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ヒト感!!

「人は感情の生き物」だから…。人生をハッピーにしてくれるヒト・モノ・コトバをご紹介

「important ではなく interest」に生きる

言葉のごちそう
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毎週水曜深夜、TBSで放送している「オトナの!」という番組。いとうせいこうさんとユースケ・サンタマリアさんがホスト役として「オトナゲスト」を招き、リラックスした雰囲気のなかで対談をすすめていく。

オトナの! #080 安野光雅 光嶋裕介

先週、先々週の2週にわたって、画家・絵本作家の安野光雅さんと 描く建築家・光嶋裕介さんがゲスト出演していた。

安野光雅さんと光嶋裕介さん


楽しくも味わい深い会話がたくさんなされていたのだが、なかでも安野さんの言葉の1つが強く響いたのでご紹介したい。

安野光雅さんの作品世界

我が家では、息子が幼稚園の頃、『旅の絵本』を贈っていただいたのをきっかけに、安野さんの絵本を何冊も読んだ。

子どもだけでなく、大人までもワクワクするような遊び心ある絵があふれていて、とても楽しい読書体験だったことを覚えている。

旅の絵本 (1) 中部ヨーロッパ編 (安野光雅の絵本)

旅の絵本 (1) 中部ヨーロッパ編 (安野光雅の絵本)

(参考)福音館書店|安野光雅 旅の絵本ラインナップと作者紹介


最近も、「大草原の小さな家」の原作”LITTLE HOUSE IN THE BIG WOODS”にイラストを追加した作品を発表されている。

大きな森の小さな家 LITTLE HOUSE IN THE BIG WOODS

大きな森の小さな家 LITTLE HOUSE IN THE BIG WOODS

(ローラ・インガルス・ワイルダーの原作にイラストを追加し、朗読CDで原著を味わえるようにしたもの)

森のプレゼント

森のプレゼント

(原作の中から「プレゼント」という話を安野さんが翻訳し、1冊の絵本にしたもの)

「important ではなく interest」

89歳にしてまだまだ現役の安野さんが、番組内で語った印象的な言葉がこちら。

勉強というのは
important
ではなく
interest

なんだよ

番組内では、学びに関する基準について、かつて安野さんが言われたセリフとして紹介されていた。

この流れで安野さん・光嶋さんの口からは次々とこんな言葉が…。
「大学に入っても独学が大切」「interestを失わない」「描けと言われてないのに毎日書く」「突き動かされるもの」「ちょっとおかしいんじゃないかと思うほど(笑)」


重要なことや大事なことを優先するという考えは大切だが、それだけではいつかエネルギーが切れてしまう。

楽しいこと、ワクワクすることに邁進していくことこそが、本物になるための方法だ、ということだと理解した。

interest≒ワクワク?

偶然だが、最近再読していた本『ソース』にも似たような記述がある。


「やりたいことは、全部、同時にやれ」
「ワクワクのまわりをうろつけ」


このあたりの言葉は来年にかけて、僕の中での大切なキーワードになりそうな予感。

関連リンク

「オトナの!」番組動画

放送内容は全編 YouTube にアップされている!(TBS、太っ腹!)

12月9日放送


(安野さん、光嶋さんが絵描き人になったきっかけの話)

12月16日放送


(interestの話はこちらで。あと、二人の選んだ「オトナの格言」も味わい深いです)

安野光雅さん関連リンク

  • 安野光雅美術館
    • 安野さんの生まれ故郷 島根県津和野町にある美術館。これまでの作品が解説付きで展示されているほか、安野さんの強い希望でつくられたプラネタリウムも併設されているのだとか。またひとつ行きたい場所が増えた。

光嶋裕介さん関連リンク

上ではあまり触れなかったけど、光嶋裕介さんは今とても気になっている方。twitterもワクワクしながら読ませてもらってます。