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 29日午前10時30分ごろ、北海道函館市千歳町で、湯の川発谷地頭行きの函館市電が脱線した。市企業局交通部によると、市電には約60人の乗客がおり、2人が肩などに痛みを訴えたというが、病院には搬送されていないという。この事故で、函館市電は五稜郭公園前―函館駅前間が運休し、代行バスを走らせている。

 函館西署などによると、市電は前輪が脱線し、反対側の軌道を塞ぐ形で止まった。函館市内は28日から断続的に降雪が続き、線路の除雪作業が続いていた。