先日ふと部屋のデスクトップPCの方を見やると自動更新による自動シャットダウンが行われていた。見慣れた光景だ。どれくらいの頻度で行われているのかは知らないけれど。
PCを再起動させて「Chrome」を開くと、そこにあるべきものがない。【復元】のボタンだ。
なにかと物事を先延ばしにしてしまう癖のある僕は、読みたいと思ったWebページを手当たり次第にブラウザタブにいっぱいに開いては、読まずに放置している。ブログの編集画面、最近気になっているADHDの記事、鍋のレシピ、2ちゃんまとめサイト、最近気になっている風〇店のHP、無料で読める手塚治虫のWEB漫画、、、だいたい200近く開いてたんじゃないかな、PCくそ重い。
再起動後のなにかの手違いでそれが全て消えていて、復旧が叶わなかった。読みたいと思って開いたページだから、もう一度同じものを開き直したいと思うわけだが・・・。
すべてとは言わないが、ほとんどのページは忘れている。200件近くあったのだから仕方ない。僕はあのページとこの先、一生で会うことはないだろう。この喪失感よ。
それと似た話で、はてなブックマーク、pocket、Chromeのブックマーク、Evernote(すみません、かっこつけました。Evernote使ったことありません)で保存した記事もきっと忘れ去られていく。
僕があとで読む、タグをつけるのは、主にブロガーさんが本や映画の紹介をしている記事で、時間ができたら読みたい、観たいと思っている作品の数々。
しかし、現実的には、僕らは常に新しい情報に晒されて、目移りしっぱなし。新作映画が毎週発表され、流行りの漫画は進撃の巨人から亜人に変わったとか。コウノドリ?はたらくさいぼう?いつになったら彼らを我が家にお迎えできる余裕が生まれる?
読まないって分かっているならそれでいいじゃん、と切り捨てないでほしい。最初の複数タブ消失の際も、少なからぬ喪失感に胸を痛めた。半年ほど前にはてなホットエントリーに入っていた「積読消化合宿」の話題に心惹かれたように、大量の[あとで読む]ブックマークを消化したいという心の底からの欲求を否定し切ることはできない。だがしかし、たとえ[あとで読む]を消化しきったとして、そこに何が残るというのでしょう。スッキリ感?時間と手間とを引き換えに?
だから、僕の恋人を誘拐してください。
僕の最愛の恋人の命と引き換えに、ブクマを全消去するように僕に脅迫の電話をかけてください。
そういう外的な動機づけがないと、もはやこの優柔不断な[あとで読]みたい気持ちに諦めをつけることはできないのです。
恋人の用意は僕のほうでやっておきますから。
モテテク・合コンテクの記事は大量にブックマークしてあるんです。