美術館が近くにあれば文化的素養が高まるなどということは、疑問を感じる。
田舎と都会は機会格差があるんだ!!とか、皆様はご主張されている。
まぁ、機会格差というのはあるかもしれないが、美術館というのは関係ないとしか思わない。
中学生のときから、都心に移り住んで、家の周りに美術館は大量にあったが、行ったかと言われれば近代美術館程度である。
容姿が悪くて、本読むくらいしか、まともなことができなかったため神保町には通った。
正直なところ、美術館が近くにあるということが文化的素養につながるのかといえばノーだ。
美術館や博物館の巡回展に行き、私は文化人!!とか思っている人もいるかもしれない。
それは違う。
これでは結局、明治時代に海外の珍品を見るような人間と変わらない。
現在、博物館で行われる企画展などというのは、大手マスコミの持ち込みが多いらしい。
博物館は大手マスコミに金を払い、その博物館の分野に関係ない内容の企画展すら行い、宣伝をしてもらい、入場者を確保する。
確かに、企画展のポスターの協賛のところに某公共放送や民放、新聞社が名を連ねている。
土曜の10時の民放番組と、日曜の9時の某公共放送で全く同じ展示会を取り上げることも少なくない。
それは、結局のところ協賛に某民放と某公共放送が絡んでいるからなのだ。
皆様は某公共放送が好きだけれども、某公共放送の番組ですら自身が関わった企画を大きく取り上げる。
新聞社もそうだ。
最近では、常設を持たない公共の美術館すらできてしまったらしい。
結局、美術館があっても消費者にしかなれないものだし、美術館は消費者として見ている。
企画展示を見ている都会の人間は結局、マスコミに踊らされているだけで、文化があるとかねーよということなのだ。
カースト上位の消費者になることが皆が憧れる文化的素養なのかもしれない。
顔のいい女の子が東京で楽しむというのに自分も見ていて腹が立つ。
美術館って収集・展覧といった機能の他に、市民に開かれた講座(実際に製作するクラスとか、美術史の講座だとか)を開催して美術教育の普及につとめるって機能があると思うんだけど、...