蹴球探訪
手倉森監督 リオへの道はベンゲル流
来年1月五輪アジア最終予選
(10月7日)
トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事
【格闘技】尚弥が衝撃KO宣言 きょう世界戦2015年12月29日 紙面から
ダブル世界戦の前日計量が28日、東京都内で行われ、WBOスーパーフライ級は王者井上尚弥(22)=大橋=はリミットの52・1キロ、挑戦者の同級1位ワルリト・パレナス(32)=フィリピン=は51・7キロでパス。1年ぶりの初防衛戦に臨む井上は「衝撃的なKOで勝つ」と予告した。IBFライトフライ級は、挑戦者の同級8位八重樫東(32)=大橋、王者ハビエル・メンドサ(24)=メキシコ=がともに48・7キロでクリアした。 井上尚が涼しい顔を浮かべて豪語した。 「豪快なKO勝ちで、衝撃を与えたい。井上が帰ってきたぞ、と世界にアピールしたい」 並みのボクサーが言えば、とんでもないビッグマウスだが、井上尚の口から出ると、普通に聞こえるから不思議だ。 1年前の同級王座に挑戦した際は、伝説王者ナルバエスに2回KO勝ち。世界に「モンスター・イノウエ」の名をとどろかせた。今回もその衝撃と同じぐらいの、あるいは、それ以上の衝撃を世間に与える、というわけだ。 ナルバエス戦の代償として、右拳を負傷。1年のブランクをつくってしまったが、その“充電”はムダではない。リングで一気に爆発させる準備は整った。 「減量後の食事、メンテナンス、試合当日朝のルーティン。全てを楽しみたい。試合ができなかった期間の苦しみを一気にぶつけて、スカッとしたい」 勝てば、舞台は日本から海外に移る。WBCフライ級王者で“怪物”のロマゴンこと、ローマン・ゴンザレスとの一騎打ちも来年中に実現へ加速するはずだ。具志堅用高さんの持つ13連続防衛記録更新の野望を持つ男は「いつか、破りたい。それが、スーパーフライかバンタムか」とつぶやいた。近い将来、バンタムへの転級は想定内。将来的には、フェザーまでの5階級制覇も視野に入れる男が、まずは1年ぶりのリングで輝きを放つ。 (竹下陽二) PR情報
|