謝罪「良いこと」オランダ医療責任者
今回の日韓政府の合意について、アジア女性基金によるオランダ人元慰安婦79人への医療福祉支援事業(1998〜2001年)の実施責任者だったマルガリータ・ハマー・モノ・ド・フロワドビーユさんは、「日本政府による謝罪がなされるのは良いことだ」と評価した上で、「元慰安婦の多くが死ぬ中で、あまりにも遅い合意だ」と厳しい見方も示した。
さらに、オランダ人元慰安婦の大半がアジア女性基金の支援を受け入れたものの、「日本政府が直接補償すべきだと多くの元慰安婦が考えていた」とし、オランダになお不満が残っていることも示唆した。
オランダでは下院が07年、日本政府に慰安婦への公式謝罪と補償を求める決議を採択している。【斎藤義彦】