日本と韓国が、いわゆる従軍慰安婦問題の解決に合意してから一夜明け、韓国政府高官が、元慰安婦の女性が暮らす2カ所の施設を訪問し、合意について、直接説明したが、激しい反発を受けた。

元慰安婦の女性「あなた誰ですか! 何をする人ですか!」
林聖男第1次官「お座りください」
元慰安婦の女性「解決しようとする人ですか、解決したと報告しに来ましたか。何しているんですか。なぜ、わたしたちを2回殺そうとするんですか」

午後2時すぎ、ソウル市内にある元慰安婦の施設を訪れた韓国外務省の次官は、部屋に入るなり、事前に説明がなかったことや、日本政府と「最終合意」したことについて、詰め寄られた。
次官は、日本政府が初めて責任を認めたことや、新たに財団を設立し、被害女性の名誉と尊厳を守っていく、などと説明したが、女性らは納得しなかった。
元慰安婦の女性は「真の謝罪と真の賠償を受けるために、わたしたちは最後まで止まらず、闘争します」と話した。
また、元慰安婦の女性らは、日本大使館前の少女の像の撤去について、「政府に権限はなく、毎週水曜日に行っている集会も続ける」と話している。