勝浦市 地域おこし協力隊 ぬまっちの日記

「かつうらしく」繋がるまちへ


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ということで、10月29日付で株式会社グラフィスから新たなカフェムックが出版されます。

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-表紙


『千葉里山カフェ』
http://www.amazon.co.jp/千葉里山カフェ/dp/4864931046
価格:1260円

『渋谷カフェ』『青山カフェ』『湘南カフェ』など、カフェをエリア別に集大成した『Cafe.mag』シリーズを数多く出版している株式会社グラフィスによる、満を持しての千葉にあるカフェだけをチョイスしたカフェ本。その掲載数は40店。

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-中面


今回は都市部のマチナカcafeではなく「里山カフェ」ということで、自然の感じられるカフェというのが大きなテーマになっている。ので、必然的にドライブや旅の道中で立ち寄りたいカフェが多い。

今回、このカフェ本の注目すべきところは、選定掲載店の選定、取材、撮影、執筆までを、房総で暮らしている住人が手がけているということである。生活者の視点から、本当に気に入ったカフェを、自分のカメラワークと文章で伝えることができる。これは取材陣にとっても、情報を受け取る読者の方々にとっても非常に大きなことであると思う。またその前提として、出版元が大胆に編集権を取材陣の方に預けてくれた、ということも忘れてはならないだろう。今後も「出版者、制作者、店舗、そして読者の、四者の信頼関係が継続」していければと思う。

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-卵

   ↑目次にどど~んと1頁掲載なのは「OMOしろい」さんの卵です(笑)

僕はぐるっと千葉時代に、千葉市のホットドックの取材をしに現場へ向かった際、店側がたまたま取材をダブルブッキングしていた、という経験がある。で、もう一方の取材というのが某大手出版社の情報誌。その取材陣はというと、普段千葉にゆかりのない横浜の編集プロダクション(その某出版社お抱えの編プロのようだった)スタッフとカメラマンの二名だった。こんなおもしろいことは二度とないだろうと「お先にどうぞ」と先に取材の順番を譲って、取材の仕方をばっちしウオッチングさせていただいた。彼らの取材の仕方はこんなものだった。

1)取材シートを予め取材店に送る
2)取材当日、店の担当者(店主)が記入したシートを回収する
3)追加事項や不備を確認しつつ、カメラマンが店舗や商品を撮影

そう、予め掲載に必要な店舗DATAやこだわりなどの情報は取材シートに落としてそれを回収するスタイルなのだ。だから取材時間は1時間かからないくらいでサクッと終わる(でもちゃんと彼らは掲載するであろうホットドックはちゃんと試食をしていた)。

さらに彼らに話を伺うと、この日は10件近くの店をハシゴ取材するのだという。確かに、掲載に必要な「答え」さえもらえればいくらでも記事の形にはなる。実際、僕もこの取材手法を使う事はそれなりにあった。1ページの1/2とか1/4程度の小さな記事枠しかないのに2時間も3時間も取材に時間をかけていたら、正直制作が追いつかない。それに、小さな記事であってもそれが読者の嗜好や利便性を鑑みて集積させれば(=つまり狭義の「編集」だ)情報価値が生まれるから、この取材の仕方はこれはこれでアリだろう。
ただ、僕が目指していたのはあくまでも

「出版者、制作者、店舗、そして読者の、四者の信頼関係が継続し続ける」

ことだ。
消費されて忘れ去られる情報ではなく、「継続」される力。そこに社会にも訴える力があると考える。そこには「旨い」「キレイ」「珍しい」「楽しい」といった嗜好を超えた、「信念」「理念」「哲学」に裏付けされた「価値観」が内包されているはずだ。僕は、「店」以上に、その店の「店主の人生」にこそ、「共感」「感動」「発見」できるような価値観が潜んでいると思う。だから、僕が本気で取材をする時は、取材シートだけではなく店主に向けた「聞き書き」を行う。そこで受け取った店主の芯となるものを、店の佳いと思える要素に融合させて書く。でもこれをやるにはどうしても一定度の紙幅が必要となる。

が、最大2ページという贅沢なページ数で、今回取材の機会を与えて頂いた。
ちえぽん、本当にありがとう。

今回、9件の房総のカフェと、その店主たちの人生ストーリーを撮影し、書かせて頂きました。

農を基本につながる場
白井の杜で野菜の新たな魅力を出会う

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-おもしろい


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-面白いカレー


コーヒーの香りが
印旛の里山の面影を映し出す

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-松虫ガーデン


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-松虫看板


出逢いの糸で結ばれた喫茶室
北総の自然の中で、
緩やかに新たな糸を紡ぐ

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-糸内観


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-糸食事


北総の風土と
暮らしの感性が綾なす古民家空間
食の美しさを味わう

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-風楽-内観


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-風楽スイーツ


食と自然と人がつながり合う
発酵の里の風土に包まれた空間

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-ゆうゆうたんぼ


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-ゆうゆうテラス


こうぼたちと醸し出す
おいしい暮らしの佇まい

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-こうぼ-ナヲさん


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-こうぼ-靴下


古民家に寄り添う手仕事の数々
感性に響く空間が、
集いの場となる

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-郷里-カウンター


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-郷里-花


里山から漂うアロマが
房総のきらめく感性を繋げていく

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-抱外観


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-抱焙煎


北総大地に漂う麦の香り
古民家が焼き上げる次代の未来

勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-麦匠内観


勝浦市地域おこし協力隊 BOSO地域エディター スタッフ(ぬ)の日記-cafe-麦匠上がりかまち


店主が感性の明かりを灯しながら築き上げてきたカフェ。
本を片手に、房総のカフェを心から愉しんで頂ければ幸いです。
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