フランスやドイツなどで学んでいる場合もあります。
③どうやって仕事を見つけるの?

スマホの利用が一般的な今日では求人媒体を利用するのが一番早いでしょう。
立地や条件面を比較しながらアルバイト先を探せるのでより条件にあったお店を見つけることができます。
バイトハブならこちらからアルバイトを探すことができますし、キーワード検索で『イタリアン』と検索しても良いでしょう。

ただし、中にはスタッフを募集していても求人媒体上では見つからないこともあるので、知っているお店でアルバイトを募集していないかを調べるのであれば、お店のホームページをチェックするのもありです。
④料理はからっきしだけど未経験からOK?マナーも全然知りません

経験者が優遇されるのは間違いありませんが、未経験からでもOKの場合が多いです。
ホールスタッフであれば、『接客』はお店の顔になるのでマナーも含め丁寧に指導してもらえます。
キッチンスタッフであれば、まずは食器洗いや、野菜やフルーツの皮むき・カットなど簡単な仕事を教えてもらえます。従ってできることから徐々にステップアップしながら仕事を覚えられます。

お店としても、料理のクオリティが下がれば信頼・評判にも関わるので未経験の新人に出来もしない料理を任せたりはしません。(ちなみにチェーン店ではチンするだけのものもあります。)
⑤どんな仕事をするの?

お店の規模により細かく分業していることもありますので、ここでは大きく『ホールスタッフ』『キッチンスタッフ』に分けて紹介します。
《ホールスタッフ》
▼開店準備
・店内清掃・・・フロアならほうきやモップ、カーペットなら掃除機で掃除します。飲食店では『汚い』というイメージは致命的なので丁寧に掃除します。トイレもきれいに掃除します。
・店外清掃・・・トラットリア風のお店ならテラス席もあるでしょうし、きれいにガーデニングをしているお店も少なくありません。ゴミ拾いはもちろんですが、草むしりや草木の手入れをする場合もあります。
・テーブルのセッティング・・・クロスの掃除や交換をしたり、ナフキン、フォーク、スプーン、ナイフをセットしたりします。その他、お店によってはキャンドルや花の装飾や、オリーブオイルなどの調味料もセットします。
・水やドリンクの用意・・・お客さんにお出しする水、アイスコーヒー、アイスティーなどを用意しておく場合もあります。
・その他・・・お店によってはおしぼりを用意したり、はしを箸入れに入れたり、細かい準備業務があります。
▼営業中
・接客・・・来店されたお客様を席へご案内したり、オーダーを取ったりします。お水やおしぼりを出したり、注文された料理によってテーブルをセッティングし直したりします。
・ドリンク・・・注文されたドリンクを出します。基本的に注ぐだけですが、カクテルはホールスタッフがつくる場合が多いです。
・料理・・・注文された料理をテーブルまで運びます。コース料理の場合はお客さんの食べる速さやタイミングによって、キッチンに状況を伝えながら、作るタイミング・出すタイミングを見計らいます。その他、食材や調理法などを説明する場合があります。
・その他・・・お客さんのご要望で、記念日や誕生日などのサプライズや写真撮影を行う場合もあります。
▼閉店業務
・片付け・・・テーブルの片付け、掃除、グラス洗いなどです。おしぼりやクロスを洗濯する場合もあります。
《キッチンスタッフ》
▼オープン前
・料理の下ごしらえ・・・食材を切ったり、下味をつけたり料理前の準備をします。その他、スープやパスタソースを作ることもあります。
・セットメニューの準備・・・ランチセットの設定などがある場合、セットサラダやデザートをお皿に盛り付けておきます。皿枠と呼ばれる器具でサラダやデザートを覆いその上にどんどんお皿を積み上げていきます。どの飲食店でも共通して行われています。
・パンやデザート作り・・・自家製パン・ピザ生地や自家製ケーキ・プリンなどを提供しているお店ではオープン前など営業時間外に作っておきます。営業中はとても忙しいので、パンやケーキ以外にもアンティパストに盛り付ける料理など作り置きできるものは全て作ります。
・その他調理の準備・・・オーブンの余熱や、お湯を大量に沸かしておくなど注文が入ってから料理がすぐに作れるように準備しておきます。予約がある場合はできる限り準備をするのが一般的です。
▼営業中
・料理・・・注文された料理を作っていきます。新人の場合は、サラダを盛り付ける、パスタを茹でる、ピザ生地の上に具を乗せる、デザートを仕上げる(用意してあるお皿にアイスを乗せるなど)、など簡単なことをひたすら任されるでしょう。チェーン店の場合、チンするだけの場合もあります。
・洗い物・・・下げられたお皿をひたすら洗います。最近は、手洗いで簡単に汚れを落として仕上げは食洗機にかける場合が多いです。こちらについても新人が担当します。ちなみにチーズを使った料理は食器にこびりつきますのでゴシゴシ洗うのが大変です。チーズフォンデュの器はラスボスとされています。
・その他・・・営業前に用意しておいたものがなくなり次第、随時作ります。
▼閉店業務
・片付け・・・ラストオーダーを出し終わった段階で片付けに入ります。調理器具の片付けと厨房の掃除が主な業務です。
・翌日以降の準備・・・ストックが少ない場合は自家製パンやケーキなどを作る場合もあります。しかし、当日の業務が終わったあとはみんな早く帰りたいので、お客さんがずっと残っているなどよほど暇でない限りは翌日に回します。
・まかない・・・営業中に随時食べるお店もありますが、営業後に食べることもあります。残った食材で簡単に作ります。イタリアンの場合はパスタかピザです。
⑥イタリア本場の味を学べるの?

お店にもよりますが、本場の味は学べないことが多いです。そもそも日本で出店している以上、食材や気候もイタリアとは異なりますし、食べてもらうお客さんも日本人なのでより日本人好みの味にしている場合が多いです。
カルボナーラが典型的ですが、イタリアの一般的なカルボナーラはパンチェッタと呼ばれる豚肉の塩漬け(生ベーコン)とチーズ、卵黄、ブラックペッパーで作られますが、日本の一般的なカルボナーラはさらに生クリームや牛乳を使用してよりクリーミーに仕上げています。
パンチェッタも日本ではより安価な普通のベーコンを使うことが多いですし、チーズについてもイタリアではよく使われるペコリーノ(羊乳のチーズ)は日本での流通量が少ないのでパルミジャーノ(パルメザンチーズ)が一般的です。
従ってイタリアンのレストランでアルバイトしたからといって、本場の味が学べるわけではありませんが、美味しい和製イタリアンが学べるのは間違いないです。もちろんお店によっては、本場の味に近いお店もあります。しかし本当に本場の味を学びたい方はイタリアに行くのが一番です。
ちなみにチェーン店によってはチンするだけの場合もあるので、本場の味どころか料理もあまり学べない場合があります。ただ、もちろん覚えることが少ないので、それはそれでいいという方も多いとは思います。

⑦イタリアンバイトのいいところ

イタリアンバイトの良いところはとにかくイタリア料理が美味しいということです。香辛料も多く、地中海の恩恵を受けている恵まれた地域なだけあります。
美味しいまかないが食べられて美味しいパスタやピザが作れるようになれば満足度は高いはずです。
その他、お店によっては忘年会や新年会をお店でドンチャンやることもあるそうです。美味しいワインやビールと美味しいイタリアンの組み合わせは間違いないですね!
ちなみにパスタなどの料理の作り方だけではなく、パンナコッタ(一種のデザート)やティラミスを作るお店ではそういったドルチェ(デザート)も作れるようになります。
⑧イタリアンバイトの大変なところ

《キッチンスタッフ》
夏場のキッチンは40度を超えます。ものすごく暑いです。
そんな暑いキッチンで3~4時間料理をし続けるのは過酷としか言えません。室温が暑いという以外にも、そもそも火を使うので定期的に火傷もします。
手がニンニク臭くなります。
ニンニクを食べたあとの口臭とは違った臭いですが、それなりに残ります。その他、玉ねぎやエシャロットのような臭いを発する食材を使うのでそれなりに覚悟してください。
また、イタリアンに限らず厨房では気化した油分が衣服や頭髪に付きます。メガネも濁って見えにくくなりますし(そもそもパスタを茹でる際、湯気でくもるのでコンタクトレンズの方が良い)、髪の毛もギットギトになります。
そういった事情からバイト後に友達と遊びに行くと何かと不快な思いをします。
《ホールスタッフ》
お店の顔だけあって、お客さんからのクレームを代表して受けることになります。
『髪の毛が入っていた』『料理が遅い』など、自分が直接的な原因でなくてもまずホールスタッフが対応することになります。もちろん、困ったことは店長やオーナーが対応することになりますが、初期対応はホールスタッフですので覚悟が必要です。
料理の提供も意外と大変で、お皿が重い、お皿が熱いなど、やった人にしかわからない苦労があります。
その他、イタリアンや特にフレンチの場合、料理の盛りつけにこだわっていることもあり、運ぶ時に崩さないように注意も必要です。
そして、お客さんの食事のペースに合わせて料理を提供していくので、提供する料理のペース配分を管理するのもホールスタッフです。
自分の持ち場のテーブルを全て把握するところが大変なところでもありますし、その分やりがいのある楽しいところかもしれません。
⑨イタリアンバイトはモテるんでしょうか?

おしゃれバイトの代表例・イタリアンレストランのスタッフですが、『オシャレなバイトをしてモテたい』と思っている方もいるのではないでしょうか?
出会いはそれなりにありますが、イタリアンでのバイト経験がモテることにつながるかどうかというと、特別モテるようにはなりません。もっとも他に『このバイトでモテる』という特別モテるバイトがあるわけではないのですが。
しかし、異性にアプローチをする切り口が増えるのは間違いないです。
『オレの作るカルボナーラはマジで美味い!』といえば、それなりに前向きな気持ちのある異性ならだいたい『じゃあ今度作ってよ!』となります。
家に誘う、もしくは家に行く口実になりますし、美味しいパスタとおしゃれに盛り付けられたドルチェを出されたら、男女問わずそれなりにポイントは高いはず。もしいきなり二人きりで誘うのが難しければ、数人でホームパーティでも開けばその腕前は披露できるので、異性へのアプローチ手段としてはそれなりに武器になるスキルが身につくと思います。

以上、イタリアンバイトの概要でした!これからイタリアンバイトをしてみたい方、もしくは漠然と飲食店でのアルバイトをしてみたい方、異性へのアプローチ手段を増やしたい方はぜひ参考にしてくださいね!